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嫌なことは分けると解決するかも

最近は在宅勤務の選択肢があるため、南の島の大王よろしく雨が降りそうな日は在宅勤務をキメることができた。ところが、昨日はどうしても豪雨の中で出勤しなければならない用事があった。

雨の日の通勤は嫌なことはたくさんある。電車は遅れやすいし、乗れても混んでいるし、車内は湿っぽいし、濡れた誰かの傘が当たるし。中でも憂鬱なのは靴が濡れて気持ち悪いことだった。

そういえば近所だとクロックスで済ませるので、新しい靴を買ってからわざわざ雨の日に履いて出かけるのは初めてだった。メッシュ素材の靴は軽くて涼しくて気持ち良いのだけど、雨の日には想像以上に浸水する。ちょっとした水たまりを踏んだだけなのに、最寄駅に着く時には靴下まで濡れていた。

今日も一日、気持ち悪い思いをして過ごすのかと思っていたら、電車を乗り換える頃には靴下もろとも乾きかけていた。濡れるのも早いけれど、乾くのも早い。これはコロンブスの卵だった。

私は靴が濡れるのが嫌なんじゃなくて、乾かないのが嫌だったんだ!

今まで、1. 濡れることと、2. 乾かないことが切り離せない一連の体験だったので、1. の時点でその先の2.を予期して「あぁ憂鬱だ」と思ってきた。でも分けることができれば、1. そのものは別に嫌いじゃないんだという気づきがあった。

そう思うと、漠然と「嫌だなぁ」と思っていることも、実は分けて考えれば解決の糸口が見えるかもしれない。例えば、隣で煙草を吸われるとなんとなく嫌な気がするけれど、タバコを「吸う」こと自体が嫌なんじゃなくて、その後に煙を「吐く」のが嫌なんだ。もしそんなタバコが発明が生まれたら私の印象も変わるかもしれない妄想。

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