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とうとう節分に食べる豆の数が50個になりました。

今日は節分。
我が家では、夕食にイワシを、食後に豆をいただいた。

昔住んでた家では、外に向かって「鬼は外」、そして全ての部屋をまわりながら「福は内」と豆を投げていたけれど、10年前に今の家に越してからは豆を数えて食べるだけになった。

2年ほど前だろうか。
例年通りに豆を数えはじめたのだけど、なんだかつまらないなあ…と思い、数えていた豆を父に向かって投げてみた。

そしたら、父も「なんだとー!」と投げ返してきて、いつもなら「もう!やめなさい!」と怒る母も、珍しく「鬼は外ー!」と言って豆を投げ始め、家族3人ぎゃーぎゃー言いながら、座ったまま豆を投げ合う謎の儀式が行われた。

それ以来、節分の夕食後は、食卓に座ったまま互いに豆を投げ合っている。
今宵も謎の儀式は行われた。

床には豆が散乱。
投げた後は3人で拾う。

拾い終わったら、年の数の豆を数えて食べる。

我が家では「数え年プラス1個」食べる決まりになっている。
これは「来年その年になるまで、健康でいられるように」という願いをこめて、らしい。

私の場合、数え年だと今年49歳なので、それにプラス1個で「50個」。

とうとう50の大台に乗りました。
おめでとうございます。わたし。

昔は「もっと食べたい!」なんて言ってたのに、今や「これ全部食べるの…?」ってちょっと遠い目になる。

母に至っては「1個が10歳分」と謎のサバ読みをしているし、父は「結構食べたから、もういいだろう」と適当なことを言っている。

何はともあれ、家族3人今年も豆が食べられた。

一緒に暮らしていると日々色々あるけど、こうやって3人で食卓を囲んで笑えるのはありがたいことだと、改めて思う。


そして、いつの間にかスタンダードになった「恵方巻き」。
我が家は「堂島ロール」で有名なMoncherの「幸せ丸かぶりロール」を代わりにいただいた。

後ろで変なポーズしてるのは父です。なにしとんねん。

黒いスポンジ部分には竹炭が入っているんだそう。

家族3人分け合って、南南東を向いて黙々と食べ…られずに「おいしいねえ」と喋っちゃったけど、許して神様。


にしても、恵方巻きはいつの間にこんなに市民権を得たのかしら。
ハロウィンもそうだけど、突然日常に入り込んできて定着するのすごいよね。
日本人が単純なのか素直なのか。

次は何が入り込んでくるかねえ。


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