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相手の心が掴めたら

今回はネットからの引用ですが興味ある人材育成関連のヒントです。

もくじ
1 ソーシャルスタイルとは
2 こうして相手を知る
3 エクスプレッシブな人には

1 ソーシャルスタイルとは

私達セラピストにおいて、対患者さん以外の業務での悩みもつきものです。
患者さんのことだけ考えられていたらどんなに幸せだろう?そう考えたことはないですか?
様々な人間関係において、その対応にはいろんなパターンが考えられ、正に十人十色の対応が望まれます。
この時期、新人さんや新人さんを指導する先輩職員などは、多くの人達との触れ合いから、人間関係の難しさも自然に学ぶことになるでしょう。

今回ご紹介するネットからの引用は以下の通りです。

2018/08/03
デジタルマーケティング
ソーシャルスタイル理論とは?相手の心をつかむコミュニケーション

からの引用です。

ソーシャルスタイルとは、1968年にアメリカの産業心理学者であるデビッド・メリル氏が提唱したコミュニケーションの理論で、人の言動を4つのスタイルに分けて分析し、相手が望ましいと感じる対応を探し、選択する方法として紹介されています。

このワードを検索するに至った理由は、たまたま目にした社会人研修の資料に、「ソーシャルスタイル」と記されていたからです。


2 こうして知る

このソーシャルスタイルは、先にも示しましたように、人の言動を4つのスタイルから分類するというもの。
私達は日頃から患者さんにも職員にも、多くの人達とコミュニケーションをとり仕事をしています。

今回の学びが、対人関係で悩んでいる人達を照らす一筋の光であってほしいと願います。

さて、この理論によると以下のようなタイプに分類できると示しています。

ドライビング……意見を主張、感情を抑える
合理的に仕事を進める目標達成型。感情表現は弱く、合理的に物事を達成していくスタイル。口数が少ない人が多い。行動が早く負けず嫌い。プロセスよりも結果を重視するので手段は問わない傾向あり。
エクスプレッシブ……意見を主張、感情を出す
みんなから注目されることを好むスタイル。明るくて表情も豊か。友人が多い。ノリが良く、新しいことやトレンドに敏感で積極的に何かにチャレンジしている。
エミアブル……意見を聴く、感情を出す
みんなの気持ちをくみ取れる調停役。話すよりも聞くスタイル。周囲の気持ちに敏感で、自分が注目されるよりも全体の調和を重視する。感情は表情に表れる。明るくて、いわば“いい人”。
アナリティカル……意見を聴く、感情を抑える
観察を好む分析型。データを重視して、分析する。知識人の理論を良く知っている。感情は表情に表れず、話すよりも聞くことが多い。独特の見解がある人が多い

自分のタイプはどれに当てはまりますか?
また、悩みの対象である人物像はどのような人ですか?

よく考えてみると非常に奥深いものかもしれません。


3 エクスプレッシブな人には

関係図をよく見てみると、実に厄介だろうなというタイプがあることに気がつきます。


それは、エクスプレッシブなタイプに人です。
このタイプの人は、意見を主張し、感情的になるタイプの人です。

・・・。自分のことかもしれません 笑
感情的になってはいけませんよね。

もし周りにこのような人がいたらどう対処したら良いのでしょうか。

この記事には以下のように示されています。

「エクスプレッシブは発言内容が直観的に変わる傾向にあるため、柔軟なコミュニケーションが望まれます。話を聞いてもらいたいスタイルなので、聞くことに集中しましょう。また、仕事の方針を前触れなく変えてしまうときもあります。重要な方針などは、変わる前に言質をとっておき、文書化するといった工夫をするとうまくいくでしょう。」

なんとなくのイメージですが、忙しい人・上司の立場・自信家、このような人物像が浮かび上がりそうです。

何よりのポイントは、対応する側が柔軟な姿勢で臨むということでしょう。
毛嫌いしないで、相手の主張をよく理解し、再確認することが重要であると感じます。

仕事をしていると本当によく思います。
・・・。
相手の心が掴めたら・・・と

患者さんは、本当に言いたいことを話せているのだろうか?
認知症の方や脳損傷の方で、思うように自身の思いを伝えられない人々。
自分はこれらの方々の気持ちを、本当にきちんと理解できているのだろうかと。

また、関連職種や同職種の人々と仕事をしていても思います。
怖そうだな・・・
話しかけにくいな・・・
忙しそうだな・・・
表情が変わらない人だな・・・
・・・。
相手の心が掴めたら・・・と

私達が患者さんの身体機能を学ぼうとするフットワークも、
職員も含む相手の心をつかむ努力も、本来一緒のはず。
対象者が患者さんじゃないから関係ない!という発想ではないはずです。
なぜなら心と体は一体であると思うからです。

岸見一郎 著 嫌われる勇気 ダイヤモンド社 2015

上記の書籍にもこのように示されています。

「心と身体は一体のものだ、これ以上分割することのできないひとつの 全体 なのだ」

アドラー心理学でいう全体論というものです。

私達は患者さん以外の対応については
「学校で習っていないからできない…」
という思考に偏りがちですが、そうとも言っていられない時代になっています。

学生指導、新人指導、自己研鑽が必須な医療業界です。

自分を知ること
相手を知ること
そして、対応を考えること

できない理由を探すより、できる工夫をしたいものです。

何より自分が変わること
どうしてもそれからは逃れられないようです。
だからこそ楽しく学ぶ勇気が必要です。
自分の心も掴めたら・・・


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