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「損切丸」ー 金利編

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かつて「金利」を専門としていた「損切丸」がマーケットでの専門知識を生かして書いたnote。
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2022年5月の記事一覧

「損切丸」を時系列で整理してみた。

 およそ3年前、2019.4.13に 「お金のマニュアル」 -損をしないコツ- 其ノ1  筆者の自己…

損切丸
2年前
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「頭と尻尾はくれてやれ」。 ー どこで「相場」を降りるのか、その難しさ。

 相場やマーケットでよく言われる "箴言" (しんげん)だが、実はこれがなかなか難しい。どこ…

損切丸
2年前
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「俺たちは "低金利" "過剰流動性" が好きなんだ!」 Ⅱ 。 ー 日米欧、その "優先…

 「俺たちは "低金利" "過剰流動性" が好きなんだ!」|損切丸|note の続編。”レバ・ナス…

損切丸
2年前
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「弱いところを攻めろ!」 ー 「資金繰り」が決め手の「信用格差」。

 筆者が高校生の頃、まだジャイアント馬場さん(若い人は知らないか)が現役だった時に深夜の…

損切丸
2年前
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「インフレ」対策としての「自社株買い」。ー 余った「お金」どう使うか。

 ”NYダウの8週連続下落は1923年以降で最長”  まるで大谷選手がベーブルースと比較される…

損切丸
2年前
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祝!「+2%物価目標達成」。 ー そろそろ「金融政策」も「異次元」から「普通」に…

 日本 4月CPI(年率)+2.5% 予想 +1.5% 前月 +1.2%  随分思い切って ”早目” …

損切丸
2年前
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いつか来た道。

 米株を保有している人達からため息が聞こえてきそうな下げ相場。頼みの「円安」もドルが上がらなくなり、二度ガッカリかもしれない。散々リスクを張ってきた「損切丸」としてもその心情は十分理解できるが、自分の子供のようにかわいいポジションを持っていると目も曇りがちになる。ここは一度状況を客観的に見つめ直してみよう。  1.コロナ暴落時との比較  2020年3月23日にNYダウは@18,591.93まで暴落し、その後2021年末にはほぼ倍近い@36,338.30まで「奇跡のラリー」

「人民元」がおかしいⅢ。 ー 「利下げ」見送り、苦渋の選択。

 "上海「ゼロコロナ」達成宣言"  6月の経済活動再開に向けてこう宣言を出したが、続く急激…

損切丸
2年前
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続・マーケットがFRBに「ダメ出し」? ー "リセッション" で株安? 金利低下? 一種の…

 「株は "リセッション" を過度に織り込みすぎている」  おいおい...。ある有力投資銀行の…

損切丸
2年前
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値上がりの時代。

 「すいません、来月から値上げさせて頂きます…」  先日行った床屋さんでこう言われた。「…

損切丸
2年前
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「利上げ」予報 @5/13/2022。ー 「ブラックスワン」も「灰色のサイ」もとどのつまり…

 「利上げ」予報 @4/19/2022。ー 注目すべきは米国債イールドカーブの「スティープ化」(傾…

損切丸
2年前
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QT(量的引締)が引き起こす「お金」の大移動。ー 「危ない所」から「安全な所」へ。

 暗号資産について専門知識は無いが、ビットコインが急落している。一時@$26,000.-を割り込…

損切丸
2年前
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続:なぜ「金利」が上がると「株」は売られるのか? ー 全ての取引には「お金」が必…

 なぜ「金利」が上がると「株」は売られるのか? ー 詳述:「金利裁定取引」(アービトラー…

損切丸
2年前
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「お金」は「中国」から「日本」へ? ー 「円安」を利することができるか。

 NYダウや日経平均ばかりを見ていると暗い気持ちになりがちだが(確かに2022年は ”鬼門” )、国境を越えてクロスボーダーで「お金」の流れを俯瞰すると違う流れが見えたりもする。  今回は「日本」と「中国」、特に「香港」を例に挙げてみよう。  「損切丸」が1994年にイギリスの銀行に転職した当初、アジア拠点は「東京」と「ex-東京」に2分されており、それだけ「日本」は特別扱いだった。  それが1997年以降の「金融危機」→ 「”怖い” 金融庁検査」ー 「半沢直樹」の現場