【日記・記録】旅立った娘の話・・・4

2022年8月24日（水）夜、娘は旅立ちました。享年36歳。
乳がんでした。小5の男の子一人を残して・・・

最初の記事は、こちら。

・・・私自身が忘れないために、この日記を書いています。・・・

8月24日。
午後3時～3時半頃に面会に行きました。

「スイカ食べる？」と聞くと、小さく首を横に振りました。
「それじゃ、スイカは冷蔵庫（個室なので）に入れておくから、食べたくなったら看護師さんに言ってね。」と言って、冷蔵庫に入れておきました。

この日は、名前を呼ぶと目を少し開けて、何かしゃべろうとしているけど、何を言っているのかは、良く聞き取れませんでした。
すぐに、ふ～～っと目を閉じてしまいます。

30分くらい、身体をさすったり、頭を撫でたりして、「また明日ね」と部屋を出ました。
病院は、自宅から1時間ちょっとかかるのですが、帰りは、いつも少し遠回りして、色々な道を探しながら帰ってきます。
面会の後、そのままサッと家に帰りたくないんです・・・
おかげで、だいぶ、道（地理）に詳しくなりました。。。（笑）

夕飯を買って、午後6時過ぎに帰宅して7時頃から、チビさんと二人で食事をした後、私は、少し疲れていたので、ソファーでうとうと・・・
9時過ぎ、そろそろ寝る準備をしよう、、とチビさんに声をかけていたら、私の携帯電話が鳴りました。。。
携帯を見る前に、イヤな予感がしました・・・

おそるおそる着信を見ると、病院から。。。
恐れていた時が来た。。。

チビさんは、ものすごくしっかりしていました。
タクシーを待っている間に、（家の隣はお宮なので）「お宮にお参りしてくる。」と、走っていきました。

病院に着くと、すでに、、、、

看護師さんが、その時の様子を話してくださいました。
夜7時頃、夕食に出たシャーベット。「シャーベット、召し上がりますか？」と看護師さんが聞くと、目を大きく開けてニコ～～っとしたそうです。1～2口食べて、満足したそうです。

その後、少しして部屋に様子を見にいくと、息をしていなかった・・・そうです。

シャーベット食べて、満足したのかな？？
ちょうど同じ時間に、一緒に夕飯を食べていたんだね。

だんだん冷たくなっていく身体、、、一緒に写真を撮りました。

ドクターによる死亡確認、お風呂で身体をきれいにしてあげて、色々と手続きをして、、、夜中4時前頃に帰宅しました。

緩和ケア病棟では、患者さんが亡くなるケースも多いのかもしれません。看護師さんは、とても良くしてくださいました。寄り添ってくださったので、嬉しかったです・・・

斎場がとても混んでいて、結局、お通夜が9月2日、告別式が9月3日になりました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜・・・続く＞