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私の二次感情


心理学を学ぶというのは
『自分の気持ちに正直になることを学んでいる』のとすごく似てます。

私がこの前、
体験して感動したお話をしていいですか?
私の話です。



私の仕事はウェディングフォトグラファーなので
仕事は土日中心に、平日の婚礼や前撮りなど
幸せなことに沢山のお仕事を任せてもらってるんですけど、
生活のためとはいえ、シングルマザーなので
家にずっといたり、決まった時間には帰宅できるような生活ではないんです。

ある日は3時に起きて始発で出かけたり、
ある日は6時に出かけて帰るのは夜だったり
式の時間によって朝の出勤、夕方の出勤、
夜しかできない撮影があったりと
かなり時間もお休みも不安定なんですけど


先日、1番下の子がお友達とラーメン屋さんのラーメンを食べに行くと行った時、
私は仕事の前だったんですけど
『えー。なんでぇ??』と言ってしまったんです。
『だって数日前にはケンタッキー買ったし。。
最近外食ばっかりじゃん?』みたいな感じで
下の子が行きたいなーって言ったことに対して
私は気持ちよく『楽しんできてね』といえなかった自分に出会ったんですよね。

いや、私のいうことはもっともなんですよ。
(正論)
最近ほんとお金を使うことが多かったので
またぁ??って気持ちが先に出てしまったし、
一緒にいたからわかるでしょ?(察して)みたいな。。。

でも後味悪いんです。
楽しんでねっていえなかった自分。
ちょっとゴネた自分にすごく後味の悪さを感じて
その場でしばらく考えたら
このゴネゴネの気持ちは
二次感情だと思ったんですよね。

怒ったわけではないですけど
怒りやゴネた気持ち、モヤモヤと嫌なことを言ってしまう気持ちの中に
自分の本当の気持ちが隠れてる。。
なんだろう。。って。


私の一次感情は
『羨ましい』『一緒に行きたい』でした。
自分は仕事だからそっちに行かなくちゃいけないし、一緒にはいけないし
私も娘とたくさん過ごしたいのに叶わない。
その寂しさが
モヤモヤと私の感情を包んでしまっていたんです。

気づいた私はすぐに娘に
さっきはごめんねと。
本当の気持ちは『羨ましい』と『一緒に行きたい』だったよ。
寂しかったみたい。ごめんね。。

と言ったら娘は私のそばに来てギュッとハグをしながら
『またご飯食べに行こう』
『また美味しいの一緒に食べよう』と言ってくれて、私も『うん。お仕事頑張ってくるね。
ご飯楽しんできてね』と言えました。


ほんと些細なこと。
ほんとうに日常の些細な瞬間に
自分の本当の感情に気が付かずに
人にそのまま言ってしまう未熟さ。

大人だってたくさん持ってるんですよね。
でもその部分にハッと気づけるようになったのは前進ですし、
なにより、どんな時も子どもたちは受け入れてくれます。
私の失敗を受け入れてくれるんです。

なんと言うか。。『親』や『母』のような役職みたいいな私ではなく、1人の未完成な人間として
何も構えることなく受け入れてくれる。。

これが安心感に繋がるし
自分の心や気持ちに対して
誤魔化さずに正直でいられるんだと思います。


私は完璧じゃない。
もちろん子どもたちだって
喧嘩するし泣いたりするし、
みんなが完璧じゃないからこそ
どこかで理解しあって
どこかで支え合って
お互いを労わりながら、尊重しながら生きていくんですよね。


機能不全家族からのスタートだった私の人生ですけど
今はとても居心地のいい毎日を送ってます。


自分の気持ちに気がつくというのは
本当に目の前のこと
些細なことに疑問を持って、ちょっと待って?って踏みとどまれることなのかもしれません。

全てを完璧にこなすことは難しいですが
失敗しながらもお互いが寄り添いながら
未完全で生きることこそ、人間らしい気がしてます。



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