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タイ飲食紀・最終日&帰国日 グッバイข้าวขาหมู、フォーエバーข้าวขาหมู 

タイで飲み食べしたものをひたすら綴る記録。初日はこちら。

タイ・パタヤ滞在、いよいよ最終章。虎を抱き、屋台飯を食らう。そして、空港で涙ながらに別れを告げたのは……ข้าวขาหมู。

本日のお品書き
◯ザクロ
◯カオカームー
◯グリーンカレー&カイチアオ(卵焼き)のっけごはん
◯バナナロティ
◯ムークロップ(クリスピーポーク)
◯カームー
◯カノムクロック
◯カノムクイチャーイ
◯牛肉っぽい串焼き
◯カオカームー
◯スムージー
◯ソーセージ


買ってあったザクロを朝ごはんとして軽くつまんだあと、パタヤを代表する観光スポットでもあるターミナル21へ。空港を模したショッピングモールで、各フロアが東京やパリ、ローマを始めとする海外の都市をイメージして作られています。

いつも通り、まずは腹ごしらえ。常に腹ごしらえ。私はカオカームー(3度目かな?)。フードコートのカオカームーコーナーにあるこの鍋、なんて魅力的なんでしょう……。ここの豚足はしっかり皮がついていて、かなり私好み。
友人はグリーンカレーと卵焼き=カイチアオのっけご飯。このときはカイチアオという料理であることががよくわからず、カレーとオムライスを合わせるんだなと思ってました。ひりひりするカレーと油たっぷりで仕上げたぷわぷわの卵焼き、そしてパラパラのタイ米が最高の組み合わせ。

遭難したい場所ランキングNo.1、カームー鍋!
ターミナル21のフードコートは、港を模してピア21という名。おしゃれ。

そして、ずっと食べ逃してしまっていた、タイのストリートフードを代表するロティ! その中でも定番のバナナロティです。クレープのような生地でバナナを包み込んで鉄板で焼き、練乳をたっぷりかけた一品。激甘で、めちゃくちゃお腹いっぱいになる。

カロリーを考えることをやめよう

ちなもにターミナル21では、かなりの「ウソ日本」を楽しむことができます。他のフロアも同様なんだろうな。ローマのフロアなんか、トイレがピザ屋デザインですよ、排泄と食事の組み合わせってどうなんだ。

つらいときに見返している、ウソ銀座。

タクシーに載って、パタヤ滞在のメインイベントに据えていた、タイガーパークへ! ここでは虎と触れ合ったり、写真をとることができます。
詳しいレポは他へ譲ります。自分が寅年なこともあって、ミーハーながらめちゃくちゃはしゃいでしまいました。

尻尾も結構重い。
(カメラを持ってくれてる飼育員の)サービス精神旺盛。

いよいよタイでの最後の夕ご飯、屋台が多くあるテパシットナイトマーケットで楽しむことに。わりあい整然としているし、混んでいないし、座るところたくさんあるし、パタヤで屋台飯を一気に楽しみたいならここ一択なのでは。目移りしますが、まあ安いのでバンバン買っちゃいましょう。写真の全部でも400バーツもしなかったはず。一番美味しかったのはムークロップ=クリスピーポーク。部位はネックを選んでみました。肉がまずちゃんと旨い。そしてクセになる味付け。ただ分析不可能。牛バラっぽい串焼きも同様。どちらも死ぬほどビールに合う。
ここではじめて白飯なしの煮込み豚足=カームーを食べました。かなり濃い色に仕上がっていますが、しょっぱいのではなく、コク深い仕上がり。スープ付きなのも嬉しい。

屋台がほとんどない島滞在も長かったので、この辺はまだまだ開拓の余地を残した旅となりました。次はやっぱりゆっくりバンコクで過ごして、屋台ご飯を楽しみたい……。

アップして見てね!
「こんばんは」と「ばんごはん」の間の子?
あかるくポップな雰囲気。

ホテルに戻り、帰宅準備。せっかくなので購入したお土産を並べてみました。タイ土産の定番、タイパンツにヤードム(鼻につっこんでスースーするリラクゼーショングッズ)、事前にリクエストもあったチャトラ・ムーのタイティーやマンゴスチン石鹸、パッシーユーやカームー作りに欠かせないシーユーダム(濃口醤油)、タイ在住友人に勧められた、ラープ(タイ東北地方のホットサラダ)の素などなど。

歯磨き粉をもっと買うべきだった! ドンキとかで買えるけど高い。

夜が明けて帰国日。とりあえず残った果物を食べてから、セブンでタイティーを買って空港行きのバス乗り場へ急ぎます。丁度托鉢のタイミングで、お坊さんの行列に出会ったり。ほぼお寺にも行かないタイ旅行だったので、最後にようやく仏教を感じました。

空港ではチェックインにまごついたり色々ありましたが、なんとか荷物も預けて、愛しのフードコートへ。スワンナプーム国際空港のフードコートも最高ですよ、なんでもあるし、空港としては安いし!
ここもほかのフードコートと同様、現金をプリペイドカードにチャージして支払いします。残ったバーツをかき集めて、まずはスムージー。私はアボカド、友人は苺。アボカドはまったりしながらもすこし青みのある味。

粘度ぶんのボリューム感がすごい。

そして最後の食事は……悩みながらも、2人ともカオカームー(ご飯なしのカームーを入れたら5回目)にしてしまいました。本当に悩んだ。パッシーユーもあった。でも、ちゃんと生ニンニク付きのカオカームー貪って、我がข้าวขาหมู(カオカームー)人生に悔いなし、と言い聞かせ、完食。このあっさりしながら旨味のつまったスープと、ぱらぱらご飯をさっとすするのが至福なのよ。

別添えの皮もGood……&理想的なニンニク

10バーツほど残っていたので、駄菓子みたいなソーセージを一本ずつ食べて、食事、終了!

チリソースが激辛で泣いた、最後に裏切られた

このあとは搭乗時間に遅れそうになったり、トランジットに失敗しそうになったり、挙句の果てにロストバゲージしたりと事件が続いたのですが、それはまた別のお話。


8泊9日の旅行中、食べたもの全てに触れることを目標に書き進め、なんとかぎりぎり年内に達成することができました。
進むにつれてどんどん雑になりましたが、要するに、「タイ料理は辛いだけじゃないよ」ということを伝えたかったわけです。
出汁、旨味、そして甘みとスパイスの妙。豊かなハーブやフルーツ。なんとなく、甘くて辛くて米がパサパサで……なんて思わないで、ぜひタイに来て、色んな料理を食べてみてほしい。目が覚めるほど美味しい、お気に入りの一品に出会えるはずです。
死にたくなったら、まずはタイに行きましょう。

3年越しの約束を叶えて、すべてのご飯を一緒に全力で楽しんでくれた友人に心からの感謝を込めて。

まだข้าวขาหมูを知らなかった、あのころの私たち。


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