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映画感想文

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映画「歩けない僕らは」を観ました。

先日、Twitterで「落合モトキくんがなんだか気になる」とつぶやいたところ、『歩けない僕らは』という映画の公式アカウントさんから「いいね」された。 びっくりしつつ、映画を探したところ、AmazonPrimeVideoで見られることが判明した。しかも37分。さくっといける。 てことで、見てみた。 以下、感想。 ・ ・ ・ ・ ・ 新人の理学療法士である遥と、ある日突然左半身が動かなくなり、そのリハビリをする柘植の葛藤と成長の物語。 37分の中に、遥の日常が詰め込まれ

子供の頃、今の自分になりたいと思ってた?という問いが一番響いた1本。

Netflixに知らないタイトルを見つけた。 「この映画知らないなあ。何系?どんな感じ?」 そんな気持ちで再生ボタンを押した。 酔っ払った森山未來と知らないおじさんが、ゴミ置き場に突っ込むところから話は始まった。 2分ほどやりとりを見つめ「どうしようかな、このまま見続けるか止めようか…」と思った瞬間、画面にこんな文字が映し出された。 奇しくも、その1週間前に46歳になったばかりの私には刺さりすぎる1行だった。 ので、そのまま見ることにした。 Facebookの”知り合

帰り道、今の私ならやれそうな気がする…そんな気持ちにさせてくれた映画『ザ・ファブル』。

アクション映画を観た帰り道、なんだか「私、いつもより強いかも」なんて気がしちゃったことってないだろうか。 今日の私がまさにそうだった。 「今の私なら、6秒で倒せる」 電車で、目の前に立つ細身の男性を、どうやったら倒せるか想像をしてみたりした。 まずは膝か。それとも脛か。 想像の中の私は、めちゃくちゃ機敏だ。 でも実際は全然機敏じゃないし、もちろん倒してもいない(当たり前だ) 私をそんなに強気にした映画はこちら。 『ザ・ファブル 殺さない殺し屋』。 どんな相手も6

人は誰かのためなら前を向ける。それが人間だろうと猫だろうと。

Netflixで「ボブという名の猫」を観た。めちゃくちゃ良かった。泣いた。 猫が出てくるだけの映画じゃなかった。 あらすじはこんな感じ↓ ロンドンでプロのミュージシャンを目指すジェームズは、夢を果たせず、薬物に依存、家族にも見放され、ホームレスとしてどん底の生活を送っていた。そんな彼のもとに迷い込んできた一匹の野良猫。足をケガしていたその猫はボブと命名され、ジェームズはそんなボブを有り金をはたいて看病する。それ以来、いつも一緒に行動をともにするジェームズとボブ。そんな彼ら

自由とは 孤独とは 家とは 家族とは。そして、幸せとは一体。

映画『ノマドランド』を観た。 先週、急に時間がぽっかりと空いてしまい「どうしようかなあ。そうだ、映画でも観るか〜」そう思い立ち、その時たまたまちょうど良い時間に上映していたのが『ノマドランド』だった。 この映画がアカデミー賞作品賞の有力候補だとか、前哨戦と言われる映画祭で受賞したとか、評判が良いのは知っていた。 けど、全然観に行こうとは思っていなかったし、もし時間が合わなかったら違う映画を観たと思う。 それぐらい軽いノリで観た映画だった。 でも、すごく、いろんなこと

正義を貫けるか、自分を守るか〜映画『新聞記者』

2020年に開催された第43回日本アカデミー賞で、「最優秀作品賞」「最優秀主演男優賞」「最優秀主演女優賞」を受賞した『新聞記者』。 恥ずかしながら、公開時にはこの映画の存在をまったく知らず、アカデミー賞受賞で知った。 「面白そうだなあ」と思いつつも、なんとなく内容が暗そうで手がつけられないまま時は過ぎ。 今日ちょっと時間が空いたので観てみた。 あらすじはこちら↓ 東都新聞記者・吉岡(シム・ウンギョン)は、送り主不明の「医療系大学の新設」に関する極秘文書を元に、許認可先

「年齢の壁ってなんなんだろう?」〜映画『あやしい彼女』 〜

先日ランチで、「最近、なに見た?」という話題に上がった『あやしい彼女』。 「面白かったよ〜」と言われたので、そのうち見ようと思っていたのだけれど、今朝たまたま見たアマゾンプライムの「見放題終了間近の映画」の中にこのタイトルを発見して「こりゃいかん」と慌てて見てみた。 コメディかと思ったけど、ちょっと違った。 意外に色々考えさせられたし、ちょっと感動して泣いた。 かんたんなあらすじはこちら↓ 可愛いルックスと天性の歌声を持つ20歳の女の子・大鳥節子(多部未華子)。その容

【勝手にネタバレ感想】 映画「YESTERDAYイエスタデイ」

感想:なんだか優しい気分になれる映画。人生には、金や名声よりも大事なものがある。あと、ビートルズの歌って良いね。いまさらだけど。 * 「事故から目覚めたら、誰もビートルズを知らない世界だったら?」という映画。アマゾンプライムさんが「星が多い作品だよ」とおすすめしてくれたので見てみました。ひっさびさの洋画。 あらすじはこちら↓ 売れないシンガーソングライターのジャック(ヒメーシュ・パテル)が、音楽で有名になる夢をあきらめた日。世界規模で起きた、12秒間の謎の大停電。真っ

【個人的感想】ちょっと今から仕事やめてくる

感想:それがたとえ懺悔だったとしても、人を救えるのは結局人なのだ。 あと、人は死ななければなんとかなる。本当にそうだと思う。人生いつからでもどこからでもやり直せる。生きてさえいれば。 まずは簡単にあらすじから。 ブラック企業で働く青山(工藤阿須加)は、ノルマ・長時間労働・上司のパワハラで精神的に追い詰められていた。疲労のあまり意識を失い電車にはねられそうになったところをヤマモト(福士蒼汰)と名乗る男に助けられる。幼なじみだという彼に心当たりのない青山だが、ヤマモトに出会っ

『陽だまりの彼女』を見たので感想を。

今日、アマゾンプライムで『陽だまりの彼女』を見た。 少し前に友達から「鎌倉が舞台になっているよ」という理由で『海街Diary』とこの『陽だまり』の2つの映画を勧められた。 『海街Diary』は少し前に見て、穏やかな内容と美人4姉妹に癒された。長澤まさみちゃんマジ無敵。鎌倉の景色も美しいし全体通して静かだし、一度見たあとはBGM的に流し見だってできちゃう映画だった。 なんていうかTHE日本映画って感じ。 そして今日見た『陽だまりの彼女』。 映画の公開は2013年。主演は嵐の

映画「パラサイト 半地下の家族」を観て(ネタバレあり)。

アカデミー賞を受賞する前から、noteやTwitterで「パラサイト、マジでいい」みたいなことを目にしていたし、韓国映画どころか韓国ドラマすら見ない友達までもが「パラサイト、アカデミー賞受賞おめでとう!」なんて興奮してツイートしてるし、『パラサイトっていかほどのものなの?』とは思っていた。 そして先日行った美容院で、担当の男性美容師さんに「岡田さんが『パラサイト』観たら、すごい良い記事が書けると思う。ぜひ観て欲しい」と言われ。 まあ…そこまで言われたら?観るしかないんじゃ

「翔んで埼玉」が最高だった件。

ねえちょっと。 今日テレビでやってた「翔んで埼玉」見た? え?見てない? それはもったいないことをしたね。 私なんて、ひとりなのに爆笑しちゃったよ。 ああ面白かった。 おかげで、仕事の手が2時間止まっちゃったから、今夜は夜なべして頑張りたいと思います。 来週会う予定の埼玉県民に「しらこばと」について教えてもらおう。 気になる方はオンデマンド的なもので見てもらえれば。 個人的には市原悦子のくだりが最高でした。 さ。仕事仕事。