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社員との対話を通じて方針理解を深める。全社員参加の会長大学を実施しました。

皆さん、こんにちは。

前回のnoteでは、社内報についてお話させていただきました。

今回のnoteでは、会長大学について、私の考えていることや工夫している内容をお伝えします。

思いを社員に直接伝える

会長大学とは、約5時間かけて私の考えや経営方針を社員に直接伝える社内コンテンツのことです。1回に15~20人に集まってもらいます。今年は3月から合計17回オンラインで開催しました。

今回の会長大学の実施目的は、2020年に起きたいくつかの出来事を、私たち経営陣がどう捉えたのか、そしてそれを踏まえ、次の10年どのような会社にしていきたいのか、伝えることです。

以前は社長大学という名前(私がまだ会長ではなかった時期だったため)でやっていましたが、2017年のマザーズへの上場以後、実施できていませんでした。というのも、東証一部への鞍替えのときには厳しい審査もあり、情報開示をするにしてもインサイダーにならないように十分注意しなければならず、非常に難しい判断でしたが結局は実施を見送っていました。

ただ、一部で実施していたのは地方営業所への皆さん向けです。私が出張のタイミングで、出張エリアの近隣メンバーを集めてミニ社長大学を実施していました。年間4回ほど大阪・名古屋・福岡のエリアで実施していました。そう考えると、全体で行うのは4年ぶりなので久しぶりの実施となりました。

多様性こそイノベーションを生む

一回の会長大学にかかる時間は約5時間。二部制で、前半は私のプレゼン、後半には途中何度か数人グループに分かれ、皆で意見交換をしてもらうなど、飽きないよう工夫もしています。そして終わったあとはオンライン飲み会を開き、皆さんから当日の意見を聞いたり、普段関わらない社員たちと交流したりして楽しみました。

今回の会長大学では、入社年数や所属カンパニーに関係なくメンバーを割り振りました。営業、エンジニア、コーポレート、沖縄のオペレーター、新卒などごちゃ混ぜ。だからこそ、いろんな人のいろんな考え方が混ざり合い気付きが生まれます。特に数名のグループに分かれての議論は顕著で、異なる意見だからこその発見があるな、と実感しました。やはり多様性の尊重こそ、イノベーションの原点なのだと思います。

非効率こそじつは効率的

振り返ると、同じ話を合計17回したことになります。何度も喋っていくと、だんだんと自分でも喋りが上手くなっていくのが分かりました(笑)。

よく「同じことを何度も話して飽きないんですか?」「よくやりますね」と言われるんですが、ぶっちゃけ、そういうことを考える次元にはいなくて、その隙間もないというか。この回に参加してくれる人は最初で最後なわけで、この回は飽きたから適当にプレゼンすればいいや、ってならないですね。

そうなったら皆さんに申し訳ないし、社内の温度でバラツキが出てしまうだろうし、今までの努力も水の泡になってしまうかもしれない。とにかく「気持ちを込めて伝えなければ」という思いの方が強くなり、回を重ねるごとにプレゼンに力が入ってしまうんですよね。

全社員に一回で伝えたほうが効率的じゃないの?と思われるかもしれません。ですが、それだと伝わり切らない部分もあるのも事実。「大切な話をするので深く理解してほしい」と考えるケースであれば、ライブ+少人数参加+インタラクティブの方が効率的なんです。

会長大学の様子

社員との対話の場でもある会長大学

会長大学が終わったあとには、アンケートを取っています。ほぼ全社員から感想をもらい、めちゃくちゃ感動しました。特に、2020年、2021年新卒入社社員には、まだ直接会ったことがないので、感想をもらえるのはとても貴重だったな、と感じています。

また、2020年2月に連結子会社となったメディアエンジン社の皆さんがどう思っているか、エンジニアの皆さんが暑苦しい私のことをどう思っているか、そういったことも開催前にはかなり心配していました。アンケート結果を見ると、高評価をいただきとても嬉しかったです。

会長大学は、様々な立場にある社員と対話を深める良い機会だと思っています。そして社員の会社に対する理解浸透度が上がりますので大切な場だと思います。これからも発表内容ややり方をアップデートしながら毎年行っていきたいと思っています。

社員が500人になっても1,000人になっても、会長大学を続けていきたいです!

▼事後アンケート「会長大学で印象的だった内容は何ですか」との質問に対する回答の一部を掲載します!

マーケティングカンパニー 貝瀬 夏美
「八方よし」
今のソウルドアウトに一番必要な精神だと思ったからです。今改めて世の中を見てみると、薬事法を守らない企業が淘汰されていっているので追い風になっていると感じています。人生100年時代で美容・健康業界は廃れないと思うので、ソウルドアウト主導でクリーンなご支援を実践して、消費者も幸せにできる八方よしを叶えていきたいです。

ソフトウエアカンパニー 並河 祐貴
「成長企業の特徴:理念、戦略、文化が一貫している状態」
最初は、成果から逆説的に全体を通して考えるので、一定の一貫性はあります。しかし運営の過程で、必ずといっていいほど微修正の連続が発生し、細かいディテールで一貫性を保つことが難しくなったり、忙しくなると振り返りがスキップされたりして、チグハグになってしまいがち。すごく大事なことなので改めて意識付けます(張り紙にしようかな)。
何より難しいのはそれをチーム全員が実感すること。考えます。繰り返し伝えます。皆でやります。

DXカンパニー 竹田 千景
「地域格差・挑戦し続ける×心の健康に時間を割く」
兵庫県で育ち結婚し高知県土佐清水市に移ったので、地域格差を常にリアルに感じています。子育てでは塾や習い事の選択肢が少なく、進学についても、多くの子どもが高校生から親元を離れて通う現実。すべては解決できないながらも、もっとITを活用できる部分があるのではないかと思っています。また、日本の根強い文化の中に、心の健康に時間を割く=さぼっている感覚になる精神文化があると感じています。限りある毎日の時間の中で、どうすればバランスを保ちながら両立ができるのかを考えていきたいです。

メディアカンパニー 小川 正康
「八方よし」
メディア事業をやる中で、一体だれのため・なにのために仕事をしているのか迷うときが度々ありました。ですが今回、八方よしの考え方を聞き、迷っていた考えに答えが出て、今後どうありたいかが定められました。皆にとってよりよい事業にするために、八方よしを軸として、誰に対してもプラスになるよう仕事に臨みたいと思っています。


◆Twitter

ソウルドアウト株式会社
https://sold-out.co.jp/

これからもよろしくお願いいたします!

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