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衆院議員任期延長は難易度が高い/逢坂誠二 #7820

【24年5月30日 その6123『逢坂誠二の徒然日記』#7820】
多少、雲がありますが、都内は明るい朝を迎えました。気温17度程度です。日中も晴れ、最高気温は28度程度の見込みです。夜には雨になるようです。

1)衆院議員任期延長は難易度が高い
現在、衆院憲法審査会では、災害などの緊急時に衆議院議員の任期を延長できるようにするための憲法改正議論が主流です。

私は、災害時などに国会機能を維持するために、現法憲法下でやれることについて、八方手を尽くして対策を講ずることが、まず必要だと主張しています。

*災害に強い選挙
*国会の機能維持計画
*参院緊急集会の役割の拡充

これらの対策を確実に行なった上で、緊急時任期延長の立法事実が見えてくると私は考えています。

こうしたことも行なっていないのに、憲法審では、条文化の作業を行いたいとの声があるのですが、その時期ではありません。

加えて憲法改正のための国民投票制度が十分に整っておりません。それも知っているはずなのに、条文化や総理の任期中に憲法改正を実現することなどを、威勢よく発信しています。できないことが分かっているのに、やったふりをしている、そんなことなのでしょうか。

それと私が不思議に思うことがあります。

緊急時の衆院議員任期の延長問題は、参院緊急集会や衆参両院の役割にも影響が及び、憲法改正議論の中でも難易度の高い課題です。

衆院議員任期の延長は、立憲主義の深化に反する点もあり、賛否が割れる課題にも思われます。

なぜこのような難易度の高い課題を、初の憲法改正議論の俎上に載せたのか、その真意が分かりません。できないことが分かっていて、やっているのだとすれば、ちょっと頂けない対応です。

もっと立法事実が明確で、多くの皆さんの賛同が得られやすい課題から取り組むべきなのです。もちろん国民投票制度をキチンと仕上げることが最優先の課題であることは、論を待ちません。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2024.5.30===
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