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家族ともども中学受験の覚悟を決める

そんなわけで↓わが家は思いがけず中受をすることになりました。

はじめて尽くしの中受塾、何教科で受験をするか

5年の12月から週3回オンラインで通塾をしています。
突然のことでしたので子どもの実力があるのかないのか全く分からない状態。実力はおろか得意科目もわかりません。なんせ今まで特別好きな教科も意識したことはありませんでした。ただ野外活動は親子で楽しく参加をしていましたので、理科は得意であってほしいと心の中では思っていましたが。

国語:漢字はいつも半分くらい、読解は意味不明の解釈。自分で書いた文字が読めないほど乱雑。

算数:本人自身アリの様子だが親から見たら至って普通。計算のやり方が独特だとこの時始めて気付く。

理科:フィールドワークの経験が多く本人も生物だけ自信満々、それ以外は未知数。学校で唯一手をあげて発表できる科目。

社会:もはや何をやっているのだろう…親子で考え込むレベル。

唯一得意そうな理科を中心に学習のモチベーションをあげて行こうと考えわが家では4教科を満遍なく学ぶことにしました。時間は全くありません。

週3回のオンライン塾の様子

学校から帰宅すると学校の宿題を済ませ、オンライン塾が夕方から7時半ごろまで続きます。この3時間の間子どもの横について親は「わが子が今何をやっているのか」注意しながら見守りました。
集中力が切れそうなら声掛けや水分補給のアシスト、どこをやっているのか見失うものなら画面から見えない位置で置いてけぼりにならないよう教えたり、時にはメモでやり方もアシストしたり…。そして授業でわからないところはメモって実力を把握できるように管理しいきました。
まずは自分の子どもの実力を知るために。たった3時間の間でしたが親も子も慣れるまで3カ月はかかり、最初のうちはぐったりでした。しかし子どもは元気でのんきな者で、まあまあついていけている自分に満足をしているようでした。またオンライン画面でのやり取りでしたが学校以外の仲間ができたことに楽しみも見出していました。

学習が遅れている子どもが効果を実感できたこと

暗記モノは完全に遅れています。しかし受験は待ってはくれません。特に遅れが顕著に表れていたのが社会です。歴史なんぞは今まで興味もない分野だったので触れた経験もありません。そこで歴史漫画をためしに図書館で借りてきてリビングに置いたり、面白いと評判のアニメ動画を子どもに勧めたり、ときに大河ドラマをつけっぱなしにしたりしました。強く進めるのではなく面白いよーとおすすめしたわけです。ラッキーなことにアニメ動画にドはまりして夢中にのめり込んでいきました。(内容はとてもシュールなほどおバカです、まじめな方はご注意ください)

はまった動画:ねこねこ日本史

子どもの興味関心の力はすごいものであっという間に皆のレベルまで追いつき今では一番得意な教科になりました。自信がつけばさらに興味がわいたようで歴史漫画だけでなく軽めの伝記も読むように。今では社会の得点にどん欲になり、違うジャンルの地理や公民まで熱心に取り組んでいます。

今まで一切興味を示さなかったのにどこでスイッチが入るかわかりません。これはものすごくよい誤算でした。
社会でやればできるを確信した子ども、同時に漢字はコツコツやるしかないことを伝え毎日取り組むようにしています。

こうなったらもう親も覚悟を決めた

5年の12月の段階では正直私は、途中であきらめのだろうな…くらいにしか思っていませんでした。しかし社会で子どもに変化が出たように、親もこの姿を見て覚悟を決めました。夫婦でこれからの短い時間、中受までどう子どもをサポートしていくのか何度も話し合いをしています。不幸中の幸いですがコロナ禍になり妻も夫も在宅勤務が増え、子どもの帰宅時間に家にいるようになりました。親の物理的な負荷も軽減されています。夫婦で役割分担を決め子どもとも共通認識で乗り越えていこう!と一致団結しています。
濃い1年になりそうです。

しかしこんな深くかかわる1年は早々ありません。子はいつか成長して親元を離れる、きっとすぐそこだろうと思います。中受ははっきり言ってネガティブ要因だと考えていましたがポジティブに変換してこの一年はとりかかろうと考えます。

・親と子の密な時間を楽しむ

・コロナでどこもいけない今、やることが山積みなのは幸せ

・今まで頑張った経験がない子ども、ここで頑張る経験をつけたい、それをアシストできるなんて親も素晴らしい経験だ

いかがでしょう。まだ始まったばかりです。「中予半端から何も生まれない」これは受験だけでなくすべてのことからも言えます。だから親も腹を据えて最高の伴走者を目指していきます!


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