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英単語を覚えずに音読することにした

これは音声配信2021/4/20(stand.fm/spotify)と連動している記事です。音声チャンネルの登録もお待ちしています!

英単語には昔から苦労してきた。全然頭に入らない。たぶん自分の適性は漢字のような表意文字を覚えるほうにあって、英語のような表音文字を頭に入れる回路がほとんど通じていない。

でも、そこを乗り越える方法を最近見つけた。

発音記号から「読める」ようになったフォニックス

7月末から始めたオンライン英会話のBrightuerでは、発音レッスンだけを50回ほど続けている。noteにもちょっと書いた。

これを続けていた最大の成果は、発音記号から英単語を音読できるようになったこと。今まで辞書や単語本で一緒に並んでいても「ほぼ無視」だったあの記号たちが、ちゃんと音声情報を思った意味の塊として見られるようになった。

これを利用すればいけるんじゃないか…?

発音の仕方を覚え、自分の弱点修正を重ねた結果

そもそも英語が苦手な自分でもここまで続けてこられたのは、発音レッスンが意味より音を重視する授業だから。覚えないと駄目な授業だったら、もう去年の秋には挫折していた。

アスリートが地道な基礎練習を繰り返すように「記号を見てその音を己の口から出すこと」だけに注力する。口の開け方、舌の置き方、音の連携の練習を何度も行う。

そうすると自分が不得意な発音も分かる。私の場合はいつも語尾にあるsが落ちるとか、1拍で言うものを2拍に分けちゃうとか、zやsがzhやshになりがちとか。さすがに何度も指摘を受けていると「この発音記号が出たらここに気をつけろ!」と注意力が増す。

その積み重ねがあって、ふと積ん読になっていた単語本を眺めてみたら「これ、読めるんじゃない?」と思ったのだ。

意味は覚えない、とにかく音読する

手元にあるのが『システム英単語』、受験生がセンター試験用に(あっ、もう名前変わったのか)準備する1500語+180語が並んでいる。

もうこれを、最初から音読する。意味は覚えない。

受験勉強をしなかったせいで「おう、君は初めましてやな」という単語もポツポツ見るけれど、意味は覚えない。

記号に合わせて声を出すのは一つのゲームのようで結構楽しい。カタカナ語のクセで「ai」と発音しそうな単語が実は「i」で発音していたり、イントネーションの付け方が全然違ったり、発見も多い。

あと、頭を使わないのでとても気持ちが楽。運動の一種と同じ。何も考えずに走って気持ちが良いのと似て、100語くらいを一気に読み終えると「やったな」と思える。

そのうち覚えるんじゃないかという期待

どのみち、日本語だって覚えようと思って覚えたわけでなし、使っているうちに音と文字が連動して自分の血肉になっている。

英語ネイティブの子どもたちだって書き取って覚えたわけではないから、音から馴染んでいくのも方法として悪くないと思う。苦手であればなおさら、頭を使わずに繰り返しやすい方法のほうがいい。

一昨日くらいに思いついて、空き時間にブツブツつぶやいて900語まで来た。最後まで行けたら「生まれて初めて全単語に触ったことがある単語本」が誕生する。もうこれだけでも自分史上で超画期的。

これを繰り返せば、単語はそのうち覚えるんじゃないか。半ば本気で考えている。

おまけ

発音記号の「a」と「ɑ」が別物だということに、一昨日気づきました。


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