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ホテルに売上5,000万のビジネスモデルをプレゼンしてきた話

あるホテルさんが持っているチャペル。

現状平日の稼働がほとんど無かった。

ロケーションは抜群で、カメラマンからすると撮影向きな作りになってた。

担当者の人も「何か施策を打ち出したい」

そんな悩みも打ち明けてくれたのです。

普段良くしてくれてることもあり、

設備やロケーションは良いのに、

もったいないな…。この魅力は周囲に負けてないはずなのに。

そう思ったのは僕だけじゃなく、様々な式場へ出入りしている敏腕の美容師も同じことを思ってたのです。

そこで、ホテルにとって

売上5,000万のビジネスモデルを考えてみた。

その入り口となる商品はチャペルを利用した写真撮影だ。

一見すると、どこにでもあるフォトウェディングのプランだが、

その地域、周りの競合ホテルや式場、利用される年齢層などを調査すると、

そのホテルにしかできない価値を提供できる。

ターゲットとなるペルソナを絞り、30代以上のカップルで競合先にはできない魅力を打ち出す。

1番の強みは、施設とロケーションだった。

他に周りの式場やホテルには無い、僕たちカメラマンからすると、とても魅力的に思えて仕方なかったのです。

でも、それを活かすカメラマンがそこにはいない。というのもホテル担当者の悩みでもあったのです。

ただ、フォトプランを売り出したところで5,000万の売上は無理。

バックエンドに少人数向けの披露宴、食事会、宿泊や観光コースなど、立地を活かした内容を準備する。

例えば、フォトプランを利用した50%のユーザーが、ロケーション撮影も追加したい。

と思えるような内容を作る。

さらに、ロケーション撮影した中の40%のユーザーはアルバムが欲しくなるような仕組みを作る。

強いて言えば、撮影でけでなく挙式だけ利用できるような仕組みも作る。

全てのユーザーが利用しなくていい。

25%以上の利用者が何かしらのバックエンドの商品に魅力を感じれるような仕組みを考える。

ホテルなので、食事会、宿泊などは一定の割合で獲得できる。

単にフォトスタジオで提供できるフォトウェディングより、満足度は高い。

そのことから30代以上のカップルをターゲットとしていることもある。

披露宴に繋がれば数百万は売りが立ちます。

※記載した%は実際と若干差があります。モデルの作り方の一例です。

これで、年間たった数十組を獲得できれば5,000万超えるという内容。


結果はどうなったと思いますか?



実は、何も動きませんでした。笑


担当者や支配人は申し訳なさそうに謝られましたが、どこか悔しさもあるようでした。

経営陣と現場のベクトルが違ったようです。

現場としては、婚礼をどうにか増やしていきたい。そのため動きたい。と考え、

経営陣としては、婚礼は現状でも今後期待してない、海外からの旅行客の誘致の方が利益率も高い。

投資するなら海外からの団体客の宿泊、宴会などの件数を増やす。

そう判断した。とのことでした。

面白いと思ったのにな〜。

フォトプランでの僕らの利益は微々たるもので、

結果的に婚礼が増えれば、そこで利益が取れると考えてたんですけどね。

そういえば、サイトLPとSNSの運用まで請け負います。

なんて話してたのを思い出し、あの金額で受けてなくて逆に良かったのかもしれない。

これも経験値。

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