実録✈2021年春の一時帰国① [LAから羽田へ]
2021年4月上旬、娘(4歳)を連れて日本に一時帰国しました。
COVID19の影響で新しいルールが生まれ、やらなきゃいけないこと&やっちゃいけないことがてんこ盛り!
いろいろありましたが、無事に2泊4日の弾丸✈日本一時帰国を果たし、目的だったI-94も無事に延長することができました!パチパチ👏ワ~✨
母娘二人旅の実録を、ここに残そうと思います。
※海外渡航の規制は、日々変化しています。この記事では私と娘の実体験を紹介していますが、「絶対にこうなる!」を約束するものではありません。最新の規制に関しては、ご自身でご確認いただきますようお願いします!
1)最初の壁、コロナ陰性証明書。
COVID禍の一時帰国で、一番最初に考えるべきもの。
それが、PCR検査の陰性証明書を、いつ、どこでゲットするか!です。
2021年4月現在では、出国前72時間以内に検査を受け、日本指定の様式で正確に記載された陰性証明書がないと、日本に入国できません。
「陰性だったのに、書類に不備があって入国できなかった」なんていう、世にも恐ろしいホラーストーリーだって、チラホラ聞こえてくる・・・。
日本の外務省が独自のフォーマットを用意しているので、それにきちんと対応していて、すぐに検査結果を教えてくれるクリニックとなると、選択肢はかなり狭まります。
空港近くの検査場で、出国直前に検査を受けるか。
(→陽性だったときに相当慌てるので、これは辞めました)
実績のあるLAの日系クリニックまで出向くか。
(→我が家からは往復3時間・・・。遠いので却下)
結局、「Nsight」というメンタルヘルスケアのクリニックが手広く(南カリフォルニアで4か所くらい?)PCR検査ビジネスを展開していることを知り、自宅から20分の検査場で受けることにしました。
両方の鼻をグリグリして、1人175ドル!
予約制なので、待つことなく5分で検査完了です。結果は24時間以内にメールで送られてくるのですが、検査したその場ですぐに陰性証明書を渡してもらえるので(いいのか?!)、再訪する必要もありません。
日本のフォーマットにも慣れています。Nsightから発行された証明書で、私たちは問題なく入国できました。
2)その他、出国前に用意するもの。
通常時の一時帰国と比べて、他にも準備しなければいけないものが、まだまだ沢山あります。がんばろー。
◎厚生労働省指定の誓約書
→ 14日間は自宅(or ホテル等)に待機します、電車やバス、タクシーなどの公共交通機関を使いません、必要なアプリをダウンロードします、いまどこにいるかすぐに答えます・・・といった誓約書。
誓約する内容は、なかなかヘヴィーです。
違反すると、氏名をバラされることも。(絶対にイヤ)
私は事前に誓約書をプリントアウトして記入していきましたが、飛行機の中でも誓約書を配ってくれました。
◎厚生労働省のWEB質問票入力
→ 14日間の隔離期間中には、健康状態に関するフォローアップの連絡が来ます。そのために必要なメールアドレスや飛行機の便名・座席、待機場所などの情報を入力しなければなりません。
WEB入力するとQRコードが発行されるので、それを携帯に保存しておくとGOOD!PCじゃなくて携帯で入力するのがよいでしょう。
◎アプリのインストール&携帯の設定
→ 厚生労働省の案内に従って、必要なアプリをダウンロードし、必要な設定を済ませておく必要があります。
日本に着いたら様々なチェックが待っており、アプリのインストール&携帯の設定も漏れなく確認されます。慌てないためにも、渡航前にすべて済ませておくのが吉!でしょう。
3)飛行機の中で記入したもの。
陰性証明書、誓約書、WEB質問票、アプリ。すでに盛りだくさん感満載なのですが、ここに加えて、飛行機の中で「税関申告書」と「健康カード」なるものを渡され、記入しました。
この健康カードの存在、まったく知らなかった!
ですが、入国後に受けるコロナの唾液テストは、この健康カードをベースに運営されているので、ぜひお見知りおきを。
必要な書類が多すぎる?
どの書類にも同じような情報を書かされる?
そうですね、その疑問はごもっとも。ですが、日本に入国したければ現状のルールに従うのみ!です。
4)着陸時のオーマイガー!
LAから日本行きのフライト、乗客はなんと30名ほど!
びっくりするほど空いていて、エコノミーでも快適でした。
ところが。
約12時間のフライトが終わりに近づいた頃、娘に異変が。
「お腹がいたいー・・・うぅー・・・」と唸り始めたのです。
あまり寝れなかった + 変な時間にミートボールをたくさん食べた + 飛行機の揺れが激しい。
この計算式が導き出す答えは、ただひとつ。
えぇ。
嫌な予感しかしません。
娘を励まし、気を紛らせ、片手にエチケット袋を握りしめながら、もう1つの掌で彼女のいろんなところをさすり、一秒でも早く日本に着いてくれ!と願う私。
しかし、お尻に響く激しい振動で着陸を確信したその瞬間、私の願いむなしく、マーライオン的オーマイガー!の事態となってしまいました。
あぁ、可哀想に。
つらかったね。
あと10分早く到着していたら・・・。
緊急事態を察したCAさんとアイコンタクトを取りながら、シートベルト着用サインが消える寸前にトイレに駆け込み、汚れたところを拭いてやり、服を着替えさせ。
本人はすっきりしたのか、ケロッとして、顔色もよい。被害も比較的少なく済み、ホッとして席に戻ると、予想外の事態が待ち受けていました。
なんと!
検疫の人からのOKが出るまで、乗客全員、機内待機。
「鳥に触れましたか」「動物に触れましたか」など、なんか変な病原菌を運んできたんじゃないかという疑いを掛けられながら、「ただの乗り物酔いです・・・」という根拠なき主張を、必死に主張。
このご時世、機内での嘔吐は許されないんですね。
もしもあのとき、検疫の人が「上陸NG!」を判断していたら、いったいどうなってしまっていたのでしょうか。
30人の乗客の運命を、一瞬でも握ってしまった。その居心地の悪さといったら・・・悪夢のようでした。
5)入国審査は続くよ、どこまでも。
飛行機から降りたら、はい、入国!
・・・とはいきません。
羽田空港の中に設置された「入国審査トレイル(勝手に命名)」を、2~3時間かけて歩き切る必要があります。
ありとあらゆる書類を、さまざまなタイミングでチェックされ、提出し。不備があったら足止めされ、正解となるまで次には進めません。
例えば。
14日間の隔離期間中は、公共交通機関の使用はNG!なのですが。「どうやってホテルまで行きますか?」の質問に、うっかり「タクシーで~」と答えていた人が即刻捕まり、その場でハイヤーの手配をさせられていました。
敷かれたレールの上の人生なんて・・・ケッ!というヤンチャなタイプの方には、まったく向いていない入国審査トレイルの内容が、こちらです。
▽ 必要書類を持っているか、チェック。
▽ アメリカで用意してきたコロナ陰性証明書を提出。
▽ 健康カードを見せて、唾液テストにチェックイン。
▽ ケースをもらって、ブースに入って、唾液が溜まるまでひたすら唾液を出す時間。※唾液が溜まりにくい子供は、鼻スワブの検査も可。
▽ 唾液の入ったケースを提出。
▽ 必要なアプリをダウンロードしているか、必要な設定をしているかのチェック。(アプリのチェックシートが新たに手渡されます)
▽ 申請したメールアドレスが正しいか、実際にメールを着信。ピロリン。
▽ ここら辺から記憶が怪しいですが、質問票のQRコードを確認されたり、待機場所への移動方法を確認されたり。誓約書を回収されたり・・・。
▽ 最終的には、「健康カード」だけが手元に残り、検査結果を待つエリアで自分の陰性が確認されるまで待機!自販機で蒟蒻ゼリー(ぶどう味)をゲットして、しばしのおやつタイム。
▽ 自分の検体番号がスクリーンに表示されたら、受付で検査結果を聞きます。ドキドキ。
▽ピンク色の小さな紙をもらったら、それを握りしめ、最終ステップへ。
▽ 預けた荷物を受け取り、税関申告書を提出。
▽ 日本入国、おめでとうございます!
6)TIPS
★唾液テストは、結果が出るまで時間がかかってしまう場合も。「何時間待たせるんじゃー!ハイヤーずっと待たせとるんじゃー!!!」と吠えている男性がいて、同情しました。
★入国審査トレイルは、ポイントからポイントまで、そこそこ歩かされます。椅子があるところもありますが、立ったまま待たされることも。
30人しか乗客のいない飛行機だったので、トレイル自体はサクサクと進みましたが、それでもゴールまで2時間半!
小さな子供連れの場合、寝ちゃったり、グズって抱っこを求められるとキツイ!簡易版でもよいので、ベビーカーを機内預けにしておくとGOODです。
★必要書類のいくつかに、「日本国内でつながる電話番号」を書く項目があります。一時帰国の場合、日本で使える番号なんてないよ~という人もいると思いますが。その際の対応は、誰も教えてくれません。。
私は、アメリカで使っている携帯電話の番号を日本でも使えるよう、夫に手配してもらいました。な・の・で・す・が!結局、日本滞在中にその番号に電話がかかってくることは一度もありませんでした。
まだまだ続くよ、弾丸旅行。
12時間のフライトに続き、着陸時に娘がオーマイガー事件、そして2時間半の入国審査トレイル。
ヘロヘロ&フラフラの私たち母娘は、倒れ込むようにホテルの部屋へ。そこで、友人が密かに用意してくれていた「ある物」を発見し、元気100倍!テンションマックスになるのでした・・・。
(続きは次の記事で!)
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