40年前から届く 歌詞(その1)
大好きだった母方の叔父。数年前に天国へいきました。博学だった叔父からは、面白いお話を聴いた思い出が懐かしいです。ありがとうございました、と今でも思い出します。
叔父には文才があったそうです。
ミュージシャンだった父に歌詞も贈ったそうです。もう、40年も前の話です。
その音源や歌詞や楽譜は、行方不明になっておりました。
叔父ととても仲良しだった母は、いい曲だった、いい詩だった、といつも言っておりました。
。 。 。 。 。
今年の父の日の数週間前。
父の日なんてすっからかんに忘れていました。なんせ私は母子家庭に育ちましたから。そういう習慣がありませんでした。
そんな私のスマホに、メールが届きました。父からでした。
父『四つ葉さん買ったよ。あと、叔父さんの詩の曲が二つほどみつかったよ』
驚きました。
父『わたしたいのだけれど、会えるかな』
私『カセットテープですか?』
父『音源は残ってなくて。楽譜だよ』
私『ありがとうございます。よろしくお願いいたします』
母にメールをしました。
母『探していたものなら、なおうれしいのだけれど…』
やはり、母も探していたようでした。
ということで、数日後の夕方に約束をしました。
家族に知らせると、父の日なんじゃない? とのことでした。あ、そうかと思いました。
。 。 。 。 。
当日。そわそわ。
だって、大好きだった、もう会えないと思っていた叔父の言葉に、会えるのですから!!
(父と会うのも嬉しいです)
私は、楽譜の読みかた的な本を図書館で借りました。
(あー、コードとか、読めるかなあ?)
なんて。まだ、お昼前です。
(あ! そうだった)
そそくさととなり駅へいき、父の日用プレゼントを購入。
とはいえ、父の好みや似合うものなんて、知るはずもなく。
とりあえず、みんな大好きカレーのルーを買いました。あと、クッキー。
ちなみに私はカレーは苦手ですが。
。 。 。 。 。
で。父に会えましたー! 良かったです。
と、紙をどっさり。詩や楽譜です。スゴいなー。
ん??? ところで、叔父の詩の曲はどれですか?
「ん~。これ。だと思うんだけどー。
友達のかもしれないなあ。」
……。
「いや、雰囲気からして、たぶん叔父さんのだよ。……と思うんだけどー。」
……。
「これはドラムの楽譜だけあったものだよ。こっちは、歌詞のはじめだけ覚えてたから書いておいたよ」
……。
「あ、お父さんのつくったのは、これね。ここに入れとくよ!」
……、ありがとうございます!
「ブログも見てるよ。YouTubeも。もっと詩良く伝わるといいね!」
……! ありがとうございます! お父さんも、お元気でいてください。
「ありがとうね」
。 。 。 。 。
ということで。とりあえず、コピーをどっさりもらえました。
やはり、40年前のものというと、なかなか大変なのですね。頑張って探してくれた父に感謝です!
さあ。これから、考古学みたいに解析をせねば!!
(母も喜ぶかなあ)
叔父の詩、発掘するぞー!
つづく。(かも?)
いただいたサポートは、本を買うことに使っていました。もっとよい作品を創りたいです。 ありがとうございます。