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新年あけましておめでとうございます。

2022年第一回目のnoteでは、昨年の振り返りと、今年の抱負をまとめたいと思います。


2021年は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、価値観が大きく揺さぶられた一年だったと思います。慣れ親しんだ生活に、不安が一気に押し寄せました。生きていく意味や働く意義などを見つめ直した人も多かったのではないでしょうか。

本当の豊かさとは何なのか。これまでの資本主義社会では、より多くを生産し、より多くを消費することで世界に豊かさをもたらしてきました。しかし長引くコロナ禍で、これまで当たり前だったことが当たり前でなくなったことで、資本主義のひずみ、経済格差や貧困の問題が顕在化しています。私たちは今、このままでいいのか、と社会のあり方を問い直す局面にきているのだと思います。


新型コロナウイルスは、日本経済に深刻な打撃を与えました。夏から秋にかけての第5波では、特に、飲食や食品、観光、アパレル業界に大きな影響があったかと思います。しかしその苦しみの中でも、既存の製品やサービスを、テクノロジーやデータなどのITを駆使して競争優勢を生み出した企業もありました。

例えば、アパレル業界では、エアークローゼット社が挙げられます。サブスクリプション(定額制)モデルのファッションレンタルサービスを展開しており、利用者は月額の会費を支払い、サービスを利用することができます。

レンタルできる商品数は35万着以上あり、スタイリストが顧客ごとに「パーソナルスタイリング」を行い自宅まで届けてくれます。自宅にいながら洋服をレンタルできるため、コロナ禍でもユーザーの支持を集めていました。デジタルを最大限活用したビジネスモデルを生み出し、売上高成長率は昨年対比で135%をスコアしています。

飲食業界では、参考になる事例として、スターバックスコーヒージャパン社のモバイル活用事例があります。「モバイルオーダー&ペイ(Mobile Order & Pay)」の普及で客単価が過去最大となりました。

モバイルオーダー&ペイは、名前の通りスマホやタブレットで先に注文しておいて店舗で受け取る仕組みで、2019年から日本国内で展開されています。利用者側は、飲みたいものをじっくり考えて自分仕様にカスタマイズし、注文することができます。店舗で並んで注文するよりもゆっくり考えることができる分、トッピングを加えるなどして満足度の高いドリンクを注文できます。それが客単価増に繋がっている訳です。

またお店側もレジ待ちの行列を緩和したり、注文の聞き取りミスを回避できたりすることでクレームが減り、顧客ロイヤリティの向上にも繋がりました。コロナ禍では、店舗のレジスタッフとの接触がなくなることで感染リスクを最小化できる点も注目されています。

IT活用がもたらす恩恵を再認識し生産性を上げる。特にリソースの少ない中小企業では今後必須となってくるでしょう。2021年は、IT活用の機運が高まった一年だったと思います。


そして2022年。特に重要なのは、新型コロナウイルス感染症が落ち着いてくるであろうアフターコロナ時代にどういった選択を行っていくべきか、ということだと思います。

企業であれば、コロナ禍で必要とされて取り入れた制度や仕組みを、今後どう生かしていくのか。リモートワークを廃止するのか続けるのか。フレックス制はどのように運用するのか。企業の求心力を高めるためにパーパスを作ったが、それをどうやって現場に浸透させていくのか。

選択した結果は、業績はもちろん、社員のロイヤリティや生産性、企業の採用力などの数値になって跳ね返ってくるでしょう。様々な選択肢がある中でどんな理由で何を選ぶのか、どの選択が企業価値を高めていくのか。企業経営において、そういった事象に直面し、困難な意思決定をしなければならない機会が増えると思います。

ちなみに我々ソウルドアウトグループでは、リモートワークとフレックス制を今後も継続します。柔軟な働き方を可能にすることで、居住地に関わらない採用活動を強化していきたいと考えています。そして、「八方よし」の考えを中心とした文化浸透施策を強烈に推し進めていきます。

私個人としては、サステナビリティ経営にもっと力を入れていきたいです。ベンチャー企業が行うサステナビリティ経営とは何なのか。さらに追求して社内施策を遂行していきます。

*ソウルドアウトの考えるサステナビリティ経営
https://www.sold-out.co.jp/sustainability

施策の一つとして、昨年の夏から社内に「ダイバーシティ推進委員会」を設置しました。多様性を享受できることは、組織にイノベーションを起こすためには絶対に必要です。違いを拒否するのではなく認め合うことで、組織に深みを出していきたいと思っています。

プライベートでは、今まで以上に健康面に向き合いたいと思います。健康寿命を意識して、ジム通いを再開させたいと思います。身体は資本なので、しなやかな体をつくっていきたいです。頑張ります!


2022年も、皆さま何卒よろしくお願いいたします!

ソウルドアウト株式会社
https://sold-out.co.jp/





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