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研究室1年目を終えて後悔したこと

僕は現在大学4年生です。理系研究室で卒論の締め切りに追われています。卒論を書きながら思うことがあります。それは卒論を研究室に入った当日から書き始めるべきだったということです。しかし、これに気づけなかったことが人生レベルで最大の学びに繋がりました。

研究室は何をする場所なのか

研究室では研究をする場所。さらに言えば、なぜ研究をするのか?どういう経緯を持ってその研究をするに至ったのか?というバックグラウンドがあって研究室が存在しているわけです。ですが、僕は研究室に入って教授の手伝いから始め、何をやっているかわかっているつもりでしたが、分かっていないことが沢山ありました。何が分かっていなかったのでしょうか、それは論文を書くことで初めて分かったことです。

研究目的を説明できるか?の意味

何々に問題点があって、それを解決するためにある手法を用いる。そして、その手法を用いて現れた結果で何を評価できるのか、評価によって何が考えられるのか、最後に問題点に対してどうなったのか。というすべてが一貫したストーリとして展開されています。つまりこのストーリー展開をすべて想定したうえで初めて実験という手法に取り掛かるわけです。ですが、研究室に入りたての僕は実験をして評価することが目的化されていて、バックグランドに対する解決案としてこの実験に至ったことを理解していませんでした。つまり、研究室の配属が決定した時点で卒論は始まっているのです。意味のない言動や行動はないということを実感しました。高校時代教科書の内容に根本的に疑い質問(証明までのプロセス)していた僕を、馬鹿扱いし人格否定されたことを思い出しました。君は考えすぎだよ、社会不適合者だ仙人になれば?と高学歴の塾講師に言われたことを思い出しました。それ以来僕は公式の根本を疑うのを辞めました。ですが研究ではその習慣が武器になるのです。ちなみに、元大学講師だった高校の先生の授業はスッと理解できた。ぜひ研究室に入る予定の方は、先生の経歴や論文から先行研究にあたる文献を読み漁って、先生が何に問題意識をもっているのか明確にしておくべきです。

研究から論文執筆を通して得られた思考方法

人生に対して問題意識を常に持ち、それをどう解決すべきか考えたり、他人がどう解決に至って結果どうなったか、じゃあ僕は何を用いて解決するのかというプロセスで生きていくことが可能です。時間が許す限りこの思考を行い続けたい。ノートを書く時も考えている。深く考えていることで人生を謳歌できているはずだ。

#日記 #考え方 #思考 #研究室 #理系 #人生 #後悔

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