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伸びてるTikTokアカウントを勝手に分析してみた~地方自治体編~

こんにちは!
テテマーチでディレクターをしている、TikTokばかり見る人おかでぃです!

最近TikTokの公式アカウントを運用する企業がどんどん増えてきてますね。
その中でも地方自治体も参入してきていると感じています。

■宮城県

■山梨県

■神奈川県南足柄市

さらにはこんなニュースも・・・!

■群馬県

そんな中、去年からTikTokの運用をされていて、成長し続けている地方自治体アカウントを見つけたため、紹介できればと思います!

伸びているアカウント勝手に分析してみた!

今回取り上げるのは、佐賀県のTikTokアカウントです。

■佐賀県情報発信所

■最近のプレスリリース

運用内容を目視で追ってみました!(主観です!)
大きく3つのコンテンツで元々行っていたようです。

●観光キャラクター主演コンテンツ
2022年10月〜2月中旬まで佐賀県出身のクリエイター(井手美希さん)をアカウントのイメージキャラクターとして設定。メインで佐賀県の様々な観光地を紹介しつつ、TikTokクリエイターとのコラボ動画などを投稿。43本の動画を投稿し総再生数200万件以上獲得。

●YouTube切り抜き動画コンテンツ
2月中旬〜3月中旬まで、YouTubeで投稿していた動画を切り抜き動画として展開。
27本の動画を投稿し総再生数50万件以上獲得。

●動画クリエイターコラボレーションコンテンツ
3月中旬〜3月下旬まで、
動画クリエイター(「ぞのさんっ」 さん) × 現役高校生の動画を投稿。
16本の動画を投稿し総再生数400万件以上獲得。

※目視のためおよその数値です。
今回2年目として再始動される「観光キャラクター主演コンテンツ」
について解説していきます。

観光キャラクター主演コンテンツの詳細は

メイン:観光地紹介
サブ①:ダンス
サブ②:ミームコンテンツ
サブ③:TikTokクリエイターコラボ

上記のコンテンツ軸で投稿が行われていました。(主観です!)

目的である佐賀県観光地を盛り上げるために、メインコンテンツだけを投稿することも可能ですが、新規のユーザーを獲得する、TikTokが好きなユーザーを獲得するためにサブのコンテンツがあるように感じます。

また、そのサブ中でもどのコンテンツが伸びやすいかなどを検証しているのではないかと思いました。

そこでサブコンテンツにフォーカスを当て、簡単に分析してみます。


サブ①:ダンスコンテンツ

アカウントのキャラクターである井手美希さんが踊るという
TikTokならではの投稿でした。
ブーストコンテンツとして、TikTokとの親和性は高いと考えます。

(アカウントの目的の観光地の紹介に繋がりにくいため、頻繁な投稿は避けた方がよさそうです。他公式アカウントでも言えますが、今後企業アカウントを運用する方は注意するべきです)
※物によっては再生数は伸びるかもしれないが、本質的ではないと私は考えます。

サブ②:ミームコンテンツ

※サブ①と同じではなく、撮影の仕方・テーマで伸びているコンテンツを真似た投稿をミームコンテンツとして指します。

サブコンテンツの中では最も再生数が獲得しやすいものでした。
要因は、ミームの内容に佐賀県のオリジナルコンテンツを掛け合わせたのが良かったと考えます。

上記の動画はミーム投稿に乗っかった形でコンテンツが作られています。

このミーム自体は
・ベットに倒れるまで視聴維持されやすい
・セクシーなコンテンツとして見るユーザーが多い。

などの要素から2022年2月ごろにミームとして伸びた動画スタイルでした。

これを佐賀県ならではの、「オリジナル(道の駅かしまの泥)」と掛け合わせたことにより、再生数が40万件以上獲得できたのだと考えます。

※ミームに乗ることばかりを考えると炎上リスクもあるため、
なぜ伸びているのかを確認する」など注意が必要です。

サブコンテンツ③:TikTokクリエイターコラボ

佐賀県のアカウントでは「ファインズたけだ」さん・「経塚翼」さん・「いよちゃん(吉田いをん)」さん の3名とコラボレーションをしていました。

再生数を見るとメインコンテンツとサブ②コンテンツの方が高い傾向がありました。
それぞれのクリエイターを見るユーザーと佐賀県アカウントを見るユーザーの属性が異なるため、各クリエイターを認知しているユーザーまで届けられればさらに再生数は伸びたのではないかと私は予想します。

そのため設計次第では大きく伸びやすいコンテンツではないかと考えます。

例えば…
佐賀県アカウントを見るユーザー属性との親和性の高い、マッチするクリエイターをアサイン
・クリエイター側に再投稿だけでなく、コラボコンテンツも投稿してもらう

上記を行うだけでも再生数は変化したのではないかと思います。
(費用など実現可能性は置いておきますが…。)

上記3つのサブコンテンツの中では、結果的に②のミームコンテンツが相性・再生数の伸びが良かったです。

TikTok内の流行は移り変わりが激しいため、ミームコンテンツについてはリアルタイムでできるとさらに伸びる可能性も!


以上、佐賀県のTikTokアカウントを勝手に分析してみたでした。

今回、PR TIMESでこの記事が流れてきて、アカウントを拝見した際に、
・ミーム活用
・クリエイター起用
・コンテンツ種類の豊富さ

など、とても勉強になる部分が多く、アカウントの整理と軽い分析を勝手にさせていただきました。

このアカウントは毎週金曜日に投稿されるようなので、ウォッチするのが楽しみです!

今後もSNSについてアウトプットをしていきます~!
ここまで見てくださりありがとうございました!

おかでぃ

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