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”伝わる”は、こういうこと?

英語でしたいことのひとつを達成した。それは「病院でひとりで診察を受ける」こと。

2年ぶりの健康診断へ旦那さんと行ってきた。前回は、下記の記事のようなことが起きて病院へ行った。

健康診断はただでさえ緊張するのに、そこに言葉の不安を抱えて私の心臓はバクバク。好きな人に告白する時以上に緊張。

私と旦那さんの主治医は、ドクター・ルーシーさん。母性が溢れて、物腰も柔らかく、笑顔が安心する。「優しいお母さん」と聞くと、私は彼女を思い出す。

診察室での私は必死だった。通訳の旦那さんもそばにいなくて、頼れるのは自分だけ。

たまに起こる不正出血が心配で、それを説明したかった。普段ならもう少し英語を話せるはずが、緊張のせいで文法はめちゃくちゃ。過去型も現在型もごちゃごちゃ。それが恥ずかしくてしどろもどろ。

とにかく伝えたい!

必死に症状や心配を身振り手振りで話した。ルーシーさんは私が言いたいことをしっかり聞いてくれた。

子宮頸がん検診は来年3月と言われて、今回はしない予定だった。でも不正出血が心配だからと、念のために内診をしてくれた。器具を膣に突っ込まれるのは毎回怖くて嫌なんだけど、ルーシーさんはうまい!!違和感があるだけで痛くなかった。

私はなるべくリラックスを心がけるため、「フーフー」と大きく深呼吸してた。どんだけ緊張してんねん、と思われたかな。

「血は見えるけど、異常ないよ」とルーシーさんが言う。生理が近いせいもあるかもと言われた。リンパ、お腹など触診でわかる部分も正常とのこと。

不安を取り除いてもらって検診が終わった。旦那さんに私の英語が下手くそで恥ずかしかったこと、不安なことを伝えて内診をしてもらったと話したら、

「それが”伝わった”ってことやで」と言われた。

私は、スラスラと話せるのが”伝わる”と思っていた。違うな。”正確”に”早く”伝わるのが、スラスラ話せることだ。

下手でも、単語だけでも、大事なことを”伝えよう”とする姿勢が大事。そこには、必要なことだけが凝縮されている。だからルーシーさんは、いつも私から話を聞こうとしてくれているのかな。

病院は英会話の難易度が高い。そんな場所でしっかり相手に、自分の気持ちや要望が伝わったことは自信になった。英語が下手だったのは緊張のせいじゃないかとフォローしてくれた旦那さん、ありがとう。

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