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「損切丸」ー 金利編

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かつて「金利」を専門としていた「損切丸」がマーケットでの専門知識を生かして書いたnote。
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2021年8月の記事一覧

続・「ジャクソンホール」@ 27 Aug 21概説 ー 米国債の「需給変化」見通しと「利上…

 重要イベント「ジャクソンホール」を通過し、マーケットはほっと一息。「テーパリング」の影…

損切丸
2年前
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「ジャクソンホール」@ 27 Aug 21概説 ー 年内に「テーパリング」開始へ。

 さて注目された今年の「ジャクソンホール」。ある意味 ”予想通り” だったが、「損切丸」の…

損切丸
2年前
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おかしいのは株価ではない、金利だ!!第Ⅲ部(付記)。

 おかしいのは株価ではない、金利だ!!第Ⅲ部 ↓(8/2)の付記として。  いよいよ2021年…

損切丸
2年前
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中国にも舞い降りる?「ハゲタカ」( "Vulture" )。

 2007年2月にNHK BSで始まった*「ハゲタカ」(英題 "Vulture" 、原作:真山仁、主演:大森南…

損切丸
2年前
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”ジャクソンホール” に向けて走り出したマーケット。

 米国株やビットコイン(BTC)等、 "ドル建資産" を中心に ”ジャクソンホール” に向けて走り…

損切丸
2年前
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@5%の「民主主義」 ー 「ドル高」による ”インフレの輸出” 。

 アフガニスタンにおける電撃的な政権交代が取り沙汰されている。武器や暴力による社会体制の…

損切丸
2年前
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「ドル高」の副産物。

 金利を中心に見ている「損切丸」だが、最近目を奪われるのが「ブラジルレアル」。10年国債利回りは遂に@11%を突破 ↓ 。8/4+1%の大幅利上げ(政策金利@4.25%→@5.25%)でレアル高に触れる局面もあったが、再度レアル安が鮮明に。大幅な再利上げを催促する相場になっている。  一旦こういう流れになると「通貨安」は「金利」だけでは容易に止められない。だが即効薬もないため "泥縄式" に利上げするしかなくなる。  もっと極端なのが「ベネズエラ・ボリバル」 ↓ 。3年前

加速する米中の「チキンレース」。

 標題チャートはCSI300(1年)だが、かなり下落トレンドがはっきりしてきた。これはハンセン…

損切丸
2年前
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ああ、日経平均...。

 このところ「日経平均の1人負け」が続いている。  2月までは "@30,000円超え" など順調だ…

損切丸
2年前
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続・物価の上昇は消費マインドの腰を折ってしまうのか?

 8月ミシガン大消費者指数(速報値) 70.2 (予想)81.2(前月) 81.2  ・現況指数 77.9 …

損切丸
2年前
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パウエルFRB議長の ”気持ち” (代弁)。

 10年米国債金利が@1.35%に到達。強い内容の7月米雇用統計以来、じりじりと上昇基調にある…

損切丸
2年前
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情報の「読み方」「使い方」。ー 時代は「大手」から「個」へ。

 昨年のトヨタの株主総会での豊田社長の発言:  (メディアは) "ロバを連れながら老夫婦が…

損切丸
2年前
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米国債金利の「現在地」そのⅡ。 ー  株価「高値恐怖症」のパウエル議長は(いつ?…

 米国債金利の「現在地」。↓ (6/4稿)の続編。  7月米雇用統計:  非農業部門雇用者数…

損切丸
2年前
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“一体感” なき「熱狂」ー 相次ぐ「危機」は人に「行動変容」をもたらすか。

 NYダウやナスダック指数を後追いするようにドイツのDAX指数も過去最高値を更新 ↑(標題添付チャート)。33年間で@+1,247.57%=年率@37.8%の「運用成績」は文句の付けようがない。  だがこれだけの株の高騰にも関わらず「熱狂」を感じない。 "投資銀行村" も「ボーナスが増えた」など浮かれた話もなく “一体感” に欠ける。  なぜなのだろう。  元・金利トレーダーとして殊更に思うのはやはり金利が上がらないから。今 "マーケット最大の謎" と化している「米国債