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1.「発達障害」とは?

この記事は、発達障害当事者として、発達障害の解説を行うために作成した講演資料です。内容は一当事者の考察であることをご了解下さい

発達障害の定義として、2005年に制定された「発達障害者支援法」の条文を引用しています。これは難解であるため、以下のような説明を付記しています。

「発達障害」の「発達」という言葉は、心理学などでいう、人間が生まれてから大人になるまでにいろいろな能力を獲得していく過程のことを言います。
ですから、「技術の発達」とか「文明の発達」とかいうのとはちょっと意味が違います。
この過程でいろいろな能力(主に社会的な)をバランスよく身につける(ことができる)人を「定型発達」と言います。

その一方、脳の機能的なかたより(成長のしかたの違い)によって、得ていく能力(特に社会的能力)のバランスが悪いため、生活に困難さを抱える人達がいます。
これが「発達障害」です。「発達」にかたよりがあるので、本人の努力だけでは解決できないのです。

発達障害が知られてきた当初(特に自閉症など)には育て方の問題であるとする説などがありました。また、生後に摂取する化学物質によって引き起こされるということを言う人もいますが、これらは研究により否定されています。

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