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きのこをおいしく味わうために

おいしい健康のあずさんです。

冷蔵庫にストックがないとソワソワしてしまうのが、きのこ。
しいたけ、まいたけ、えのき、しめじ、マッシュルーム・・・。

今このように書いているだけでも「私、きのこが好きなんだな。」と改めて実感します。

きのこの魅力はなんと言っても「芳醇な香り」と「強いうま味」。

きのこがたくさん入った炊き込みご飯の、鍋の蓋を開けた時の幸せといったら。
そしてうま味たっぷりのきのこを口に入れた時の、ジューーーっとおいしさが滲み出る感じ。
口の中を想像するだけでにやにやしてしまいます。


きのこは味や香りがいいだけではなく、肉・魚・野菜など、どんな食材との相性も抜群。
さらに、エネルギーは控えめなのに、不足しがちな食物繊維は豊富。それでいてお財布に優しい。

まさに、人気も実力も兼ね揃えたスーパースターの様です。


きのこの保存方法 三箇条

そんな愛してやまないきのこですが、先日友人と一緒に料理をした時に、きのこを念入りに洗っている様子を目撃し、正しい扱い方があまり知られていないことに気づきました。
(間違いではないのですが、「せっかくの香りが・・・もったいない!!」と思わずひと声。)

おいしいきのこは、おいしい状態を保ち、最高の状態で食したい…!
というわけで、きのこの保存方法を改めて調べてみました。


その一 きのこは洗わない


きのこは無農薬で栽培されていることがほとんどで、洗うと味や風味が落ちると言われています。
基本的には、洗わずに根元を切り落とすだけ。そのまま使うことができます。
もし汚れやホコリが気になる時は、水で濡らしたペーパータオルで優しく拭き取ります。

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その二 冷蔵保存をする時はペーパータオルを


きのこは水分に弱い性質があります。その為、スーパーで購入した状態の、密封された袋のまま冷蔵庫で保存すると、中で結露を起こして傷みが早くなってしまうことも。


冷蔵保存をする場合は、袋から一度取り出し、ペーパータオルで包んでから、保存用袋に入れて保存。このようにすると、余分な水分をペーパータオルが吸収して、きのこが長持ちしやすくなります。

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私が初めてこの保存方法を知ったのは大学1年生の時。

一人暮らし初心者だった当時の私は、「3食のメニューを考えて、買い物して、食材を冷蔵庫に閉まって、料理して、後片付けをするだけでもいっぱいいっぱいなのに…なんと、、、きのこを包んで保存しないといけないとは…!!!」と絶望的な気持ちになりました。
(包んで保存するだけなので、1分あればできてしまうことなのですが、当時の私は慣れない一人暮らしで、食材の保存方法まで気が回る状態ではありませんでした。)


でも実際にきのこをペーパータオルに包んでみると、30分くらい経ったら表面がうっすら湿ってくる。

「確かにきのこはこんなに水分を含んでいるなら、密封した袋の中では傷みも早いだろうな…」とその時に納得し、それからはこの方法で保存しています。


その三 すぐ使わない時は冷凍保存


きのこを1週間以内に使い切る予定がない場合は、料理をする時に使いやすいサイズにほぐして保存用袋に入れ、冷凍庫に。冷凍すると長持ちするだけでなく、細胞膜が壊れやすくうま味が出やすいと言われています。

私は数種類のきのこを保存用袋に入れた、自家製きのこミックスを冷凍庫に常備。
使い方は、みそ汁や炒め物、煮物に凍ったままの状態で鍋にポンと入れるだけ。使いたい時に使いたい量を使えるので、とっても便利です。

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ごちそうさまという幸せを、あなたへ。


秋も近づいてきて、きのこのおいしい季節に。きのこは年中スーパーに出回りますが、やっぱり秋のきのこは肉厚で、香り豊か。
ツヤツヤピカピカの新米と一緒に炊き込んだご飯もおいしいし、脂がのった鮭と一緒にホイルで包むホイル焼きも捨てがたい。

あぁ。秋が待ち遠しい…。



おいしい健康管理栄養士 あずさん