弁論漫画「スピーチジェネラル」のストーリー構成

小学4年生向け弁論漫画であるスピーチジェネラルの1幕と2幕前半はコメディパート(エロ禁止)で2幕後半と3幕はシリアスパート(グロと法律用語禁止)です。1ページ6コマ構成です。

起(1幕 1〜8ページ) 

1〜8ページ:美女執政官が不思議道具を買い、弁論会議を始めます。ツッコミ役の皇帝(主人公)とボケ役とツッコミ役の美女執政官(ヒロイン)とボケ役の元老院議員XとYの2人(コミックリリーフで後半は原告チームになる)が不思議道具の主作用と副作用で愉快な弁論会議をします。ここではまだ不思議道具は使いません。


承(2幕前半 9〜16ページ)

9〜14ページ:副作用で皇帝と元老院が混乱しますが、話は続きます。

15〜16ページその後、下らない事件が起きて、犯人と共犯が警察官(紫の隊長、赤の副隊長、緑の管理職、青の隊員)に逮捕されます。


転(2幕後半 17〜24ページ)

17〜18ページ:弁論裁判が始まります。弁論裁判のテーマは不思議道具を規制するべきかについてです。弁論裁判で副作用に注目する原告チームと主作用に注目する被告チームが闘います。元老院議員(原告と検察官)は後攻の原告チームで、犯人(被告)と共犯(弁護士)は先攻の被告チームです。

19〜20ページ:被告チームの1ターン目で、被告が発言します。

21〜22ページ:原告チームの1ターン目で、原告が発言します。

23〜24ページ:皇帝と執政官が弁論裁判を見守ります。


結(3幕 25〜32ページ) 

25ページ:被告チームの2ターン目で、弁護士が発言します。

26ページ:原告チームの2ターン目で、検察官が発言します。

27ページ:被告チームの3ターン目です。被告チームは詭弁法を使います。

28ページ:原告チームの3ターン目ですが、ピンチです。

29ページ:原告チームが弁証法で乗り切ります。

30ページ判決が下ります。

31〜32ページ:弁論裁判が平和に終わり、判決として不思議道具が禁止されます。皇帝が教訓として不思議道具がなくても生きていく方法を教えて終わり。

弁論会議では、不思議道具と呼ばれるよい作用と悪い作用を持つ道具を買った執政官がツッコミ役で主人公の皇帝とボケ役の元老院議員Xと元老院議員Yで漫才をします。1幕では会議を、2幕前半では実際に不思議道具を作動させます。

弁論裁判のルールは1チームにつき3ターンまで演説が可能で被告と弁護士の2人が先攻、原告と検察官の2人が後攻です。弁護士と検察官はそれぞれ1ターンしか演説できません。時間制限はウルトラマンのように1ターンにつき3分間です。テーマは不思議道具の有害性についてです。超能力と不思議道具の能力の使用および人格攻撃は反則です。審判は公平な判断を下す裁判長と4人の裁判官で、試合の状況を説明します。上司である皇帝はただ暖かく弁論裁判を見守り、執政官は記者として近況を伝えます。判決を言い渡します。善玉が詭弁法を使わずに真面目に戦い、悪玉の事件を起こした市民が詭弁法を使って戦います。法律については小学4年生向けなので無視します。原告が勝てば不思議道具を使えなくなります。最後の山場である3ターン目の演説では悪玉の詭弁法に対して善玉が弁証法で反撃します。弁証法は悪役も使います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?