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【目印を見つけるノート】999. いつかキャヴェンディッシュでコーヒーを

999ってちょっと重たい感じがしますが、言葉にすると「とどのつまり」なのかな。

今日はリサイクルごみが年内ラストとか、しめ飾りを出すのでちょこっと掃除とか、ばらの鉢の土かきとかちょこまかしています。子どもたちに食事を出して、さてどうしよう。
この時期はすることがたくさんあって落ち着きませんが、一息つく余裕は大事かな。

一昨日、横浜に行った話を書きましたが、本当に久しぶりに横浜の高島屋さんの7階をじ~~っくり見て回りました。食器やインテリアなどがあるフロアです。
華麗な京焼や九谷焼、マイセン、ジノリ、ウェッジウッド、大倉陶苑……マイセンやジノリではイヤープレートをチェックして、ウェッジウッドでは「やっぱりフロレンティンターコイズは名デザインだな」と感心したりしていました。
陶磁器が好きだという話は前にも書きました。ひとつだけ持っている備前焼の徳利の作者が人間国宝になっていたとか👀‼️
和食器の話はまた改めて。
洋食器については、和食器と好きになったタイミングが異なります。

小田急線の世田谷代田というところに住んでいたことがありました。隣が下北沢でそちらも徘徊していましたが、代田は静かな住宅街でいいところでした。一駅違いで非日常と日常という感じです。
今は下北沢と同様、代田も変わりました。瀟洒な温泉旅館ができたとテレビでよく流れていますね。
当時はまあ、人がわざわざ目指して降りる駅ではありませんでした。スーパーは環七の向こう側の『ライフ』だけ、図書館は新代田か梅ヶ丘、コンビニは線路脇のヤマザキデイリーストアだけ、ラーメン屋は環七を渡った『九州一番』、蕎麦屋は線路向こうのお店だけ、寿司屋は駅の側に一件(貝握りをたまにお土産にしてもらいました。美味しかった)。散歩は梅ヶ丘か緑道か。ファミレスは若林、お医者さんは近隣にほとんどなかったです。

十分なのですが、やはり隣駅の店舗数を思うと極端に少ないですね😅 その前は高円寺に住んでいましたから、ちょっとさびしかったかな。

そのような世田谷代田に2つ、とびっきりのお店がありました。代田には長く足を向けていませんので今はどうなのかな。

ひとつは駅を出るとすぐにある、小さな輸入食材のお店です。ここでは、通りかかると「コーヒーいかがですか」と紙コップを差し出して下さるのです。冬などはあったかくて、本当にホッとしました。ちょこっと入ってちょこっと買ってみたりしました。

確か隣に小さな本屋さんもあったような記憶がうっすらと……どうだったかな。

もうひとつは、洋食器のお店です。名前は🤔『Sohbi』だったと思うのですが、合っていますでしょうか。このお店は実によくのぞきました。マイセン、ウェッジウッド、ジノリ、フッチェンロイター、ロイヤル・コペンハーゲン、アラビア、リヤドロなどここでいろいろ観察できました。お安くはありませんので、何も買わないときが大半でしたが「よく来る人」と認識していただいて、よく応対してくださいました。私はウェッジウッドのかっちり丸い感じが好きで、うっとりするばかりでした。

確か、ロイヤルコペンハーゲンのイヤープレートとウェッジウッドのシュガーポットと何かを買った記憶があります。
ウェッジウッドの『Cavendish』という柄が大好きでした。白地にシンプルな紺のラインが入ったシリーズです。シュガーポット以降、カップ&ソーサーを5客とクリーマーを持つようになりました。いつかティーポットをと思っていましたが……今は廃盤だそうです。

当時は、いつか好きな人と一緒にコーヒーを飲みたいと思っていました。ティーポットがないですから😅
でもずっとしまったまま。
いつか、ね。

こちらは福山のポレポレのコーヒー😉

洋食器への興味が湧いたのは、間違いなくあの小さなお店からですね。20代の頃にそのような機会が持てたことを、とても幸運なことだと思っています。食器にせよファッションにせよ、「ハイブランドだから」ではなく、自分の好きなものをとことん突き詰められるようになったからです。

それに、いざハイブランドに接しても臆することがなくなりました。買わなくても、じっくり見ることができます。図々しいかしら。
でも、真にものを見る眼というのは、そうして出来上がっていくのではないでしょうか。

さて、
はじめに出した輸入食品店さんは下北沢にお店を出されて、それ以降いろいろな所に店舗を展開しています。「すごいなあ」と思います。私の最寄り駅にもありますし、福山にもあってびっくり。全国にあるようですね、『カルディ・コーヒーファーム』(株式会社キャメル珈琲)さん。
あのときの小さな紙コップのコーヒー、美味しかったです。

さて、今日の曲です。
『Sweet Home Chicago』Bonnie Raitt, Tracy Chapman, Jeff Beck and Beth Hart

『ロックの殿堂』の授賞式のカットですね。ボニー・レイットがカッコいいのと、さりげなくジェフ・ベックが出ていたのでつい😅
この曲は泣く子も黙る?鉄板の曲で、ロバート・ジョンソンが初出かな。シカゴと言いつつ、カリフォルニアのことだったりして歌詞も興味深い。

この映像の年(2012)にはフレディ・キングが殿堂入りしたので、選ばれたかもしれません。

フレディ・キング版はこちらで。
Freddie King『Sweet Home Chicago』

3キングですか、じきにしましょう。

それでは、お読み下さってありがとうございます。

尾方佐羽

追伸 どうかお気をつけてご無事に。
いってらっしゃい😊

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