見出し画像

【ミキチル】ペットロスに対する高須幹弥先生の考え方

以前僕のnoteで紹介した美容外科医の高須幹弥先生(以下幹弥)。

彼の動画で考えさせられたことがあったので、ここで皆さんに共有してみたい。
テーマは「ペットロス」についてだ。

ペットロスに解決法はあるのか?

今回はミキチル(幹弥チルドレン)の質問に答えていく形式の動画で、質問内容は以下の通り。

先日ずっと飼っていたチワワが死んでしまい、それ以来ずっとペットロスで落ち込んでいます。
こんな時どうすればいいでしょうか。
アドバイスいただければ幸いです。

0:09~

幹弥は物心ついた頃から家庭に犬がいる環境で育ち、今までトータル20匹以上の犬を飼ってきたようだ。
寿命で亡くなる犬も、病気で亡くなる犬も看取って来たらしい。

そんな幹弥はそもそもペットロスにならないようで、そのため解決法も知らないとのこと。
もちろん犬が亡くなるとその度悲しいらしいが、いわゆるペットロスになる人に比べればそこまで辛くないと言う幹弥。
一体何故なのだろうか。

ちなみに幹弥のチャンネルでは
2匹の秋田犬に襲われとたわむれる幹弥の様子が見れる

自分主体でなくペット主体で考える

以下は幹弥の意見を一部書き起こしたものだ。

おそらく僕は犬を飼う時は、自分主体で考えるのではなくて犬主体で犬を飼ってるって言うのが大きいんですよ。
いや別にペットロスになる人が自分主体で考えているわけでなくて、どっちかと言うと僕が犬を飼う時って言うのは、いかにその犬の人生、犬生って言うのかな、その人生を全うしてもらうか、幸せに生きてもらって天寿を全うしてもらうかって考えているんですよ。
~中略~
ペットロスになる人ってペット飼うことによって、寂しさを紛らわせてくれるとか愛情を注いでくれるとか笑顔にしてくれるとか、一緒にいて、言葉悪いかもしれなけどメリットがあるから飼うわけじゃないですか。
そんな人がペットが死んじゃって、悲しくて毎日泣いてばかりっていうのはそれは当然だと思いますよ。

3:10~
この考え方に僕は衝撃を受けた。

解決法とか言ってる時点で自己中

最初に、幹弥はかなり言葉を選ぶタイプなので見出しのような言いぶりは全くしていないことを補足しておく。
その上で僕は見出しのような解釈で幹弥の言葉を受け取った。
なぜなら僕が「ペットロスの解決法」を求めがちな人間だからだ。
ここからはペットロスで辛い想いをした人には申し訳ないが、こういう考えもある程度に受け止めてほしい。

だいたいのペットは人間より寿命が短い。
だから自分より先に死ぬのが分かっていて飼うのだ。
その時点である程度覚悟はできているはず。
そしてペットが「この家で飼われて良かった」と思って死んでいけるなら、それは飼い主としての責任を果たしたということ。
悲しさはあっても、責任をしっかりと果たしたのであれば、やり切った気持ちで吹っ切れることができるはず。

ペットロスになる人は世話する代わりに癒しを与えてくれる存在を求めていて、ある意味利用していると言えてしまう。
ペットへの責任を果たした達成感より、自分の喪失感に浸ることを優先してしまっている。

ペットロスになった先輩の話

僕の先輩に、寂しさからフェレットのつがいを飼いだした人がいる。
ある日つがいのうちの一匹が亡くなり、自分でもこんなに泣くとは思えないくらい泣きはらしたらしい。

そしてその先輩はちょうどフェレットが亡くなったあたりの時期に婚活を始めた。
今後の将来を見据えて、独身ではイヤだという結論に達したからだと言う。
ただどの婚活の話も、最初はうまくいきかけても最後にはコケていた。

先輩の考え方は完全に「寂しいからペットを飼う」と同じだと思う。
「寂しいから結婚する」という、自分主体の考えだ。
「相手を幸せにしたい」「一緒にいることで相手の人生に責任を持ちたい」という相手主体ではない。

「結婚できないからってペットを飼うな。結婚が絶望的な年齢になっているタイミングでペットが死に、完全な一人になるから」という話を聞いたことがある。
聞いた当初はタメになるアドバイスだなーと思ったが、実は非常に自己中心的な考え方だと気づいた。
要は自分が一人にならないためだけのアドバイスなのだ。
結局独りよがりな人が孤独になるのだと思った。

婚活を通して人と出会うことは良いと思う。
問題は結婚そのものをどう捉えているかだ。

死を悼むのは人間として普通のこと

ここまでの話で僕は決してペットロスになる人を否定したいわけじゃない
僕だってペットが死んだときは涙するし、なかなか前向きになれない時もある。

ただ大事なのは、必要以上に悲しみ続けるのは自分主体な考え方に陥っているのだと気づけるかどうかである。
悲しんでいる最中に自分を見つめ直すというのは難しいことかもしれないけれど、それが成長につながるはずだ。

自分が死んだとき、家族がずーっと悲しんだままだったらどう思うだろうか。
ペットの立場になって考えれば、あなたが悲しみ続けていることを
ペットが望んでいないことがわかるはずだ。


よろしければサポートお願いいたします! もっと面白い記事を書くための活動資金として充てさせていただきます!