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【水と風の流れを意識した庭づくりと古民家再生】 溝が活躍する梅雨に入りました

このnoteは、人と自然の関わり方を捉えなすことを目的に活動する「おでかけスコープ」と、複雑でまだ理解されていない活動にそっと光を灯す、合同会社逍遥学派が運営する「暮らせるアトリエ みみみみみ」で環境を観察し、実際に自分たちで手を加えながら、その変化などを記録していけたらと思っています。

3月後半に古民家(名前はみみみみみ)をお借りして、まず取り掛かった溝(明渠)が機能してくれていました!

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場所、周辺環境やなぜ溝の観察について始めたのか?
については下記のnoteをご覧ください。

お借りした当時の古民家と周辺環境


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今回は下記の部分の話です!


6月現在、古民家の場所がある広島県三次市も梅雨に入り、警報並みの大雨が降ったりやんだりを繰り返しております。
普段は広島の大崎下島という島にいるのですが、家の中の湿度も島の古民家と比べるとちょっと別格で驚いています。

日当たりはいいけど水が溜まりやすい裏庭に試しに野菜を植えてみた

裏庭は相変わらず湿っていて、苔が青々としています。
それを逆手にとって(?)、畑ではないのでうまく育ってくれるかわからないのですが、夏野菜と大豆(水と陽が大好きらしい)を植えてみました。

ナスは草に負けている印象があるので心配
トマトやらシシトウやらも植えてみました


この古民家にとって重要な溝が機能した

3月下旬にみんなで一生懸命に掘り起こした溝が、梅雨になり機能してくれました。

神社側、裏庭の上の方から水が流れてくる


コンクリートを伝って三面張りの溝へ


草木に覆われた下の部分を水が流れていきます


程よく残した土と草(根が結構しっかり生えている)によって(おそらく濾過されている?)、暗渠に流れる際の水はとても透き通っていました。

よくよくみてみると、どこから来たのか大小様々な石も目立ちました。

石とか枯葉も溝に残っている


手前はコンクリートなのですが、その奥(ドクダミが生えている箇所)はなぜか土になっており、水が流れたら泥も一緒に流れるのでは?と思っていたのですが、そんなことはありませんでした。

道路側の暗渠に流れる水


山から来た水が古民家の裏庭に流れず、しっかりと整備した溝を通って道路側の暗渠へ流れていくことで、古民家の裏庭に流れてくる水は防げたのではと思っています。


サイドの暗渠へ流れていく


反対側の道路


田んぼの脇にある川へ流れていく


今回、水が流れた方の溝は機能していたのですが、
L字になっている(家の裏を通って流れる方の溝)もう片方の溝は水の量がまだ少ないからなのか流れていませんでした。

苔はいつもむしている…


冒頭にも貼りましたが、まとめるとこんな感じ


ちなみに表のお庭も草だらけなので、
落ち着いたら風の通り道を意識して草を刈っていきたいと思います。

風の通り道が全部草で塞がってしまった…


あんなに草を刈ったのに…


周辺の生物たちの行方

4月ごろからカエルや虫が増えてきましたが、
カメムシから始まり、5月は毛虫が一気に増えて、日中は壁と地面にはそこらじゅう毛虫、夜は生まれたてのカエルがうじゃうじゃいました。

5月になるとカメムシは姿を消し(野菜を植える時に庭では目があう)6月になると毛虫は姿を消しました。
ツバメが巣を作ったので餌にでもなったのでしょうか…

7月からはいよいよ母屋の床を張っていきます!
その前に、シロアリ対策をしたいところ…

夏に近づいてきており、周辺の草たちもかなり力強く伸びてきています。
梅雨が終わると一気に伸びるんだろうな…

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みみみみみでの活動については、下記のInstagramからご覧いただけます!
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