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外圧の形でしかジャニーズを報じられないメディアは報道なんて肩書を騙るな


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ジャニー喜多川の性暴力が大々的に報じられる(海外で)

先月、イギリスのBBCがゴールデンタイムに1時間枠で「ジャニーズ事務所内で起きていたジャニー喜多川による未成年者を含む所属タレントへの性暴力」をテーマにした番組を放送した。

かなり衝撃的な内容だったため、ネットを通じて日本でもほぼタイムラグなしに話題になったのだが、週刊誌やWEBニュースなどは食いついたものの、TV媒体など多くの大手マスコミは無視を決め込んだ。

日本のネットユーザーがこの話題に飛びついたのは、文春が掲載したこの記事によるところが大きい。

また、上の文春の記事で紹介されているのはBBCの英語版だが、後に日本語版の動画もアップされ、それも情報拡散に拍車をかけた。


こうした海外の報道に対して「タイムラグなく反応しろ」と言うのは、私も端くれとはいえマスコミに携わる人間である以上、難しいことは重々承知している。

しかしことジャニーズに関してはそんな言い訳はできない。

なぜなら、ジャニー喜多川の未成年者への性暴力、事実上の性行為の強要などは、今になって言われ出した話ではないからだ。

たとえばAmazonなどで【ジャニーズ 暴露】とでも検索してみればいい。北公次や平本淳也といったジャニーズ暴露本の常連以外にも、多くの人間がジャニー喜多川が裏で何をやっていたかについて語っている。

ようは「みんな何十年も前から知ってた」のだ。

それを週刊誌やスポーツ紙が記事にしたことも一度や二度ではない。それなのに頑なに報じなかった媒体がTVなのである。


思い出すのは故・梨元勝さん

何度か述べている……というか、昔から私のブログを読んでくれていた方なら普通に覚えているかもしれないが、私は20年ほど前に芸能記者として有名な梨元勝さんにご厄介になっていた時期がある。

当時は探偵ファイルという情報サイトのプロデューサーをやりつつ、個人としてネットを拠点にジャーナリスト活動をしており、仲間の二階堂ドットコムらと定期的にネットラジオを配信していた。

その番組のメインMCが梨元さんで、梨元さんを慕う週刊誌記者らが何人も匿名で出演し、その収録現場は配信目的だけではなく「危ないネタを誰が撃つか」の密談の場になることもしばしばだった。

ライブドア事件なども、そういうアジトがあったからこそ、あそこまで早く正確に追求できていたという裏事情がある。

そんなネットラジオの場を誰より楽しんでくれていたのが梨元さんだった。

梨元さんはジャニーズやバーニングなどに忖度し、せっかくのスクープを平気で揉み消そうとするTV業界に嫌気がさし、「今後はネットで自力で情報発信する」と決断。そこでネットに詳しそうという理由で二階堂と組み、私などはそのおこぼれに預かっていたという関係性にあった。

二階堂も私も当時は若く、いわゆる怖いもの知らずの無敵のひとで、ネタがあったらどこへでも突っ込んで行く習性があったため、梨元さんとしては面白かったのだと思う。

そういえばあの頃 「荒井ちゃんさ、面白いネタを掴んだら書いちゃう前提で考えるんだよ。名誉毀損で訴えて黙らせようとする厄介な相手でもね、まず "差し引きの金額" を計算してごらん」 と、ロクでもないアドバイスをしてくれたのも梨元さんだったと記憶している。

当時は名誉毀損で民事で訴えられても「負けても100万前後」というラインがあったため「それ以上に儲かるならGOだ」という意味だ。

※余談だが、この「負けても100万くらい」という相場を崩したバカが民主党偽メール問題で名を馳せたニシザワタカシである(↓詳細)


ちなみに梨元さんがネタを潰されたとか、報じる予定だったのに圧力がかかって番組側が折れたというのは、ジャニー喜多川の性暴力ネタのような "大物" だけではない。

実際に事件化されている稲垣吾郎氏の逮捕などですら、番組側の腰が引けて報じようとしなかったそうなのだ。

梨元さんが突撃癖を発揮して無理やり引っ張って来たグレーなネタなどであるならともかく、すでに事件になっている案件すら報じられないのでは、もはや報道機関を名乗る資格がないではないか。


TVの腰が引ける理由=「金儲け」

どうしてTV局の腰が引けるかというと、ひとつにはよく言われている "ジャニーズ事務所からの圧力" がある。「報じたらお前の媒体にはウチのタレントを出さないぞ」だとか「本気で訴えるぞ」といった定番のコワモテ手法だ。

その反面、仲の良い従順な媒体には飴を与え続ける事務所でもあったので、どのメディアも「わざわざ敵に回すより味方につけて金儲けしよう」と考えたのである。

また別の方向から圧がかかる場合もある。電通や博報堂といった広告代理店などだ。

ヤツらが間に入ってジャニタレが出演するTVCMを量産し、巨額の金を動かしている事案が多々あるため、それを理由に「口を閉じろ」とプレッシャーを掛けてくるのである。

「万が一があったらお金を落としてくださっている大企業様になんとお詫びすればいいんだ」ということで、ここを突付かれると昔ほど羽振りの良くないTV局など容易くプライドを捨てる。

ヤツらは大きな変化など求めておらず、また報道としての矜持などヘソのゴマほどもなく、ただ何事もなくCMを流して金が入り続ければいいやくらいの思考なのだ。

完全に【報道の責務<<<金儲け】なのである。

ところが今回はイギリスのBBCという電通がカチキレたところで全く意に介さない相手である。だからこそあそこまで遠慮なく取材をし、また報道ができたのである。

ところが、この期に及んでも日本国内では未だにこんな話が流れている始末。記事中では "セクハラ問題" などというマイルドな単語が使われているが、ジャニー喜多川がやっていたことは未成年者への性暴力であって、年齢次第では強姦(昔で言う)が成立するケースすら考えうる。それを「セクハラに関する記述」などと書いている時点でどうかと思う。

もしこれがジュニアアイドルの事務所が舞台で、被害に遭っていたのが未成年の女の子だったとしたらどういう話になるだろうか。
たとえ創業者が死没していたとしても、過去に遡って話をほじくり返され、社会的な責任を取らされるのが当たり前ではないのか。

早い話がジャニーズ事務所など解散命令のひとつも受けて当然の存在である。それくらい許されない行為をジャニー喜多川はやり続け、また事務所はTVメディアなどに圧力をかけて揉み消し続けた。この罪は経営者が代わったところで消える物ではない。

笑ってしまうのが、ジャニーズは今更所属タレントに聞き取り調査をしているらしい(笑)

こんなことで自分達が健全に見て貰えるとでも思っているなら、もうジャニーズ帝国も終焉間近だなと思う。事実離脱者も相次いでいるし、昔ほどの怖さもないし、今後は過去にない逆風が吹き荒れるのではないだろうか。


それにしても、未成年者の性的搾取とか性的消費って、ジャニタレにこそ当てはまる言葉ではないだろうか。

この案件を大昔から見て見ぬふりをして来た「児童保護を訴えるサヨク団体」は数多くあるが、AVや風俗をいじめてるヒマがあったらこっちと戦えよと思う(嘲笑)


※ 本文ここまで
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