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【日記・記録】旅立った娘の話・・・5

2022年8月24日(水)夜、娘は旅立ちました。享年36歳。
乳がんでした。小5の男の子一人を残して・・・

最初の記事は、こちら。

・・・私自身が忘れないために、この日記を書いています。・・・

葬儀は、地元のK市の斎場で行いますが、とても混んでいて、お通夜が9月2日になってしまいました。

昨今の諸々の影響もあり、斎場では多少制限があることと、「夏場」ということもあり、それまでの約1週間、葬儀社の安置所で休んでいてもらうことになりました。

なので、25日からは、その安置所(病院に行く途中)に、毎日会いに行きました。
最初、葬儀まで1週間も空いてしまうことに戸惑いましたが、その間は、安置所で、お友達たちにもゆっくりと面会していただくことができました。
(もちろん、葬儀社さんのご協力があったからできたことです!)

前の病院での面会では愛知県から、今回の面会は広島県から・・・と、地方からもたくさん会いにいらしていただきました。
本当にありがたいことです!

娘は、小さい時(5歳ぐらいから)囲碁をやっていて、中学、高校、大学でも囲碁部。仕事は、囲碁のインストラクター。囲碁のことが本当に大好きでした。
大学2年の時は、なぜかトランポリンに興味を持ち、サークルに入り楽しんでいたようですが。。。
なので、会いに来てくださる方々は、囲碁とトランポリンのお友達がほとんどでした。

2日のお通夜。斎場に行く前に、自宅に寄っていただくことができました。
自宅と斎場が近かったので、実現できたのだと思いますが、「家に帰りたい!」と言っていた娘の気持ちと私たちの想いを、葬儀社さんが汲んで下さって、ご提案してくださいました。

嬉しかった~~~!

でも、その日は、結構な雨で・・・
玄関まで戻ってくることはできなかったのですが、敷地内の駐車場まで戻ってくることができました。
近所の方たちが、娘に会いに来てくださいました。
(お通夜と告別式には、人数制限があったので・・・)

お通夜には、何と、福岡県からも会いに来てくださいました。
「旅立った娘の話・・・2」に出てくる元カレです。彼は、両手両足が動かなくて車椅子で生活をしているのです。その彼が、雨で新幹線が一時止まってしまう、というアクシデントに遭いながら、、、頑張って来てくれたのです! 大感激でした!!
彼には、娘の分まで、生きて欲しい、、、

告別式は、とても良いお天気になりました。
お骨上げまでの時間に、囲碁やトランポリンのお友達たちと、たくさんお話ししました。娘の友達たちもジャンルを超えて繋がることができました。
この繋がりを、これからも大切にしていきたいと思っています。

娘は、小さくなって自宅に戻ってきました。

午後からは、人数制限のため、葬儀に参列できなかった私の友人が、会いにきてくださいました。

今まで日課になっていた「面会の旅」。
さて、明日からは・・・。。。
                      <完>

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