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社内で言いづらい事こそ外部に言わせよう

僕はもう独立したフリーランスなので会社組織にはいないのだけれど、新卒で6年間は大企業に勤めていました。

で、やはり一部上場規模の会社になってくると、人数がすさまじいんです。社員数千人とかいる。関連子会社含めると1万人超えて来る。当然ながら管理職もたくさんいるし、出世競争や派閥もあるわけです。

そんな中で若い世代が何か声をあげてもなかなか取り入れてもらえないし、取り入れてもらえる時は大抵何か別の目的が隠されていたりするんですね。

たとえば、女性の活躍を推進!っていうお題目ならそうした方が補助金出るとか転職で人気とりやすいとか、まぁ下心はついて回るわけです。

別にこれらが悪い!けしからん!とかは思ってないです。経営とは清濁併せ呑むものです。

でも、組織内でこれから上を目指そうと思っている若手さんに、今日はひとつ入れ知恵をしておきます。


本音の包み方を覚えよう

僕自身は120%本音の人として入社試験パスしたのですが、これって結構煙たがられるんですよね。

もしくは若いヤツが熱くなっていていいねぇ〜、と優しく見守られつつも、ちゃんと話を聞いてもらえない。

今ならわかるんですけど、これはその会社がクソなんじゃなくて、伝え方がダメなんです。

本当はこうした方が良かったとしても、社内の立場的に言ってはいけないことってあるんですよ。言う内容じゃなくて、組織の中では特に誰が言うか+誰が責任とるのか、が大事なんです。


上役のプライドを無駄に傷つけない

大きな組織ほど出世競争は減点式です。なぜなら残ってくる人はみんな満点に近いから。

営業みたいに数字が出る職種ばかりじゃないですから、必然的に評価制度は360度評価とかKPI&KGIとか複雑になっていく。

で、フタをあけてみると結局昇給や降格は上役のご機嫌で決まっていたりします。仕方ないじゃん、選ぶ側だって人間だし。

だから改善案なんかを出すときには当然改善前の案を出した人がいるわけで、それが上役だったりすると改善案なのに人格否定された気持ちになったりして正当なジャッジができないんですね。

ましてや、若手から言われたならなおさら。

この手の上役のプライドを傷つけると、相手によってはしつこく覚えていたりするので、ここで「このシステムは時代遅れっすよ!」とか言うのは危険です。


言いづらいことこそ外部に言わせる

え?じゃあせっかく良くなる部分に気づいても黙ってろと?と思うかもしれませんけど、そうじゃない。

要するに、誰に言わせるのか=誰に責任押し付けるようにするか、です。

つまり、こういう言いづらい改善案こそ、外部のコンサルに言わせましょう。うまくいったら自分と採用した上司の手柄、失敗したら外部なので次から発注しないという落とし所があります。

自分の拙い案のスクリーニングもできますし、ブラッシュアップしていい案を通せるかもしれない。しかも会社のお金で。いいことばかりです。


清濁併せ呑むのが生きるコツ

いつも本音でnote書けとかいっておいて、仕事では演技しろと?と言われるかもしれません。

いいですか?本音を語るのと、本音を押し付けるのは違います。手段と目的を混同してはいけません。

どうしたらこの仕事が良くなるのかを必死に考えて見つけた答え(目的)ならば、成功率の高い方法(手段)で試すべきです。

別に上役を接待してワイロをつつめとかじゃないです。自分が提案して自分が実行することにこだわらずに、うまくいく近道な別ルートがあるならそれ使おうよという話です。


そんなわけで、若手の方で組織内でなかなかソーシャル運用とかうまくいかない!とモヤモヤしてる方は呼んでください。バッサリ切りますから。

バッサリ切りすぎて僕も一回だけでバッサリ切られる可能性はありますが、あなたが言うよりリスクは低いです。

もしも今後も大きめの組織でやっていくなら、言いたいことは外部の専門家を呼んで言わせるワザも身につけておくといいよというお話でした。

手練手管って難しいですよね。。。
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