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日記

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休職前の日々、復職後の日々、退職後の日々、就労移行支援に通っている日々です。
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2024年2月の記事一覧

かなしさと距離を置く(日記60)

かなしさと距離を置く(日記60)

かなしさと距離を置けるようになったのは、ほんとうに、ここ最近のことだ。

日々はたおやかに過ぎてゆき、そのなかで、就労移行支援に行って勉強をしたり、おうちで洗濯したり、掃除したり、料理したり、同居人氏たちと笑いあっている合間に、ときたまひょっこり、「かなしさ」が顔を出すくらいの頻度になった。

「かなしさ」が顔を出すとき、理由はなくて、からだが重たく、胸が詰まるようになって、何もしたくないと、ただ

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苦手なこと(日記59)

苦手なこと(日記59)

いまだに苦手なんだなあ、と、思うことがある。
気がついた時には、苦手になっていた。

さかのぼれば多分中学生のとき、入学していちばん最初に思ったこと。

「ああ、みんなが変わってしまった」
「ああ、みんなが、『男』と『女』になってしまった」

思春期の、はじまりだったのだと思う。
どんどん変わっていくからだとともに、みんなの雰囲気も、だんだんと大人になっていって、なんだかわたしには、とても遠い、遠

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春が来る(日記58)

春が来る(日記58)

風がびょおびょお唸っている。
朝降っていた雨は、昼間止んで、明日は晴れるけれど、また夜から雨が降るのだそう。

弟の結婚式が終わってから、なんだか気が抜けて、それでも日々はつづくから、生活を淡々と、送っている。

弟の結婚が決まったときから、ずっとどきどきしていて、大幅に太ってしまった自分のままでは結婚式に出たくないなあと思って、ゆるゆるとダイエットをしていたものの、体重はびくともしなくて、わたし

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こころからの、ありがとう(日記57)

こころからの、ありがとう(日記57)

2024年2月10日は、わたしの大切な弟の、結婚式だった。

3連休の1日目、よく晴れた空の下、わたしの弟は、たいせつなひとと、結婚式をした。

弟とは、2歳離れている。
小さいころは、どこに行くのも一緒だった。

わたしはとても「お姉ちゃん」気質のこどもだったから、何をするにも、世話を焼いていた気がする。

一度、喘息で入院したことがあるのだけれど、なんと時期を同じくして、弟も体調を崩して入院し

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就労移行支援の日々(日記56)

就労移行支援の日々(日記56)

日々が、たんたんと積み重なってゆく。
それは、1年前の自分では、考えられなかったことだ。

1年前のいまごろ、わたしは、2回目の休職に入ったばかりだった。

図書館で働けてうれしいはずなのに、苦しくて、苦しくて、まるで溺れているみたいに、海面がどんどん遠ざかって、息ができなかった。

それが、今はどうだろう。

今日のわたしは、朝7時に起きて、まず、洗濯機をまわした。
洗濯機がまわっているあいだに

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