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渓流や滝の撮影に役立つiPhoneカメラ活用術

奥入瀬渓流にお越しになるiPhoneユーザーの方は必見!!
そんな必殺技をここに記しておきます。
前置きはどうでもいい!という方は写真が出てくるまで下にスクロールしちゃってください。

奥入瀬渓流で検索すると、美しい写真がたくさん出てきますが、その多くが昨日紹介した写真のように、水の流れがサラァ〜っとした雰囲気に写っています。

それらの写真は「長時間露光」という手法で撮影されています。
長時間露光とは、シャッタースピードを遅く設定して撮影する技術のこと。
通常の写真だと、例えばiPhoneのカメラでは、100分の1秒や、500分の1秒といった、ほんの僅かな瞬間のスピードでシャッターがカシャッ!!と閉じて一瞬の風景を切り取ります。

長時間露光では、0.5秒や、3秒といった時間に設定するので、シャッターはカッ…………シャン!といった具合の閉じ方をします。
そうすると、…………のシャッターが開いている時間の間、動かないものはそのままに、動きのあるものはその動いた残像が写ります。

その為、水の流れだけがサラ〜っとなるのです。
人間が踊っている所を長時間露光で撮影すると、残像が残りまくって幽霊みたいに写ります笑

しかし、この長時間露光を行うには、手ブレNGという絶対のルールがあります。
手ブレしてしまうと、風景全てがブレて写るのでダメな写真になってしまいます。
その為、三脚が必要になってきたり、ここでは説明を省略しますが細かな設定を行う必要があったりと、カメラに不慣れな方には少々ハードルが高いものなのです。


なんと!
iPhoneでは三脚も必要なく、細かな設定も必要なしで、簡単に長時間露光と同じような効果の写真が撮れてしまうのです。

前置きが長くなってしまいスミマセン。
やり方を説明します。
長時間露光の効果を得るには、iPhoneのカメラの機能、Live Photosを使用します。
まずはカメラの画面の上部に注目。

(シャッターを押した瞬間にスクリーンショットしました)

右上の赤い丸で囲ったマークがLive Photosのマークです。(バージョンによっては位置が違うかも)
このマークに斜線が入っていると、オフになっているので、タップしてオンにします。

オンになっている状態でシャッターを押すと、上部中央の青枠で囲ったLIVEという表示が2秒ほど表示され、ピロンッと音がなり撮影が終了します。

そうして撮影した写真がコチラ↓

普通の写真には表示されない、LIVEマークが写真左上に表示されています。
このマークをタップしてみましょう。
すると…

あらびっくり、見慣れぬ選択肢が3つ現れます。
その中の長時間露光という選択肢をタップすると…

わお!

水がサラ〜っとしました(^^)

うまくやるコツは最初の写真撮影の時、上部に出るLIVEという表示が消えるまでの約2秒間、我慢して静止することです。
この間にiPhoneを動かしてしまうと、失敗してしまいます。

他の2つの選択肢、ループとバウンスも使い方次第では面白い機能です。
ループは動画のように水が流れ続け、バウンスは水がいったりきたりします。
ダンス撮影などに使うと面白いかも。

Live Photosで撮影さえしておけば、いつでも変更できるし、何回でも元に戻すことができます。
ポイントは撮影時に2秒間静止すること。
これだけ気をつけてもらえれば、撮影のたびにチェックする必要もありません。


クオリティを色々と細かく比べれば、もちろん一眼レフに軍配が上がりますが、旅の想い出を彩る一枚としては申し分ありません。
ぜひぜひ実践してみてください。


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