王子小劇場のnote

東京都北区の民間劇場。1998年7月生まれ。 若手劇団への積極的な支援、独自色の濃い企…

王子小劇場のnote

東京都北区の民間劇場。1998年7月生まれ。 若手劇団への積極的な支援、独自色の濃い企画などを地下2階よりお届け。 これまでの公演アーカイブや、これからの演劇祭の情報などを随時更新。

マガジン

  • 佐藤佐吉演劇祭2024

    佐藤佐吉演劇祭は、若手の劇団を中心に、実行委員の推薦により参加団体を招聘して開催している演劇祭です。 メイン会場である王子小劇場の親会社・佐藤電機の創業者、佐藤佐吉の名を冠して、東京都北区で 2004 年以来、2 年に一度開催してきました。 2024年開催の今回は20周年を迎えた、記念すべき第10回目! 「突破口」をメインテーマに、劇場激推しの若手団体を全面に売り出し、 ともに演劇界を突破していく道を切り開いていきます。

  • 見本市2024〜しばいぞめ〜

    2024年は王子小劇場で、しばいぞめ! 王子小劇場の2024年の一発目、公募型演劇ショーケース「見本市2024」に出演する団体が決定いたしました! 選ばれた"最若手"、珠玉の9団体をぜひご覧ください! 見本市2024関連の記事について更新していきますので、チェックよろしくお願いします! ■日程※本番期間 2023年1月5日(金)〜2024年1月9日(火) ■ご予約 https://shibai-engine.net/prism/webform.php?d=zw4vxlug

最近の記事

  • 固定された記事

王子小劇場 2024年度支援会員募集!

◯ごあいさつ --あなたが見つかる、あなたが見つける2024年度王子小劇場支援会員の募集を開始します。 2023年5月に新型コロナウイルス感染症が5類感染症へ変更されてから約1年が経とうとしています。ウイルスが社会に与えた影響はあまりにも大きく、(それ以外にも様々な要因はあるものの)「コロナがなかったあの頃」へ戻ることは出来ないのだと実感した1年でした。 チケット代、映画と同じ価格だと劇場は借りられない。でも、あんまり値上げしすぎたら動員が落ちるかもしれない。うんうんと

    • 佐藤佐吉演劇祭2024 閉幕のご挨拶

      2月21日から開催いたしました「佐藤佐吉演劇祭2024」が、3月31日をもって無事、閉幕いたしました。 ご支援、ご協力いただきました皆様、地域の皆様、参加団体の構成員・出演者・スタッフの皆様、そしてご来場いただきましたすべての皆様と、気にかけてくださったすべての皆様のおかげです。 本当にありがとうございました。 「突破口」を掲げ、多種多様な演目を上演した演劇祭。苦境に立たされている演劇団体をこれから先も支援していくため、そして参加団体や演劇界の新たな道を切り開くために、関

      • 「十人でいること、十人でやること」南極ゴジラ インタビュー

        佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第13弾は南極ゴジラのみなさんにお話をお伺いしました! 心臓バクバクで一人一人に電話しました内田:自己紹介をお願いします! ユガミ:南極ゴジラでキャプテンをしております、ユガミノーマルと申します。 こんにち:脚本演出をしている、こんにち博士です。 揺楽:音楽と俳優をやっています、揺楽瑠香と申します。よろしくお願いします。 瀬安:僕は俳優と、稽古場関連や映像系をやってます。瀬安勇志

        • 「ないまぜになった時間を掬い取れるのは、やっぱり演劇なんじゃないかな」排気口 インタビュー

          佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第12弾は排気口の菊地穂波さん、佐藤暉さん、中村ボリさん、坂本ヤマトさんにお話を伺いました! みんなでずっと遊んでて内田:自己紹介をお願いします! 菊地:排気口の 作・演出をしています。菊地穂波です。よろしくお願いします。 佐藤:排気口の役者の佐藤暉です。 中村:中村ボリです。 坂本:坂本ヤマトです。 菊地:排気口は、大学で全員知り合って、元々先輩後輩だったり友人だったりという感

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        王子小劇場 2024年度支援会員募集!

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        • 佐藤佐吉演劇祭2024
          14本
        • 見本市2024〜しばいぞめ〜
          23本

        記事

          「わたしも生きるから、あなたも生きるんだよって無責任に言おう」TeXi’s インタビュー

          佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第11弾はTeXi’sのテヅカアヤノさんにお話を伺いました! みんなのオタクとして書いてます内田:自己紹介をお願いします! テヅカ:テヅカアヤノです。演出とか脚本とかをやったりしてます。大学の時に「てぃっしゅ」を立ち上げて、21年の1月から今の「TeXi’s」に表記を変えました。 内田:変えたのは何か理由があったんですか? テヅカ:「てぃっしゅ」だと検索に引っかかりにくかったので

          「わたしも生きるから、あなたも生きるんだよって無責任に言おう」TeXi’s インタビュー

          「救われた誰かがいることがわたしにとっての救いになる」いいへんじ インタビュー

          佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第10弾はいいへんじの中島梓織さん、飯尾朋花さん、小澤南穂子さんにお話を伺いました! 俳優さんのもっているチャーミングさや、やりとりのなかに生み出される可笑しさを大切に内田:自己紹介をお願いします! 中島:いいへんじという団体で主宰・演出・劇作、今回は出演もやっています、中島梓織です。よろしくお願いします。 中島:いいへんじは早稲田大学演劇倶楽部っていうサークルの同期の子と201

          「救われた誰かがいることがわたしにとっての救いになる」いいへんじ インタビュー

          「私の頭の中なんて全部ぱっかんしていい」キルハトッテ インタビュー

          佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第9弾はキルハトッテの山本真生さんにお話を伺いました! まとめる、編集をする内田:自己紹介をお願いします! 山本:キルハトッテは”あるかもしれないきっとを切り取って、貼ってコラージュする”というキャッチコピーを掲げて活動している団体です。長いので”きっと、をコラージュする"って短縮しているんですが、”切って取って貼って”という単語をコラージュするとキルハトッテになります。 日本大

          「私の頭の中なんて全部ぱっかんしていい」キルハトッテ インタビュー

          「大きな声だして、シンプル、楽しい、面白いものを」猿博打インタビュー

          佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第8弾は猿博打の河村凌さん、村上弦さん、板場充樹さんにお話を伺いました! なんだかんだいい距離感内田:自己紹介をお願いします! 河村:どうもこんにちは。猿博打です。大学のサークルで出会った、河村、村上、板場の三人で構成された劇団です。僕が一番先輩で村上が一個下、そのもう一個下が板場です。 内田:あ!意外と年齢差があるんですね。 河村:そうなんです。僕は代表をやっています。一番上に

          「大きな声だして、シンプル、楽しい、面白いものを」猿博打インタビュー

          「演劇の神秘をピラミッドパワーの中に込めています。」宇宙論☆講座 インタビュー

          佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第7弾は宇宙論☆講座の五十部裕明さんにお話を伺いました! 強みといえば音楽前田:自己紹介をお願いします。 五十部:僕は元々、音楽をずっとやっていて、ミュージカルをやりたくて宇宙論☆講座を始めました。強みといえば音楽の要素しかないのでずっと生演奏をやって、そこでクオリティを担保しています。最初の方は演劇の知り合いがいなかったので、ミュージシャンたちを集めて、台本を配ってセリフを練習

          「演劇の神秘をピラミッドパワーの中に込めています。」宇宙論☆講座 インタビュー

          「孤独な人でも観に来れるように。」B子 インタビュー

          佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第6弾はB子さんにお話を伺いました! 頭空っぽで楽しめるチラシがいいな内田:自己紹介をお願いします! B子:B子という名前でひとりで活動しています。劇場でやらせてもらうのは初めてなので緊張してます。お願いします。 内田:B子さんのことは、折り込みに入っていたチラシがすごく素敵で印象に残っていました。 B子:結構いつも直前に慌てて作っています。 内田:もともと絵を描いたりするのはお

          「孤独な人でも観に来れるように。」B子 インタビュー

          「ふざけもしたいし、かっこつけもしたい」不条理コントユニットMELTインタビュー

          佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第五弾は不条理コントユニットMELTより演出家の平田純哉さん、劇作家の宇城悠人さんにお話を伺いました! 3回は絶対にやろう内田:自己紹介をお願いします。 平田:僕らは 98 年生まれの映画監督、作家、デザイナー、ラッパー、カメラマン、保育士が集まって立ち上げた、不条理コントというものを創作・発表する集団です。 内田:本当にいろいろな経歴を持った人が集まっていますね。どうやってそん

          「ふざけもしたいし、かっこつけもしたい」不条理コントユニットMELTインタビュー

          「面白くない人は一人もいないんです。」エンニュイ インタビュー

          佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第四弾はエンニュイ主宰で脚本家・演出家の長谷川優貴さんにお話を伺いました! 内田:自己紹介をお願いします! 長谷川:僕は元々芸人をやってて、相方が就職するってなった時に、最初は解散しようと言われたんですけど、お互い小学校からの幼なじみだし、賞レースとかは目指さずにたまに単独ライブとかやればいいんじゃない?っていう話をして、それで今でもコンビを続けているんですけど、そんな中、なんか

          「面白くない人は一人もいないんです。」エンニュイ インタビュー

          「立ってるだけでおもろいんですよこいつら」劇団二進数 インタビュー

          佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第三弾は劇団二進数の樋口龍成さんにお話をお聞きしました! 俳優には、出演者でもあるけど、一番の観客であってほしい内田 自己紹介をお願いします。 樋口 劇団二進数は、2018 年に慶應義塾大学の演劇サークルの創像工房 in front of.で出会った男子 6 人で結成した「まじめに巫山戯(ふざけ)るフリースタイル演劇集団」です。これは、作・演出をやらせてもらっている僕個人の話なん

          「立ってるだけでおもろいんですよこいつら」劇団二進数 インタビュー

          「確変の夜」 ザジ・ズー インタビュー

          佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第二弾はザジ・ズーのアガリクスティ・パイソンさん(たち)にお話をお聞きしました! 遊びから創作へ内田 ザジ・ズーの簡単な自己紹介をお願いできますか? アガ1 それは公式のHPを見てもらって(笑)。 みんな (笑) 内田 いいやん、言葉で教えてくれよ(笑)。 みんな (笑) 内田 じゃあ詳しくは公式HPを参照してもらうということで。旗揚げのきっかけを教えてもらえますか? アガ2 2

          「確変の夜」 ザジ・ズー インタビュー

          「説教でもタダだから許してくれないかなって」 guizillenインタビュー

          佐藤佐吉演劇祭実行委員会が、参加団体の魅力を紹介するため稽古中のお忙しい所にインタビューを敢行!第一弾はguizillen(ギジレン)より主宰で脚本・演出の佐藤辰海さんにお話を伺いました! 内田 楽しそうな稽古場ですね!  佐藤 俳優さんは人柄で声をかけています。ぼくは性格が悪いので、客演さんは揉め事おこしそうな人とかは呼ばないようにして、みんなで一緒に作ろうよっていうような雰囲気で愛着を持ってやっています。今回は特に「仲良し」という基準でメンバーを集めました。 ダメでも

          「説教でもタダだから許してくれないかなって」 guizillenインタビュー

          【見本市2024初日レポート】Cチーム 書き手:笠浦静花

          見本市Cチームの初日を観て来ました! こちらのチームは観客の想像力を喚起する団体が集結しております。 なんだったら、舞台で起きている出来事よりも、そのあいだに観客の心の中に展開される風景に本質があるまであります。 演劇は、(映像などに比べると)抽象的表現が得意で、抽象とは、一人一人ぜんぜん違うものを受け取れるということです。 Cチームの3団体が出来事として何をやってるかを詳述してもこの感動は伝わらないかもしれない!ので、以下に私の自分語り多めのレポを書いていこうと思います。

          【見本市2024初日レポート】Cチーム 書き手:笠浦静花