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発達障害児の学習のようす

我が子の特性はASD(自閉症スペクトラム症)タイプで、ADHD(注意欠陥・多動性障害)には当てはまらないと思っていたけど、ADHDの特性もいくつか持っているな、ということにも段々気が付いてきた今日この頃。

知的遅れはないと判断されていて、LD(学習障害)にも当てはまらないと思ってきたけれど、宿題や授業参観や返ってきたプリントから窺える彼の学習面の様子は、やはりちょっと独特なのかもしれないとも感じる今日この頃。

「読み」はおそらく得意で、字面を音に変換(音読)したり、意味のある内容に変換(文章読解)したりするスピードはとても速いと思います。国語のテストでは、文章読解の設問ならほぼ正解します。

「書き」は多分恐ろしく苦手です。まずバランス感覚がゼロ。枠内に収めることが出来ない。出来てもとんでもない偏り方をしていたり、字の大きさがバラバラで違いすぎる。文字一つひとつも、部首の配置バランス、線の長短、止め・はね・はらい、突き抜けるか抜けないか等が、お手本を見ても真似できません。5歳を過ぎても字模写が出来ずにいた(どうやっても横長でぺしゃんこになった字にしかならない)ことを考えると、実際本人にとっては想像を絶する難しさがあるのかもしれません。

「計算」は、1年生の繰り下がりの引き算でつまずいたまま、指で計算して乗り切っているような感じでしょうか。
また、二桁の数までは理解できるけど、三桁というものがどうしても理解できません。例えば「三百六十五を数字で書きなさい」という問題に「30065」と解答したりします。(以前の記事もご参考に)
なので、三桁引く二桁の繰り下がりのある引き算を分からせるのは至難の業です。

算数では、応用問題はあっさり正解できるのに、基礎問題ではどうしても分からず、こんなの難しすぎる!と酷い癇癪を起こす、ということが往々にしてあるような気がします。基礎問題をさらにスモールステップ化して分かりやすくした超基礎問題になると、問題の趣旨がさっぱり分からず、お手上げ、パニックだったりします。例えばさくらんぼ計算なんかは無理です。

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