見出し画像

私の(((政治的)))発言

政治に無関心な人はいても
政治に無関係な人はいない 
 政治の力がもっとも必要な人は
政治からもっとも遠いところにいる

バーで禁じられる話題

最近、あるバーテンダーが書いた本を読んだ。バーで初対面の人と話してはいけない話題。それは政治、宗教、スポーツ。この3つだという。それぞれ熱い思いを持ったファンが多く、相手のご贔屓を下手にけなそうものならばけんかになることは必至との記述だったように思う。

かくように”政治”の話題は難しい。例えば選挙。候補者や応援する人たちは「市民のために、国民のために」という思いで活動していたとしても、はたから見れば怪しい新興宗教やマルチ商法のような扱いで忌避されてしまうのだ。選挙に出るなんて、選挙活動を手伝っているなんて、よっぽど変わっているひとなのかな? 私たちとは別世界のひとなのね……と。

政治、宗教、スポーツ。たしかにそれぞれ、熱いファンなどの共通項があるけれども、実はこのなかで政治だけは他の2つとまったく性質が異なっている。それは、宗教やスポーツに関わらずに生きていくことができても、政治に関わらないで生きていくことは社会というコミュニティにいる限り到底不可能ということだ。

政治への忌避感

冒頭にあげたフレーズの通り、政治に無関心でいることはできても、政治が作り上げた社会というルールの中で生きている私たちは、政治と無関係ではいられない。

政治と聞くと、忌避したい気持ちになるひとがいることは大いにわかる。友人や知人にある日突然、「○○党の○○さんを一緒に応援してください」と言われたら困惑する。その気持ちも当たり前だ。なぜなら日本では政治の話は基本的にタブーとされていて、触れないようにというなかば暗黙の了解があるからだ。

ある政党を支持する、ある政治家を応援する。それは誰かに強制されるものではないから、ひとに従う必要性なんてまったくない。特定の政党や政治家について無理に話す必要はない。だけど、政治に少しでも関心を持ってほしい。私たちが払っている税金の額や使い道は、私たちが投票することで変えられる可能性がある。政治はまったく遠い世界の話ではない。政治とは私たちが生きる社会、私たちの生活そのものなのだ。

投票というひとつの武器

自分の一票で世の中が変わることなんてない。そんなふうに思っているとしたら、ほんっとーにもったいない。先人たちが苦労して手に入れた投票権。私たちの世代では、一定の年齢になれば自動的にもらえる権利だからありがたみが薄いかもしれない。だけど政治に具体的に関わることができる大切な権利なのだ。政治家への文句や、生活への不満は投票という形でまず示そう。政治に関わる方法は投票だけではないけれど、一番簡単でそれなりに有効なのが投票に行くこと。

ということで、長々書いてしまったけれど、言いたいことはただ一つ!

Go vote! 投票に行こう!

まずは7月21日の参院選。

どんな理由で誰に入れてもいい。それぞれが自分の未来や将来について、思い描いていたり夢見ていることがあるならば、その夢や生活の実現は投票ひとつで変わるかもしれない……よ!

// 若い世代の投票率があがるといいなー \\

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?