美味しい食事と楽しい会話を楽しみながら、外出自粛期間を思い出した話。

友達の誕生日を祝うため、4人で美味しいランチをいただいた。
場所は名古屋にあるフレンチのお店。

いただいたのは、アミューズ、前菜、スープ、メイン、デザートが2種、パン、そしてカフェとお茶菓子というコース。

見た目も美しいお料理たちだったので、写真とともにお届けしたいと思う。こんな時間にお腹が空いちゃったらごめんなさい。

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まず最初のアミューズは「サマートリュフシフォン」。
トリュフの香りがするシフォンケーキにホタテがサンドしてある。

指でそのまま掴んで食べてね。というスタイル。
口元に運ぶだけでトリュフの香りがする。トリュフ強い。

前菜は「稚鮎のフリット」。
稚鮎は頭からざくざくいただける。美味しい。

それにしても、なんて繊細でかわいらしい盛り付け！
緑色の丸はキュウリのゼリー。
目にも舌にも嬉しい前菜。

続いてスープは「フォアグラコーンポタージュ」。
ああこれ、美味しかったなあ。
ポタージュの下にフォアグラのプリン的なものがあって、それを崩しながらポタージュとともにいただいた。濃厚。とろける。しあわせ。

上に乗っているのは、ほろ苦いキャラメルのポップコーン。
他にも白玉団子（！）が入っていて、食感も楽しい。

パンは2種類。
ローズマリー入りとプレーンのバゲット。
個人的にバターがたっぷりいただけるのが嬉しい。
たまにすごく小さい四角のバターがついてるだけだったりすると、ちょっと寂しい。

いよいよメインは「鴨モモ肉のコンフィ ソースアナナス」。

「ソースアナナス」はパイナップルソースのこと。
鴨が柔らかくてほろほろで、ソースが甘くて美味でした。

デザートが2種類。
最初の小さいデザートが「冬瓜のコンポート 金木犀の香り」。

冬瓜がデザート？！って思ったけど、ほんのりとした甘さの優しいデザートだった。
キクラゲも入っていて、デザートだけどちょっとサラダに近いような。お口さっぱり。

デザート2品目は「ピーチメルバ」。
ブラマンジェの上に桃のコンポート（だったと思う）。一番上にヨーグルトのジェラート。美味しい間違いない。桃万歳。桃大好き。
これ毎日食べたい。

そして締めはカフェとプティフール。
「選ばれしものだけが抜ける勇者の剣みたいだ」と盛り上がった一品。
無事に抜けたので食べることができた。よかった。

大変美味しゅうございました。
ごちそうさまでした。

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去年の春、最初の緊急事態宣言が出た時は、茅ヶ崎で一人暮らしをしていた。
誰にも会えないし、スーパーとかコンビニぐらいしか行けないしで、ずっと家にいた。

毎日三食、一人分の食事を作って食べて片付けて、作って食べて片付けて…を繰り返すことに疲れて「誰かとご飯が食べたい…誰かが作ってくれたご飯が食べたい…」そう思っていた。

「遊びに行くね」と言っていた名古屋の友人たちも来ることができず、オンライン女子会をしたりしていた。
画面越しでも話せることは嬉しかったけど、やっぱり寂しかった。

今日ランチをした4人は、当時オンラインで画面越しに話したメンバーだった。

だからこうして、直接会って笑って話ができること。
「美味しいねえ」って言い合えること。
「お誕生日おめでとう」って直接言えること。
人が作ってくれた美味しいご飯をいただけること。

最近それが「普通」になりはじめていたけれど、ふと去年の「普通じゃなかった」時を思い出して「ああ、ありがたいなあ、幸せだなあ」と思った。

人間、当たり前になると感謝を忘れてしまう。
別にそれは悪いことではないけれど、「誰かに会いたいなあ」「誰かとご飯が食べたいなあ」と心の底から思ったあの時を忘れないようにしよう。「これは当たり前じゃないんだ。幸せだなあ」そうやって時々立ち止まろう。そう思った。

ほんと、いつ何が起きるか分からないから。
この世に「当たり前」なんてひとつもないんだから。

あ。最後にお店情報を置いておきます。
とても丁寧に作られた繊細で優しいお料理がいただけるお店です。
何気にお箸が置いてあるとこも好きなポイント。

名古屋のフレンチレストラン名古屋のフレンチレストラン CORK（コルク）

やっぱり、人と食べるご飯は美味しいね。
それが好きな人たちだと、なお美味しいね。