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鬱病よこんにちは。そしてさようなら。【2】

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倦怠感と無気力

年が明けて2012年の1月だったか2月だったか。

朝、目が覚めて起きようとすると、起き上がれない。めまいなのか、だるさなのか、よくわからないけど、体が異常に重い。

熱はない。痛みもない。ただものすごくしんどい。

何とも言えないしんどさを抱えて、ようやく布団から出たけど、朝ごはんやら、着替えやら、支度ができない。頭が回ってない。信号が脳から体に伝わってないというか。回路が途中で詰まってるのか?朝はとにかく忙しいのに、子どもを幼稚園に送らないといけないのに、何一つ思うように動けなかったのです。

「なんか、しんどいわ。悪いけど子ども幼稚園に送って行ってくれへん?」と主人にお願いして、下の子を見ながら、一番近くの心療内科を探して行きました。

心療内科のドアを開けると、ありきたりな言葉ですが、まさに「どんより」とした空気が流れており、狭い待合室に数人座ってて、全員下を向いてました。空気が重い、と感じたのは、あれが初めてでした。

診察室に入り、体のだるさや朝の状態を説明すると、「鬱病になりかかってますね。お薬出しておきましょう。飲んだららくになりますよ。」と言われ、会計を済ませました。

ドクターショッピング?セカンドオピニオン?

処方された薬を数日飲んだが、一向に回復しない。

これは薬が効いてないのか?
それ以外に何かしないといけないのか?
このだるさからは抜け出せないのか?

不安が不安を呼び、脳内がだんだんヤバいことになってきたのを感じた私は、「別の病院へ行こう」と思いました。とはいえ、普段病気とは無縁のため、情報が全くない。どうやって調べていいのかもよくわからない。初動を間違えたことは間違いない。個人医院より、大きな病院へ行こう。と思い、精神科がある病院で、通える近さのところを探して予約を取りました。

大きな病院には、患者さんも多い、という単純な理由に気づかなかった私は、予約時間を大幅に超えた待ち時間に疲れ、待合室にたくさん並んだ椅子にびっしりと並んで座っている患者さんが放つマイナスオーラに疲れ、いざ診察室に入ったら、主治医以外に、研修医が5人ほどずらりと壁に並んでいる姿にのけぞり、「ああ、ここもダメだ。私には無理。」という思いと新たに処方された薬を胸に、また違う病院を探すことになりました。
今度は、評判を検索してから決めよう。

次回に続きます。

終活って、ひとりでやろうとすると、途中で挫折したりします。趣味:終活って言ってる終活プロデューサー(終活P)の私を頼ってください!多分お役に立てると思います。