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#42 40代パニック障害経験者の就活(3)

さて、今回の話は『適性検査』についてです。
就活中は日程が集中する状況はよくありますが、わたくし2日連続で適性検査なるものを受けてまいりました。
1日目は企業の面接と適性検査(GATB検査)、2日目は職業訓練校の選考で面接と適性検査でした。

率直な感想は「脳みそが痛い」ですww

おもに感想になりますが一般的な情報も加えますので最後までお付き合いいただけますと幸いです。
いつもお願いしていますが、正しい情報を知りたい場合はしかるべきところに問い合わせをしたり、調べるように心がけましょう。

そもそも適正検査とは?

堅苦しくいえば、能力・性格・特性・素質を判定する検査。
就職活動では企業が求める人物像とマッチしているかという部分を測るための検査です。

私は中途採用で適性検査を受けたのは今回が2度目、在職中でしたが雇用体系が変わるタイミングで1度受けているので、合計3回検査を受けました。

適性検査にはいくつも種類があるのですが、「SPI検査」と「クレペリン検査」を受けたことがあります。
ざっくりすぎる説明ですが、SPI検査(ここでは性格検査を指します)は、行動や考え方に関する質問があって「あてはまる・どちらかといえばあてはまる・どちらかといえばあてはまらない・あてはまらない」の選択肢から選んで回答するもの。クレペリン検査はランダムな1桁数字が何行にもわたって書かれた用紙があり、1行単位で隣の数字を足す作業をし1分ごとに行を変えて繰り返していく検査。WEBで検査名を入力するともっと詳しい情報が得られます。

今回初めて「GATB検査」を受けました。これもざっくりすぎる説明ですが、計算検査(足し算・引き算・掛け算・割り算)、円に点を打つ検査、立体図と同じ図形になるものを複数ある展開図から正しいものを選ぶ検査、同じ形の図形を照合させる検査、同意語または対意語を選択する検査などなどあらゆる種類の検査を1時間弱で行うものです。

適性検査は対策しちゃだめじゃない?

ちょっと話が逸れるのですが、私の心の声を文字起こしします。
大手リクルート系企業などで適性検査の対策方法を公開していたり、出版社で対策本なるものが多数存在するようですが、いくら就職したい企業があるからといって、対策してしまっては検査の意味がなくなってしまうと思うのは私だけでしょうか。もちろんその検査が全てではないのは分かるのだけど、人の能力・性格・特性・素質を判定する検査という趣旨から外れるし、人の主観が入らない客観できる貴重な検査じゃんと感じております。

私はそんな思いがあって試験の概要だけ事前に調べて特に対策せずに検査を受けました。対策をしてある意味偽ってしまっては就職後に苦労するのは自分自身じゃないかなぁなんて思いまして。

1日目のGATB検査どうだった?

面接よりもダメージを受けたかもしれません。
経験値も影響する面接は前回まで(2回の面接)のような緊張もなかったけど、適性検査はその場しのぎというか取り繕うことができません。

パニック障害は完治することはないし、適性検査で病気による傾向が明るみになるかもしれないという不安が悪いほうに影響したように感じました。

GATB検査は「どういう仕事が適しているか」というものをみるときに使用されることが多いそうです。もし不採用になったら「私は事務職に適さない」というレッテルを貼られてしまうような気がして、今後の就活の方向性も考え直さなきゃいけないのかなと、目の前の適性検査より先々の心配をする始末。

回答数が少なかったかもしれない不安

おおければいいものではないそうですが、それにしても少なかったように思います。検査内容によっては4分の1答えたかどうかくらいのものもありました。回答数が少ないうえに誤答があれば目も当てられないので本当に不安になりました。仮に全て正答だったとしても、回答数は少なめだったかなと思います。

個人的に苦手だった検査

何種類もある検査の中で計算問題と対意語または同意語を選択する検査は個人的にすごく苦手で、ぶっちぎりで回答数が少なかったように感じます。
計算問題は小学生の算数レベルですが、デジタル化が進み数字さえ入力すれば自動で答えを導いてくれることに慣れすぎていることを痛感しました。

さて、四則計算で和・差・積・商が混在する計算、計算する順序を覚えていますか?私は計算順序の記憶が曖昧でちょっと焦りました。
実際出題されたパターンを一桁数字で簡単にしてみますね。

3+2×7=???

ちなみに答えは「17」です。
一般的には左の数字から解くけど、積(掛け算)と商(割り算)が含まれる場合は、掛け算と割り算を先に計算します。
見出しの計算式の場合は、2×7を最初にやって14を導き、それに3を足すという順序です。
何となく知識として頭のどこかにあっても、いざその計算を何問も解かなければならなくなるとちょっと自信をなくしてしまいます。

5×(7-2)=???

こちらも先に答えを出しますが「25」です。
この場合は()の計算を先にして、次に掛け算をします。ということで、()内の答えは5になり、5×(5)という計算をするわけです。

対意語より同意語を答えるのが難しかった

4つの選択肢から対意語または同意語を選ぶ検査でした。対意語と同意語は混在しないように構成されています。例えば、

①明るい ②はかない ③暗い ④まぶしい

この場合、①明るい と ③暗い が対意のことばになるので、回答は①と③と記入します。対意語は「対」のことばなので選択しやすいのですが、同意語は私にとってかなり難しくとても苦労しました。具体的な問題が出しにくいのですが、「同じような意味で使うこともあるかもしれないけど一般的かい?」と疑問が残り、もはや同意語なんてないんじゃないかとすら思ってしまうほどでした。

2日目の適性検査は一般常識テスト

2日目は職業訓練校の選考で就活とは少し違いますが、募集要項には「適性検査」とあったので、SPI検査かな?なんて予想しながら行ったら一般常識テストでした。

とはいえ、事務と簿記の訓練なのでそれに関連するテストです。
漢字の読み問題は全て書けて、たぶん間違えていないと思いますが、計算問題は2日連続だとさすがにしんどかったです。GATB検査と同じくらいのレベルで脳みそがギューッって縮むのが分かるような感じでした。

2日間の面接と適性検査を終えて

面接は3月に受けた2社と全く異なったものでした。
1日目の企業は欠員補充の求人だったので、面接も志望動機や自己PRなど決まりきったものではなくて、前職までの仕事内容を具体的に聞かれたり(もちろん守秘義務に抵触しない範囲)、時間外勤務に関することや賃金の提案などかなりざっくばらんで本音と建前の線引きが難しい面接でした。
適性検査も、出題する担当と回答時間を計測する担当の2人に見守られながらする状況で面接以上の緊張感でした。
2日目は職業訓練校の選考なので面接はかなりシビアでした。就職に対する熱意をアピールするとともに、面接前に記入したアンケートの書き方まで細かく指摘がありました。会場に着いてササッと書く感覚のアンケートがまさか面接の資料になるとは驚きです。

次回は・・・

実はTwitterでつぶやいてしまったのですが既に選考結果が出ています。
そのあたりをまとめつつ、2回目の失業手当の認定日が迫っているので、そのあたりのお話を書きたいと思っています。
今回はこれにて!最後までお読みいただきありがとうございました。


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