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旅と料理*海外のSoySauce事情
こんにちは。
2月からニュージーランドで夫婦ワーホリ中のゆうかです🇳🇿
ニュージーランドに来てからは「NZ日記🇳🇿」で日々感じることを綴っていたのですが、今回は来る前に書いていた「*旅と料理*」シリーズ。
旅と料理が好きな私が、旅先で触れた食文化、料理のことなどを綴っています✈️
ニュージーランド生活の中で気になった、
海外の「Soy sauce」事情について✏️
全然違ったSoy sauce
私たちは日本から醤油を持ってきているので購入はしていないのですが、
「スーパーの調味料売り場、やけにSoy Sauce多いな🤔」
と思っていました。
今はキウイピッキングの仕事をしていて、ほかのキウイピッカーたちと一緒に、キャンプ場で車中泊生活をしています。
そんなキャンプ場の共有スペースには調理設備があり、みんなが使って良い調理器具+たまに調味料が置いてあるコーナーがあるのですが、
ある日そこに現れた、明らかに日本のものではない「Soy sauce」。
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気になっていたので、アボカドにかけて食べてみたところ…なんか濃くて美味しくない。。
ただ、料理に使ってみたら美味しいのでは?と、牛ひき肉の炒め物、鯖缶の煮物に使ってみたところ、美味しかったです🙆♀️
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発酵の勉強で知った中国の醤油🇨🇳
さて、こんなSoy sauceとの出会いとは全く関係なく、私は発酵の勉強をしていました📚
雨やキウイの追熟状況で休みの日など、思った以上に時間があるなぁと感じていて、
ニュージーランド生活を送る中で、「料理・食をもっと極めたい!」と思い、オンラインでとれる発酵の資格の勉強を始めたのです✏️
その「世界の醤油」コーナーに出てきた中国の醤油こそが、謎の濃い醤油くんだったのです!
中国では醤油が主に2種類ある。
◼︎生抽(ションチュウ)
日本の淡口醤油にように薄い色。
熟成期間は短く、塩分は高め。味は日本の醤油に近く、まろやかな風味が特徴。日本料理にも合う。
◼︎老抽(ラオチュウ)
生抽にカラメルを加え、さらに長期間熟成させた醤油。見た目は生抽よりも濃く、日本の溜まり醤油に似ており、トロッとして黒いのが特徴。
カラメルを加えてあるため甘みがあり、塩分は控えめ。主に煮込み料理などに使う。
謎の醤油くんは、後者の「老抽」でした!!
中国の醤油だったのかぁ…🇨🇳
スーパーに並んでいる子たちをよくみてみると、生抽と老抽が並んでいることが多かったです。
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インドネシアの醤油も🇮🇩
もうひとつ気になる存在がありました。
「ABCソース」という謎のソース。
スーパーの調味料コーナーに並んでいるし、キャンプ場のキウイピッカーに持っている人がいて、共同スペースでも目にしていました。
「Sweet Soy sauce Kecap」と書いてあって、
甘くて食べやすくした、ケチャップと醤油の合いの子みたいなソースかな…?スイートチリ系かな…?と思っていたのですが。。。
こちらも発酵の勉強をしている中で登場。
インドネシアの醤油でした!!!!!!🇮🇩
インドネシアでケチャップと呼ばれるのは、日本で言うトマトケチャップのことではなく、醤油のこと。
└ケチャップアシン:塩辛く日本の醤油に似ている。
└ケチャップマニス:パームシュガーなどの糖分や、 ハーブ、スパイスが加えられているため、甘みと独特の風味がある。こちらの方がよく使われる。
ナシゴレンやミーゴレンの味付けにも。
ABCソースをよく見ると、「KECAP MANIS」の文字。君はケチャップマニスだったのか!!!
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一番それっぽいSoy sauceもちょっと違った
明らかに中国っぽい醤油たちが生抽と老抽だったこと、ABCソースがケチャップマニスだったことがわかったのですが、ほかにはNZのスーパーのプライベートブランドのSoy sauceもありました。
ラベルに寿司の写真が入っているので🍣
「これは日本の醤油っぽいのかな」
と思って裏面を見たところ…
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醤油エキス・醤油パウダー・加水分解野菜タンパク・着色料・ph調整剤…
なんか色々入ってる。。
発酵の勉強の中にもこういった注意書きがありました。
市販されている多くの醤油は、脱脂加工大豆を使い、添加物を加えた醤油である。醤油に健康効果を期待したいなら、原料に「大豆、小麦、塩」だけを使い、添加物など入れていない「天然醸造」の醤油を選ぶとより良い。
日本の醤油をイメージして作られた海外のSoy sauceも、日本の醤油とは違って、添加物を加えて近づけたものなのだなぁと。
添加物=悪者!とは思っていないし、こういった形でも、日本の醤油を食べたいという需要があることを嬉しく思う気持ちもあります🇯🇵
日本から持ってきた1Lの醤油がなくなったら、Soy sauce試してみようかな…💭
ちなみにこれは、Made in マレーシアでした🇲🇾
おわりに
海外で売っている"Soy sauce"は=日本の醤油ではなく、中国やインドネシアの醤油も並んでいること。
そして、日本の醤油をイメージして作られた商品も、大豆・小麦・塩で作られたものとは違い、添加物を使って似せられたものである場合があること。
こんなことがわかったSoy sauce事情でした!
あくまでニュージーランドのスーパーマーケットのラインナップなので、他の国だとどうなんだろう…も気になるところです🫣
せっかくならいろんなSoy sauceを滞在中に試してみたいな!
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