誤解されがちな事業を、対話とビジュアル化を通して整理する
逍遥学派では、問いの旅などのプログラムやワークショップだけではなく、デザインのお仕事もしています。
私たちは、問いを投げかけながら、まだ複雑で人に伝えることが難しいものを一緒に紐解き、整理しながら、本当は価値があるのに光が当たっていない領域を社会にひらく活動をしていきます。
Case1:
本の教室ルーペの世界観を一緒につくる
実際にどんなプロセスで、この世界観が生まれてきたのか?
それによって何が変わり生み出されたのか?
についてまとめたいと思います!
この制作プロセスについては下記noteにまとめています。
本の教室ルーペとは?
「いい顔して暮らす」をコンセプトに、 事前読書不要の本を使ったワークショップをオンライン、オフラインで開催している。
|逍遥学派がご一緒したこと
立ち上げ段階の事業を作っていく中で、ワークショップの特徴を説明していくイラストを作成することで、言語だけでの共有だけではなく、ビジュアルを通して世界観を共有するということをやりました。その過程で、思考と事業が整理されていく時間をご一緒しました。
<依頼内容>
・事業を説明するスライドを図解して分かりやすくしたい
・自分でやっていてもよく分からなくなるので他者からの意見を参考にして整理したい
<課題に思っていたこと>
・読書会だと思われてしまうこと(本を読むことが目的ではない)
・おすすめの本を聞かれること(本人のことをよく知らないままでは答えられない→本屋さんだと思われている)
・本を読むのが苦手と言われる(本は全部読まないといけないと思われている)
上記のことを踏まえてワークショップ等の説明コストを下げたい!
|実際にどのように進めていったのか?
1.本の教室ルーペのことを知る
実際にどんな説明をしているのかスライドと合わせて事業説明をしていただきました。数週間に一回ヒアリングを重ねながら、本の教室ルーペとして大切にしている価値観を探していきます。
参考にしたい資料や、好きな思想(著者)をスライドにまとめてくださり、そちらも参考になりました。
話を聞いていると、本の教室ルーペを通して作りたい世界を表現したイラストが出てきました。
事業説明のスライドとは別のものでしたが、そのイメージを踏襲し、事業説明の図を作成することにしました。
2.大切にしている価値観を文字にして整理
大切にしている価値観を文字ベースで整理し、共有していただきました。
3.大切にしている価値観と、話を聞く中で感じた印象を元にイメージを収集
今回は本ということもあり、手描き感のある優しい世界観のイラストを中心に既に世の中に存在しているイラストを複数集めて、より本の教室ルーペに近い要素(色、雰囲気、形、動き など)を探していきました。
4.ラフでアイデアを共有し、イラストを更に具体的に作成
こちらを制作しながらも、本の教室ルーペのウェブサイト(ご本人が作成)が着々と進化していきました。
サービス名や内容もスタートした時から変化を重ねながら世界観のイラストも進めていきます。
<方向性を決めるためのラフ画>
どのような形で3つのサービスを紹介するのかを、ヒアリングした内容から3パターンほど作成しました。
<方向性が決まってからのラフ画>
上記3つ目のラフで進めることになり、各本の島の中にどんな人がいるとサービスを説明できるのか話しながら、さらにラフを詰めていきました。
5.世界観イラストの中身を詰めていく
全体が決まったら、中身をさらに話しながら詰めていきいます。
例えば、各島は本の教室ルーペのサービスを表しているのですが、そこにはどんな人がいるのか?(=どんな人に必要なプログラムでその人はどう変わることができるのか?)ということを話しながら詰めていきました。
みているだけでワクワクしてくるイラストに仕上がりました!
サービスを各島で表現したことで、イラストを眺めながらどんな人にとって必要で、どんな風に本の教室ルーペに関わることができるのか?ということを、ご本人が思い入れを持って説明することができるイラストになっています。
最後に下記の質問で締めくくりたいと思います。
制作期間:4ヶ月
デザイン・ディレクション:逍遥学派
イラスト:瀧春香
□
最後まで読んでいただきありがとうございます!
自分達だけでは、言語化し難く複雑なものを、ビジュアルや言葉にして人に伝えたい!という方、
ブランディングを見直そうと考えている方、
新しく事業を立ち上げたので一緒に整理していくことが必要な方、
下記、開催元の逍遥学派のcontactページより、気軽にお問い合せください!
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