昔を思い出してジャニーズ問題についてまとめてみる　第1回

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◇ 昔を思い出してジャニーズ問題についてまとめてみる
第1回　https://note.com/oharan/n/n665bb0d546ea
第2回　https://note.com/oharan/n/n76427d7a500a
第3回　https://note.com/oharan/n/nf6e35d48c960
番外編　https://note.com/oharan/n/nf7eb996e3844

ジャニーズ騒動、未だ冷めやらぬ

BBC（イギリス）の報道で、故ジャニー喜多川の未成年タレントへの性暴力が「事実として」報じられたのが今年の3月。

これまでならば、どのマスコミも何故か触れずに気付けば沈静化という展開になったはずだが、ジャニーズの威光が全く通じない海外メディアだったため、話が落ち着くどころかあちこちに飛び火。

遂には対策チームが作られて調査が始まり、その結果を受けて藤島ジュリー景子社長が辞任という局面を迎えている。

これについて、約半年前にこのような記事を書いたのだが、今回はそれを読んで頂いたという前提で、ジャニーズ問題について「何がどうマズイか」をまとめて行こうと思う。

梨元勝さんに世話になった人間として、知る限りの事を書いておきたい。

あまりに気持ち悪い民放キー局の声明文

つい先日、オリコンニュースが民放キー局の「ジャニーズ騒動に対する声明」をまとめた記事をアップしてくれた。

ジャニーズ性加害問題　再発防止特別チームの提言受け民放各局が声明【5局の声明全文掲載】

まずはそれらをざっと読んで欲しいのだが、この声明を読んでモヤモヤしないだろうか。日テレ、テレ朝、TBS、フジ、テレ東と競合するTV局の声明であるはずなのに、何故か「お前らお手本を見て文章書いてないか？」と思えるほど殆ど同じ文面なのだ。

これはジャニーズ側が何かしたのではなく、調査チームの人権屋達の顔色を伺って書いたか、もしくはそっち方面から何かしら原文が回されて来たかじゃないかと疑ってしまう。

ともあれ、TV局は今回の調査チームが出した結果に対して全面降伏したと言っていいだろう。

ただ、気になるのはジャニーズタレントへの扱いが特に変わったようには思えない点である。おそらく各局が足並みを揃えて尤もらしい文章を公開し、それによって人権屋達の追撃をかわし、今まで通りのビジネスをしようとでも企んでいるのではないだろうか。

私がこれらの声明からまず嗅ぎ取ったのは、そのような「様子見」の姿勢である。こんな声明を出したなら、どこかジャニーズ問題に本気で切り込むTV局が現れたっていいはずなのに、誰もそこまではやらない。詫び状ひとつで勘弁してもらおうという魂胆が丸見えなのだ。