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イコール創刊1号、発売開始しました!

発売?販売?出版?なんか、もう5月中旬には自分の手元に届いてたり、どこかの書店にはすでに置いてあったり、いったい、いつが発売日なんだ!みたいな感じで、なかなか告知するタイミングが掴めなかったのですが、Amazonに「この本の出版予定日は2024年5月25日です。」と書いてあったので、とりあえず、5月25日に、出たヨーという記事を書こうと思いました。(一日投稿が遅れました。てへ)

前回の創刊0号が128ページだったのに比べて、今回の創刊1号(この言い方も妙である)は192ページと、大幅にボリウムアップしています。
ページ数だけではなく、内容も、変化しています。改めて見ると、やっていることは同じなのですが、0号はかたい土の中に居る感じで、1号は土から出てはじめて空気に触れているような感じです。風に乗って、どこかに飛んでいってしまう感じがします。踏む脚の重さと、飛ぶ羽の軽やかさ、というか。0号で縮んだバネが、1号でびょーんと飛んだような気がします。

『イコール』はどんな雑誌か。

僕の個人的な見方で話すと、見えない隣人が見える雑誌、って感じがします。アパートとかマンションとか、一軒家でもいいんですけど、隣人は、距離的に言えばとっても近くにいるのに、壁一枚、塀一つを挟んだだけで、遠くの国より見えづらいものです。それが、この雑誌を開くと、まあいろんな人がいて、ああ、こんな人がいるんだなと、思うことができます。また、記事ごとにまったく違うジャンルのものが隣り合っているのも、それを感じさせる要因のひとつです。地域とかコミュニティとか年代とか、誰かが決めたり、自分の中で勝手に引かれてしまった境界線が、この雑誌にはありません。だから、この雑誌をイメージするとき、なんとなくアパートメントの様相が頭に浮かびます。トキワ荘は、漫画を書くという目的のために集まった人たちのアパートですが、『イコール』はそれぞれ別の目的や生活を持つ人が集まるアパートです。それって、そこらへんにあるアパートと一緒じゃん。と、思いますが、ひとつ違うのは、『イコール』は、そのアパートをみんなで作っているというところです。別々の目的を持つ人たちが記事を書いて、『イコール』というアパートはできています。正しいかどうかは置いておいて、そんな感じです。
しかし、『イコール』という本は雑誌ですから、いつまでもそこに住んだり、暮らしたりすることはできません。次の『イコール』をつくるため新しい記事を書いたり、記事を書かずに、『イコール』を離れて別の住処を探したりします。我々は、基本的には、自由です。『イコール』は、自分の意志や強制的な流れ(笑)の中で出会った人たちの集まりです。出会って別れて再開して、を繰り返す場となる雑誌だと思います。音楽フェスに参加するように、この雑誌に参加してみたら、いいですよ。

オススメについて

ひとつひとつ、の記事を紹介しよかなと思ったのですが、限りがなくなりそうなので、止しました。高梨元秀さんはオススメです。高梨元秀さんの記事、ではなく、高梨元秀さん、はオススメです。なんとなく。あと、創業夢塾の記事は、オススメです。なぜオススメかというと、なんじゃコリャだからです。でも、オススメとかあんまり関係ないです。書いてる人もたくさんで、読む人もたくさんなので、オススメ、オススマナイも、たくさんになるでしょう。

『パルプ』の企画について

今回のイコールには、わたしの企画があります。
まったくの、見ず知らずの私の依頼を受けてくださり、三名の方が言葉を書いてくれました。彼らの言葉は野生の花だと思います。ありがとうございました、の気持ちでいっぱいです。
ただ、その記事がなになのか、どうなのか、わたしにはわかりませんので、読んだ方、教えてください。その記事においてのみ、わたしは読者ではありません。だから。

扉絵について

また、今回、各セクションの扉絵を、左記の方にお願いしました。
オオムロトモノブさん。
オオムロさんはいろいろなところに出没する印象のある人です。謎の塊です。今回は、お墓に鎮座する猫ちゃんの写真を提供していただきました。時代です。
満行琉唯くん。
これは、わたしの姉の子、いわゆる甥の方です。今は小学六年生くらいなのだけど、前に描いた絵を提供していただきました。今はドラゴンボールの絵を描いているようですが、めっちゃ上手です。
たと。
これは、プログラマでありミュージシャンであり会社員のたとです。私のやっているバンドのメンバーです。今回はイラストを提供していただきました。かわいい。
ytk。
ユタカです。肩書きがない人です。いくつかの写真を提供してくれた中の一つを掲載しました。写真はその人の視点、て感じな、素直な写真を撮ってる気がします。ユタカも、同じバンドメンバーの一人です。

みなさま、あああ、ありがとうございました!
ほんとうはもうひとりのバンドのメンバーにもお願いして全員載せたい気持ちがありましたが、叶いませんでした。いつか。

おわりに

インターネットの発信と違って、雑誌の出版は、リアルタイムで反応があるわけではないようです。わたしは、普段はインターネットの発信の方が慣れています。雑誌の出版なんて、したことないんだから。また、雑誌は書籍と違って(多分)、この日が発売日!という感じで書店に並ぶのでもなく、なんかパラパラと書店に出現しているようです。だから、若干の戸惑いを感じています。きっと、この空気や気配を楽しむしかないのでしょう。ホルモン系と神経系の違いみたいなもんですかね。徐々に染みていくイメージです。

雑誌には、本当の完成がない、んだなって、いま、こやって書きながら思ってます。

この、文章が句点で区切られているのは、今、とても寒いところにいるからです。

出版に関わったすべてのみなさま、おつかれさまでした!

というわけで発売中です!

第二弾のクラファンも始まっております。ご協力を、お願いいたします。


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