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釧路・道東

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釧路または道東をテーマにした記事をまとめています。
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#釧路市

#0139 問題は人口減少ではなく人口密度

#0139 問題は人口減少ではなく人口密度

一昨日の木下斉さんのVoicyは、地方都市の在り方を考えるうえで気付きの多い放送でした。

日本の人口増加フェーズは終わり、人口減少社会に入りました。

もう昭和や平成のようなマチの賑わいを復活することはできません。そう簡単に。

地方創生も人口を増やすことを目指した「活性化」対策が主でしたが、人口減少社会においては、自治体間で人口を取り合う不毛な競争を行うことになります。

これからは人口の多寡

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#0103 釧路駅高架化に対するモヤモヤ

#0103 釧路駅高架化に対するモヤモヤ

2月21日(水)「第3回釧路都心部まちづくりフォーラム」のYouTubeライブ配信を傍聴していました。

本当は現地を訪れてチャンスがあれば登壇者や行政の皆さん、会場にいらした方々とも意見交換をしたかったのですが、会社の仕事が山盛りでライブ配信を傍聴していました。本当に無念でなりません。

釧路駅高架化やウォーカブルなまちづくりなどの構想は、報道や釧路市の公表資料で拝見していましたが、資料から色々

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#0080 自動運転バスと地方公共交通の未来

#0080 自動運転バスと地方公共交通の未来

大和総研から興味深いレポートが出ていました。どこの地方も運転手不足に悩まされており、北海道や釧路市で便数減などのニュースはたびたび目にするようになりました。住民の生活の足でもあり、観光産業では駅や空港と宿泊施設や観光名所との移動手段としての活用も期待されます。レポートを読んでの感想や将来の展望についてリサーチした内容を綴りたいと思います。(2805文字)

○レポート要約このレポートの内容を要約す

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#0004 港湾について あれそれこれ

#0004 港湾について あれそれこれ

釧路港を変えたいなと思うその前に

港湾に関わる法律関係(港湾法、都市計画法等)が複雑であり、MOO周辺を含む港湾エリアの再開発がなかなか進まないには理由があるのではないかとの想定の下、もしかすると開けてはならない箱かもしれない、港湾法と都市計画法を調べてみた。
すると、色々とハードルが出てきた一方で、もしかしたら?と思える部分も見えてきたのだが、まずはあまり面白くないところを一度整理してみたいと

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#0007 港湾法改正による「みなとまち」再興の可能性

#0007 港湾法改正による「みなとまち」再興の可能性

港湾法改正(2022年12月施行)の概要

港湾におけるカーボンニュートラルの推進

パンデミック・災害時の港湾機能の確実な維持

港湾の管理・利用の効率化と質向上

7月初旬に公民連携事業の有識者の方々と意見交換をさせていただく機会に恵まれ、2022年の港湾法改正(概要上記)により、港湾版Park-PFIのような手法が採用できるようになった旨、レクチャーいただきました。
今回は上記のうち 3.に

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#0055 釧路湿原の未来を守る取り組み

#0055 釧路湿原の未来を守る取り組み

昨日に続いて釧路湿原の話題を。

釧路湿原は、その広大な自然と多様な生態系で世界的にも注目される場所です。この地域は、丹頂鶴をはじめとする野生生物の多様性に富んだ豊かな生態系を維持しています。しかし、この貴重な自然環境は現在、太陽光発電所の開発によってその存続が危ぶまれています。私は金融の端くれですが、こういうプロジェクトに投融資している銀行やファイナンス会社があると思うと憤りを感じます。

太陽

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