見出し画像

死ぬ前に後悔する5つのこと

4月の頭に父が脳梗塞になりました。

母が救急車をすぐに呼んだので一命を取り止めましたが、もし

発見が遅れたたら、母が救急車を呼ばなかったら、

亡くなっていたそうです。

そんなこともあって、ある本を思い出しました。

「The Top Five Regrets of the Dying」(死ぬ瞬間の5つの後悔)

この本は、緩和ケアに従事した方が書いた本です。元々はブログだったのですが、数年前に出版されました。

彼女は、残りの寿命が3〜12週間だと宣告された方を看病して、数多くの人々を看取ってきたそうです。

その時、多くの患者が、共通して口にする後悔がありました。

原本のブログから、トップ5の後悔を紹介します。


第1位 他人に期待された人生ではなく、自分の心に忠実な人生を送る勇気があればよかった。

一番多くの人が口にした後悔はこちらでした。人生の終わりを迎えたことを理解し、人生を振り返ると、実現されることのなかった夢が多くあります。ほとんどの方が、自分の半数の夢を実現させていなかったのです。

多くの人が、自分の夢の実現は、全てこれまでの自分の選択肢に掛かっていたのだと最後に悟って亡くなりました。自分がどの道を選択するか、日々どんな選択するか、そして何を選ばなかったのか、全て自己実現に繋がっているのです。


第2位 そんなに働かなければよかった。

これは看取った全ての男性患者が口にしました。多くの時間を仕事につぎやし、子供たちが幼い時や、成長していく瞬間を見逃したり、パートナーとの時間もあまり持てていなかったのです。

もちろん、この後悔を口にした女性もいました。しかし、当時、女性の多くは稼ぎ手ではありませんでした。看護した男性は皆、彼らの人生の多くを、仕事や昇進の階級で過ごしたことを深く後悔していました。


第3位 自分の気持ちを表現する勇気を持てばよかった。

多くの人々が他者との友好関係を平和に保つために、自分の気持ちを抑えています。それが仕事やプライベートで重なり、その結果平凡に落ち着き、本来彼らが、成りえた人物になることができませんでした。

プライベートなどで家族や友人に本音で生きられなかった人たちは、その苦味や恨みを抱え続け、そのことに関連する多くの病気を発症しました。


第4位 友達と連絡を取り合っていたら良かった。

多くの人は、人生最後の数週間を過ごすまで、旧友の大切さを知らなかった、と言います。連絡を取ろうと思っても、連絡先が掴めないことが大半でした。

多くの人々が自分たちの生活にとらわれすぎて、旧友との友情関係を維持していなかったのです。友人を大切にしていなかったことには、多くの深い後悔がありました。死に直面した時、誰もが旧友に会いたがっていました。


第5位 自分自身を幸せにしてあげればよかった。

幸福は自分の選択であることを、大半の人が、死を前にして理解しました。古い習慣に囚われ、日常の普遍さは、「快適さ」をもたらしていました。変化を恐れて、行動できなかったり。その変化を恐る気持ちは、自分自身や家族が、現状に満足していると錯覚させていました。

お腹の底から笑えること、自分が楽しいと思えることをもっとすればよかった。変化を恐るよりも、線から外れて好きなことや旅行でもすればよかった、と多くの人が言いました。

人生の最後でベットに伏している時、他人があなたをどう思うか、なんて頭にありません。


〜最後に〜

彼女のブログにはこうあります。


" 自分の死亡に直面すると、人々は大きく成長します。

私は他人の成長能力を過小評価すべきでないと学びました。

死を直前にし、大きく変わられた方もいました。

予想される通り、最後の数週間を生きる中で、それぞれの人が、さまざまな感情を経験します。

「私は死なない」という死の否定や、死への恐れ、怒り、反省、そして、また否定へ。

しかし、やがて最終的に彼らは死を受け入れていました。

全ての患者さんが、死を前に、心の平穏を見つけることができたのです。" 


"People grow a lot when they are faced with their own mortality. I learnt never to underestimate someone’s capacity for growth. Some changes were phenomenal. Each experienced a variety of emotions, as expected, denial, fear, anger, remorse, more denial and eventually acceptance. Every single patient found their peace before they departed though, every one of them." ーBronnie Ware



この記事が参加している募集

読書感想文

Thank you very much!