春色
ずいぶんとご無沙汰となってしまいました。
久々にnoteを覗いてみましたら・・・2020年?!
なんだか..申し訳ありません。
また新たに新鮮な気持ちで ー
と言っても毎日じめじめと陰うつな天気で晴れやかな気持ちとはいきませんが、ちょっとずつ更新できればとおもっています。
感覚的には春が終わり、夏の始まりの前、すでに暦の上ではもう夏ですが... 春の染め物のことを少し
桜(おそらくヤマザクラ。桜は種類、分類がたくさんあるので正確なところは分からないです。)
花が散ったあとの枝、両手ぐらいの量を用意。
いつものように煮出して色素を抽出します。
詳しくは過去記事のたまねぎ染色を参照してください。
媒染はアルミです。焼みょうばんを用意します。小さじで1~2杯ぐらい。
媒染液の作り方は(簡単に説明。詳しくは過去記事で)、お鍋に水と焼みょうばんを入れて沸騰して水が透明になったら火を止めて、媒染をする容器に移し入れる、布が隠れるくらいのお湯または水を入れて攪拌して完成。
焼みょうばんは、お料理に使う食品添加物(アク抜きや茄子などの色止め)なので、お料理に使うお鍋で大丈夫ですが、気になるのであればお料理に使わないお鍋などを使用してください。
※布を媒染する時はお料理用のお鍋または容器は使用しないでください。必ず染色用の容器を使ってください。
染める生地を用意します。
いつものようにティッシュケースを作るので、14cm×36cmの11号帆布です。
今回は染液4回、媒染液3回、中干し無しで染めます。
染液 ⇒ 媒染 ⇒ 濯ぎ(媒染液を落とす程度) ⇒ 染液 ⇒ 媒染 ⇒ 濯ぎ ⇒ 染液 ⇒ 媒染 ⇒ 濯ぎ ⇒ 染液 ⇒ 濯ぎ(しっかり濯ぐ) ⇒ 乾燥(陰干し)
※染め・媒染時間はお好みで。
完成! 桜色?桃色? 画像ではちょっと暗いですが、実際は明るめの優しくあたたかい色です。
実は、今年の桜染めは今回で2度目でした。1度目はどうにも納得のいかない色に染まったので・・・
それがこちら ↓
全然色が違います。
同じ桜の木の枝、量、同じ回数の染め・媒染です。
2回目と違うところは、この1回目は葉も一緒に煮出したことです。もしかするとそれが原因、もしくは染料の質にあったかもしれないです。本当のところは分かりませんが。
と、まあこんな感じで今年の春色を染めてみました。
ぜひ機会がございましたら桜染めにチャレンジしてみてください。
ちなみに...
染料に使った桜の枝は、スモークチップ用に細かくしてみました。はたして香りは残っているのでしょうか、試してみます。
タイトル画像は今年の山菜です。春には春の食材を探して食べる、究極の贅沢ですね!地球に感謝です。
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