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業務委託は、正社員と何が違う?

働き方の多様化に伴い、正社員から業務委託に契約を切り替えて働くケースが増えました。

ただ、新しい働き方だけに「成果物で給与が決まる契約?」「雇用契約とは違うの?」など断片的な知識に留まることも…。

知っておいて損はない!ポイントを解説します。


業務委託は、請負契約、委任・準委任契約のいずれかの契約


業務委託は、以下2つに分かれます。

① 請負契約:仕事を完成させる義務を負うもの

② 委任・準委任契約:委任は法律行為、準委任は事実行為を委託するもの

それぞれの違いをもう少し見てみましょう。


まずは請負契約。

請負契約は「○○を作って納品して!」と頼んだものを完成させる契約です。

一方で、委任契約は法的効果が生じる行為を委託するものです。例えば友達に「代わりにコーヒー買ってきて」「OK!」と頼むことありますよね? 

これは売買契約を委託しているので、委託契約です。尚、細かいですが、法律行為でない事務の委託も委任契約内です。

では、準委任契約はどういったものでしょうか?


準委任契約は、法律行為以外の行為を委託するもの


ビジネス現場では、業務委託のうち、「準委任契約」が使われることが多いです。例えば、セミナ講師登壇、コンサル業務、システム開発時のテスト作業等です。

いずれも委託した行為に法的効果は求められません。


正社員との違いは?


さて、雇用契約のある正社員と何が違うんでしょうか?

一番は、正社員は労働基準法で保護されていますが、業務委託にはないということ。

例えば、業務委託には年次有給休暇の取得や残業規制はありません。ただ、正社員と違い、勤務時間・勤務場所は拘束されることはあまりありません。

「ちょっと不自由だけど、正社員の方がいいじゃん!だって守られてるから」

そう思った方もいらっしゃるのでは?

確かにその通り。

あくまで私見ですが、

  • 自分の実力に自信がある

  • 収入をガンガンあげたい

  • 働く時間・場所は自由がいい

なら業務委託がいいですし、そうではないなら正社員がいいと思います。


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