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【目印を見つけるノート】353. さわ的社会科見学(2)

今日は「社会科見学」の続きです。
というか、ここからが本番かな@東京ビッグサイト。

行ってきたのはこちらの展示会です(3/17~19)。

出展されている企業・団体は200以上あるようです(数えきれませんでした😭)。ブースの配置図、お話できたところ、少しじっと見たところにマルを付けていますが、それも結構な作業ですね。

ジャンルをざっと抜きつつ羅列します。

再資源化/廃棄物処理/建物解体/アスベスト対策/水処理/水質浄化/土壌汚染/大気汚染/バイオマス/サーマル・熱利用/海洋プラ/バイオプラスティック/地球温暖化対策……

大分類を「えいやっ🙆」とはしょってもこれだけありますので、全部回って話を聞くのは無理ですね。ましてや素人の一般人🐰

一回整理しよう💡

会場を実際に眺めて、
🚮「廃棄物処理」
🔃「再生(再利用)」
🚰「浄化」
⤵️「節減」
🌍「新しいエネルギー」

この5つに大きくまとめられるように思いました。細分化すると何が何やら分からなくなってしまいますが、そのように受け止めれば、私のような素人でもOK😆👌❤️かな。
(アイコンはとりあえずのもの)

行き当たりばったりで目についたところから回ってきたというのが正直なところです。

それでも、「現状を知りたいな」という趣旨で行きましたので、「廃棄物処理」が主で「再生(再利用)」が少しというところに自然と落ち着きました。

写真撮影は禁止ですので、写真で紹介できないのがツライかも。
また、企業名をお出ししますが、個人としてそれぞれ関わりはなく、宣伝ではありません。それはあらかじめお断りを入れておきます。また、敬称や(株)などは省かせていただきます。

丁寧にご説明くださった企業ブースの皆さま、本当にありがとうございました。


🚮廃棄物処理

一言で書いていますが、これも実に段階が多い。私の目で見ると大まかに、
「選別」↔️
「破砕(破壊)」→
「ペレット・チップ化」→再生(再利用)
という流れになるのかと思います。
これを一連で作業できるよう、機械を組み合わせてプラントとして扱っている企業が多いですが、今回は理解するために特徴的な部分を取り上げることにします。

まずは「選別」。

分別のための機械の大きさやハイテク化にまず驚きました。大きいものは工場に格納するほどの大きさです。
この分野では、ウエノテックス、大原鉄工所、御池鐵工所、富士車輌などのブースを見てきました。ペットボトルと金属(缶)とそれ以外を分別するのが主になるのかと思ったら、何でも選別できるような機械も多かった。
選別するのもカメラを通して自動的に判断、AIを使っているのも一般的なようです。
「何によって判断するのですか」
透明かどうかで判断する、
記憶させた画像で判断する、
赤外線で光の反射の波長によって判断する(光学)、
複合的に判断する。
※混同している部分があるかもしれません。

思えば、ペットボトルも厳密にいえばまったく同じではありませんし、缶もアルミやスチールなど異なりますね。

御池鐵工所のブースにて。
ベルトコンベアで続々流れてくるものの選別内容が、逐次モニターに文字で出てくるのを見せていただいてびっくりしました。
「PET」とか「紙」とか。

選別したものの仕分けはエアやロボットアームが行います。ロボットアームも手が掴むもの、エアで吸着するものを併用しています。ロボットの技術は専門のところと開発製造されているとのことでした。
3つのロボットアームがスイスイと選別していく様子、ロボ🤖な景色に思わず一言。

「『トランスフォーマー』みたいですね」

担当の方が苦笑されていたような😅
この分野はハード面の堅牢さもさることながら、AIの導入が一般的になっておりたいへん技術力が高いのだということが分かりました。

ここに技術が必要とされるのはなぜでしょう。

人手をできるだけ少なくすることもあるけれど、何より選別する種類と処理する量が膨大だからでしょう。⛰️日本で毎日廃棄されるペットボトル、1億本はいくのではないでしょうか。それならば1年で365億本。プラスティックはペットボトルだけではないですから。

選別とともに、
日本シームのブースではペットボトルの破砕洗浄機を拝見しましたので、付記します。🚰浄化というジャンルはまた別に書くのですが、廃棄物の洗浄機というのを見たのはこちらだけでしたので、ちょっと探訪が足りなかったなと個人的に思いました。

ペットボトルを破砕した後のものを見せていただきましたが、たいへんキラキラしていました。


続いて、「破砕(破壊)」。
このジャンルに関してはペットボトルの破砕や万能(一部材質を除く)の破砕機、木材をチップにするグラインダーを見てきました。企業でいえば、日工、マルマテクニカ、新居浜鐵工所、ウエノ産業などです。
選別で出した企業も破砕までカバーしていますので、その点を申し添えます。また、この分野は建設機械との関係が深いように思いました。



🌳
びっくりしたのは木を丸々破砕することのできる機械です。グラインダーというそうです。
「大きすぎる木は厳しいですけれど」
とマルマテクニカの担当者の方はおっしゃっていましたが、伐採した木をドン!と積んでそのまま破砕していくというのはすごいと思いました。

ここで、木材の処理というものが私の思っていたよりずっと需要があって、大がかりなものだということを知りました。処理するのはもちろん伐採した木だけではなく、倒木も含まれます。
私が見た最も大きいタイプの破砕機は全長14mあまり、重さは約26トン。
発生したチップは火力発電などに使われるそうです。
それで余分な二酸化炭素を出さないということにもなるわけです。

発電の手段についてはまたいろいろと考えなければならない点がありますので、また機会がありましたら。

🏚️
別の意味でびっくりしたのは新居浜鐵工所のシュレッダーです。シュレッダーというと紙を飲み込んでいくものを想像しますが、このタイプのシュレッダーはいくつかの例外を除き実に多くのものを破砕できます。

新居浜鐵工所の担当の方と少しお話をしました。このシュレッダーがいろいろ破砕できるので、試してみようと外部のYouTuberの方が動画を撮っていかれたそうです。
ビニール傘、ラジカセ、自転車、あとは何でしたっけ、いろいろです。大きすぎるものは入れられませんが、形状は不問です。パソコンや食器棚、スーツケースも問題なく。
実際、鉄など不適なものはあるのだそうですが、「畳や石膏ボードもいけます」とおっしゃっていました。私はそこで、ハッと気がつきました。

なぜ、何でも破砕する機械が必要だと思われますか。

建築物解体時の廃材のため、というのが大きいのではないでしょうか。「何でも破砕してしまうなんてすごいなあ」と、のほほんと聞いている場合ではないですね。
最近、うちの回りで解体作業が数軒立て続けにされていたことを思い出しました。一棟でもかなりな量の廃棄物が出ます。
まるまるの形状のままより、破砕した方が処理しやすいのは当然ですね。廃材はかさばるものが多いですから。

🚮雑感という名のつなぎ

「廃棄物って、減らすのがかなり難しいのではないだろうか」

ふっと思いました。
出た廃棄物に対する処理技術はとても高いと思います。「この材質はこうする」という範囲も少しずつ増えていると思います。ペットボトルや缶だけでないです。
石膏ボードの再利用方法が検討されているという記事もうろ覚えですが見たような気がします。

これからは、マスクをはじめ医療用廃棄物処理がもっとクローズアップされるでしょう。もっといえば、原子力発電所の廃棄物(汚染水)の件は延々と続く課題です。

どんどん技術が発展していて、その点は素晴らしいのですが、廃棄物がどれほど多岐に渡るかを考えるとクラクラ😵💫っとするのです。
個人の生活でどうこうも必要ですが、まず全体でどれぐらい出ているのか見当がつかなければ、意識として持ちづらいのではないかと思いました。

そして、どうやって処理されているかも。

さて、
あと🔃と🚰と⤵️と🌍ですか。
実はこれらについてはそれほどブースを回る余裕がなかったので、
今日ほどには長くならないと思います。

続きます。

それではまた、ごひいきに。

尾方佐羽

追伸 今週は去年春~今年にかけて初めてぐらいの忙しい週になりそうです。週末ライブ観覧があるので、そこをごほうびだと思ってがんばります✨

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