「なりたい」より「やりたい」
こんばんは。
本日は製作日記を一時中断し(毎日書くとは言ってない)ここ数年僕が気をつけている事について書きます。
本題の前にお知らせ
2018年から2020年の2年間撮影した写真を1冊にまとめた写真集「Private stock 1.0」をクラウドファンディングで皆様の支援を頂いて製作しました。
現在もオンラインショップ「Gallery ojitoole」で販売しております!
是非買ってください。
さてここから本題です!
僕は2018年に1度、フリーカメラマンになった事があります。結果的に10ヶ月程で廃業する事になりました。
僕はこの頃、フリーカメラマンに「なりたい」としか考えていませんでした。
何がしたい、やりたいって考えてるつもりでも実は「フリーカメラマンってこういう感じだろうな」という思考にいつの間にかなっていて、気が付かない内に日々の作業に追われて何がしたい·やりたいって全く考えてなかったんですね。
まぁそんな感じなので10ヶ月で廃業ってそりゃそうなるだろう!としか思えない自他共に認める納得の結果でしかないんです。
今振り返ると「なりたい」としか考えていなかった自分の浅はかさが目に付きます。
その後僕は働きながら、仕事にならなくても食えなくても稼げなくても、「したい·やりたい」と思った事はどんなに時間やお金かかったとしてもやりきろう。と考える様になったわけなんです。(もちろんどうすれば一人でも多くの人に知ってもらえるか?も考えます)
その結果、告知してる様な写真集を自主製作したりコロナの影響でせっかく初めての写真展も無観客にして開催しました。そして現在は2作目の写真集を作り始めたところです。
(ということは2度目の個展も????)
僕の場合、「なりたい」よりも「やりたい」を重視する様になって明らかに風向きが変わったんです。
楽しい
この一点に尽きる。
特に「肩書」が変わるわけでもないですし、やりたいようにやって例えそれが思っていた結果を下回ってしまっても、ほんのちょっと恥ずかしい思いをするくらいですし、生活には困らないので「失敗するかも、だから辞めておこう」って結論になりにくいんです。
だから全ての責任を負う代わりに自由にやれてしまうんです。
もしも僕がフリーカメラマンを始めた時に「なりたい」よりも「やりたい」を優先出来ていたら、結果は変わっていたと思います。
もっと早くに廃業していたかもわからないし、もっと長く活動続けられていたのかも...
しかし、この考え方に至ったのは間違いなくフリーカメラマン廃業を経験したからこそ身についた考え方であり、状況的にはもうこの「やりたい」「したい」「好きだから」という自分の気持ちを信じてやるしかない状況に追い込まれてしまったからで...
多分これが、
失敗から学ぶ
なんだと思います。
もしあの時廃業という失敗をしていなかったら...
きっとクラウドファンディングしていなかったでしょうね。
そこまでして自分のやりたい事をやりたい!って宣言出来なかったと思うんです。
実際に廃業するまでの間は「個展、写真集したいしたい!」って言うだけで何一つ具体的な行動を起こさなかった。
心のどこかで
いつか出来たら良いなぁ
って先送りしちゃってたんですよね。
失敗したくないから先送りしたくなっちゃうんですよね。怖いから...
今作ってる2作目の写真集は僕の「新しいやりたい事」です。
あまり「必ず」って言いたくないんですけど必ず完成させます。そして必ずお手元にお届けします。
何故なら、誰に命令されたわけでもなく肩書を守るためでもなく100%やりたくてやり始めた事だから。
クラウドファンディングのページに自分で書いた文章で「もう一度、好きって気持ちを信じてみたい」とあります。
なので自分で書いたこの言葉を信じます。
これが僕なりの自信なんだと思います。
ふぅ...
まとめると、こう!
なりたいなりたいばっかり言って夢叶ったと思ったけど実は叶ったあと「何がしたい·やりたい」が重要で、そこを全く考えて無かったから納得の廃業。その失敗から「したい·やりたい·好き」を優先出来る環境として複業·パートタイマー的な活動形態で写真集·写真展を行いやりたい事を責任を負って行う事が実に楽しいと感じた。
僕にとって、「したいやりたい好き」を重要視する事になったキッカケはフリーカメラマン廃業という失敗であり、そこから実は失敗ってそんなに怖いもんではない。という事がわかったよ。だから今後もやりたい事をやっていきます!
きっと先送りしているやりたい事の中にマジでやりたい事が隠れてる。何故隠してるかっていうと失敗するのが怖いから。
でも失敗って実はそんなに怖いものじゃないんだなって思ったよ。
ていうお話でした。
最後まで読んで頂きましてありがとうございました!!
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