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【TOEIC】受験勉強からの卒業

この記事を読んでいただきたい方

・英語の勉強が続かない方
・テキストを開く気力がない方
・楽しく英語を勉強したい方
・音楽が好きな方
・ドラマ、映画を観ることが好きな方

私は初めてのTOEICで420点、5年ぶりの受験で500点、7月末に600点を目指す社会人2年目です。
今回は、英語の勉強は"勉強"ではないということを皆さんにお伝えしたいと思います。

1.受験のための勉強は終わり

私は勉強が嫌いでした。正確に言えば、"受験のための勉強"が嫌いでした。そして高校時代は、何のために勉強しているのだろうと疑問でした。元素記号を覚えて何になるのか、3次関数なんてどこで出てくるのか、と。

TOEICの勉強で文法の勉強をしながら思いました。これは受験のための勉強であると。
TOEICの文法問題は、パターンを覚えてしまえば文章を理解していなくても解ける問題がほとんどです。選択肢を見て、空欄の前後にふさわしい適当なものを選択するという、どこか本質的でない解き方でした。TOEICで高得点を目指す方々の解き方はその通りで、私もそれを実践していました。
しかし、何も面白くありません。問題文を読み、選択肢を見て当てはめる、私の嫌いな"受験のための勉強"でした。

英語は言語です。話す、聞く、読む、書くのツールです。日本語と同じ。
私は本を読むことが好きです。英語の問題文も、本の一説と捉えることにしました。そうすると、何が書いてあるのだろう、とワクワクしながら文章を読むことが出来ました。問題文ではなく物語の一説、そう捉えることにしたのです。

2.洋楽のすすめ

TOEICの勉強をスタートさせた頃、少しでも英語に慣れようと洋楽を聴き始めました。一番最初にハマった曲は、ショーン・メンデスの『There's Nothing Holdin' Me Back』です。TikTokで気持ち良さそうに歌っていた青年を目にし、私も歌いたい、と思いました。

ここでは、洋楽を耳に流してください、とお伝えしたい訳ではありません。意味を理解して、聴いてください。
洋楽を聴いているだけで、自分がカッコいい人間かのように思えてしまいますが、それではお経を耳に流しているのと変わりません。意味を理解することが何より大切です。

Tさん(前回投稿文参照)から聞いたリスニング勉強法を実践するとすれば、自分が口にしたフレーズをすぐに日本語訳にできるようになるまで、意味理解を行うことです。
和訳されているサイトを見て、初めて出会った単語は自分でも意味を調べることが大切です。そのとき調べた単語は、曲を聴くたびに意味を思い出せるため、長期記憶となり、確実にインプットされます。
1から自分で和訳することは、個人的にハードルが高いと思います。音楽なので、直訳すると歌詞として成り立たないことがあります。また、かなりの時間を要するため、楽しんで英語を身に付けるはずが、自分を苦しめることにもなりかねないからです。

3.洋画のすすめ

ソファでくつろぎながら、英語に触れることができます。私自身、"勉強"という"勉強"をしたくない日は、洋画を見ます。そこで一文でも音を聞き取れて意味を理解できたら、ガッツポーズです。

私はドラマ・映画が大好きです。好きなものは10周してしまうほどです。海外のモノでも、10周してしまいそうな勢いの作品を見つけましたのでご紹介します。

▼ マイ・インターン
女社長としてファッション業界に身を置き、プライベートも充実しているジュールズ。そんな彼女の会社にシニア・インターンとしてベンが雇われる。年齢差のある二人だが、人生の大先輩であるベンを頼りに、ジュールズの岐路に立ち向かうのである。

「バリキャリ、なんて商号はいらないけれども、自分で選んで、自分で考えて、自分で稼ぐ、そんな大人になりたいと願う私にとっては、目標にも出来る主人公の物語でした。」

▼ 私たちの青い夏
16歳になるベリーは幼馴染家族とひと夏を過ごす。ベリーは幼馴染のコンラッドに思いを寄せていた。今までとは違う夏にしようと決意したのだが、コンラッドの様子がおかしくー
感情と行動が入り乱れる、青春物語。

「好きだから一緒にいる、それだけシンプルにいられたら、どれほど楽でしょうか。恋愛だけでなく、家族や友人とのすれ違いに胸が痛くなる作品でした。」

▼ アイデア・オブ・ユー
40歳のシングルマザー(ソレーヌ)と24歳の人気ボーイズグループ(ヘイズ・キャンベル)が恋に落ちる物語。世間の目、子どもの生活、何を守るべきなのか、二人が出した答えとはー

「好きに理由はいらない。そう思っています。年齢、職業、そんな概念など気にしないほど愛し合いたいものです。」

4.やってる風はやってない

前回受験した際、文法問題集を1周しました。それから1か月後、2周目を解いています。しかし正答率は上がりません。
毎朝7:00-8:00カフェで勉強していた時間は何だったのだろうと思います。
朝からカフェでテキストを広げて問題を解く。傍から見れば意識の高い社会人に見えます。自分自身、その時間を過ごすことで、勉強をしているという安心感がありました。

学生の頃から勉強の仕方は下手だったように思います。当時はノートに書くことで勉強している気になっていました。
社会人になっても同じことを繰り返すつもりはありません。今は机に向かうことだけが勉強ではないことを実感しています。
今の私のルーティンは、仕事が終わり帰宅してから、寝る準備を済ませ、夜風を浴びながらベットの上で単語暗記とシャドーイングをすることです。
傍から見れば、夜風に当たって黄昏ているように見えるかもしれません。


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