見出し画像

不登校も失恋も ~時間薬が一番効くわけで~

こんにちは めめ です!
絶賛不登校中の長男を 子育てしています
この春から 学校に行きづらくなった親御さんが
読んで下さっている場合もあるかもしれません

今は 多少落ち着いているかのように見えるわが家も
もちろん過去は 行き渋り始めた時期があり
不登校になりたての時期もあり
他の居場所や 不登校関連の情報収集に 奔走した時期もありました

それを経て 今があります
今も決して すべて平和に過ごしている訳ではありませんが
「完全不登校」になり 1年半が経った今 
「時間の薬」が長男や親の私たちを 穏やかにしてくれたなとも感じます

カウンセラーでも 精神科医でも 
特別な知識を持った者では ないですが

この状況をどうにか打開させようと動き回るより何より
結局は「時間」が私と長男を癒してくれた という話を書きます

わが家の話 

現在小学5年生になった長男が不登校になったのは
小学3年生の二学期でした
それから 1年半という時間が経過しました

小1の時から行き渋りのあった長男が
小3の夏休み明けから
「今日は学校に行きたくない」と言う日が増えました

最初は「またいつもの行き渋りだな…」と思った 私と夫は
なんとか説得し 最初の1日2日は 半ば無理やり
学校に連れて行ったような記憶です

ところが 長男が 大泣きして家中を逃げ回り
クローゼットに 隠れたりする様子を見て
体の大きくなった長男を
まさか 抱き抱えて連れて行く訳にもいきませんでした

長男が 必死に抵抗する様子を見て
「これは長男の限界だ」と 感じ
その後は 「ひとまず休む」ことを選択し 今に至ります

「不登校親の会」に参加して

長男が不登校になりたての時に 
藁をもすがる思いで参加した 「不登校親の会」には
不登校歴数年〜10年越えの親御さんがいらっしゃいました

「不登校になって 1か月です」と 自己紹介した時に
「まだ1か月かぁ! ハッハッハ~! これからこれから!」と 
何人もの方に 笑顔で 励ましの声を掛けてもらいました

有難いなぁと思った反面 
「…今が一番辛いのに これが数か月?いや何年も続くかもしれないの⁉」「あんな風に 笑える日が来るの?」
と なんとも言えない気持ちになりました

不登校の経験談が辛い時

行き渋りや 不登校になりたてのお子さんがいる家庭では
不登校経験者の 経験談に 
モヤっとしたことが あるのではないでしょうか

「不登校で行こう!と腹をくくったら 楽になります」
「ヒマという言葉が出てきたら 動き出します」

「今はだいぶ 落ち着きました」
「学校には行っていませんが 自宅学習ができています」

「今は 通信制高校に通っています」
「彼氏もできて アルバイトをしています」


という 数々の経験談を聞いて

「わが家は 今が一番大変なのに…」
そう思う場合も あるでしょう
というか そう感じて 当然だと思います


もちろん 私も そう感じた 経験があります
今でも 誰かと比べては 自信を無くしたり 落ち込むこともあります

今思えば 良い方向に向かっている 
お子さんやご家族もみな
必ず辛い時期があったということ

それがあったからこそ 良い方に向かい
笑える日が来たのだということ
今は そう思います

不登校には段階がある

「不登校には段階がある」と お聴きになった方もいるでしょう

具体的に「今私たちは、どの段階?」と思ったら
参考になるものがあります

〜明るい不登校の会〜 が作成している 【不登校の段階表】です

付け加えておきますが この段階表は 一つの目安です
段階表を見ることで
「先が見えない」とか 「まだまだ回復には時間がかかるのか」とか
落ち込むことも あるかもしれません
辛くなりそうだと思ったら 見なくていいんです
自分の感覚を大事にしてくださいね

※団体利用は「利用申請」が必要ですが 個人では見る事はできるので
「今うちの子は どんな段階?」と思う方は 参考までに

ちなみにわが家は、これ!と 一つに絞れるものではなく
安定期以降を… 行ったり来たりしていると感じています

子どもと自分を癒す

「前兆期」や「混乱期」の渦中に居る場合
親子ともに 心身ともに疲れ果てていることと思います

段階表をみようが 経験者の話を聴こうが
今は全く未来なんて見えない
そんな気持ちの方もいらっしゃると思います

そんな時は 同じ「不登校経験者」の話でも
積極的に 情報を取りに行かなくても良い ということ

ただただ 休むのです
人と比べず 今を淡々と 過ごすのです
頑張るということから 少し離れてみます

子どものことも 親である自分のことも 
否定せず ただただ受け入れる
受け入れるなんていうとなんか大袈裟なので そこにある感情やありさまを 感じでみるだけでいいと思います


今 子どもは(わたしは)辛いんだな
今 子どもは(わたしは)悲しいんだな
今 子どもは(わたしは)怒っているんだな
今 子どもは(わたしは)許せないんだな
今 子どもは(わたしは)お腹がすいたんだな 
今 子どもは(わたしは)あんこびっちりのパンが食べたいな とか

「時間の薬」が効いてきたら…

ただただ時間が経っていくなんてと思うかもしれませんが

不甲斐ない自分も 認めたくない現実も
社会に誰かに対する憤りも 
すべてを包括して それでもただただ過ぎていくのが時間という物です

それは 何も変わっていないように見える自分や子どもさえも
「それでいいんだよ」と 時間に認めてもらったような そんな感じかもしれません

どの位の時間が必要かは 分かりません

若かりし頃 大失恋した時も そうでした
周りの説得や 慰めは 一向に耳に入らず 
悲しみに暮れていました

ところが 失恋からいつも間にか立ち直っていたように
時間が経つことで 
不思議と「時間薬」が人を癒し 心を落ち着けてくれるのです

今は そう思えなくても あなたもお子さんもきっと大丈夫

私もまだその最中にいますが 未来はきっと思うほど 悪くないと信じています

いつか「時間薬が効いてきたな」と
そんな日がきっと 私にもあなたにも
やって来ると思います

その時には 「お疲れ様!お互いよく頑張ったね」と 一緒に乾杯しましょう

この記事が参加している募集

#育児日記

48,724件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?