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岸田文雄首相の所得減税指示は疑問だらけだ/逢坂誠二 #7599

【23年10月22日 その5902『逢坂誠二の徒然日記』 #7599】
昨日は都内から札幌に向かい、道連常任幹事会、大通公園での街宣、その後函館に移動し陸路でせたな町に入りし、国政報告会及び懇親会と移動の多い1日となりました。国政報告会では、参加された方から農業、環境問題、奨学金などについて質問が出されるなど、予定時刻を上回る盛況ぶりでした。参加の皆さん有り難うございます。

函館からの移動は、峠が雪とのことで、峠を迂回してせたな町入りとなりました。そのため途中、予定していた森町訪問が、残念ながらできませんでした。夏場と違い、移動にも時間のかかる時期になります。

夜明け前のせたな町は雲が多く星は見えません。朝の気温は7度。日中は雨時々曇りで予想最高気温は12度です。

1)岸田文雄首相の所得減税指示は疑問だらけだ
上の表題は昨日の日本経済新聞社説のタイトルです。

総理が、補選前に自分で指示をすることにこだわった減税について、日経が明確に疑問を呈しています。それでも岸田総理は、明日の本会議の所信表明演説で所得税減税に言及するのでしょうか。

==以下、抜粋引用==

人気取りにもほどがある。必要性にも一貫性にも欠けるバラマキの発想は改めるべきである。

減税の一方、増える防衛費や少子化対策費を賄う安定財源の確保はどうするか。疑問は尽きない。

需要不足がほぼ解消し、大規模な景気刺激策はむしろインフレ圧力を高める恐れがある。

政府も歳出構造をコロナ禍以来の膨張を改める方針を示している。減税は流れに逆行する。

物価高に困窮する所得の低い世帯は所得税を払っていない人々も多く、減税の恩恵は届かない。

ガソリン補助金などは継続の方向だ。所得税減税を加えれば、バラマキ色は一層強まる。

減税は恩恵が生じるのは来春以降になろう。期限通り減税をやめられるのかどうかも疑問が残る。

昨年、防衛費の大幅増額を決め、法人、所得、たばこ税の増税方針を決めたが、首相は減税と増税を同時に進める気なのか。

22日には補欠選挙がある。減税をいち早く打ち出せば、政府・与党への評価が上向くと考えているのなら大いに疑問である。

政治が場当たり的な負担軽減に走るのは、将来世代に対してあまりに無責任だ。

==以上、抜粋引用終了==

明日の所信では、「近く政府与党政策懇談会を開催し、与党の税制調査会における早急な検討を指示」を表明するようですが、ここまでボロクソに叩かれて、それでも減税方針を貫くのでしょうか。物価高対策と言うなら効果が遅く不明確な減税ではなく、我々が提案するように個人や企業に直接作用する給付などを行うべきです。君子豹変して、政策を改めるべきです。

さあ今日も、ブレずに曲げずに、確実に前進します。
===2023.10.22===

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